卓話時間
第1498例会
2011年05月16日 (月曜日)
- タイトル :
- 広島駅周辺の再開発について
- 卓話者 :
- 広島市俊活性化局都心槌開発部
広島駅周辺地区整備担当部長 竹内重喜氏
本日は広島中央ロータリークラブの皆様に本市の取組について説明させていただく機会をいただき、ありがとうございます。本日は、「広島駅周辺の再開発について」というテーマで話をさせていただきます。
広島市がさらに魅力ある都市となるためには、都市全体を牽引する都心の活性化が重要です。こうした魅力ある都心づくりに向けて平成17年に「ひろしま都心ビジョン」を策定しています。その中で、紙屋町・八丁堀地区(拡大都心核)と広島駅周辺地区(新都心成長点)の2つを重点地区に位置づけています。
次に、広島駅周辺地区のプロジェクトについて、紹介します。まず、広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)周辺地区の集客施設等の整備についてです。平成20年4月に事業予定者を決定しており、東側のB地区は平成24年度中に整備し、西側のA地区は平成27年度までに事業化することを目指しています。
新幹線口地区の若草町地区市街地再開発事業については、全ての再開発ビルがオープンし、本年3月に事業が完了しています。また、二葉の里地区の整備については、平成20年3月に、関係機関で組織する協議会において「二葉の里地区まちづくり基本計画」を策定するとともに、地区計画等により民間開発の適切な誘導や景観に配慮した街並みづくりを図っていくこととしています。基盤整備については、本年2月に施行者であるUR都市機構が工事に着手し、平成25年度の完成を目指しています。さらに、新幹線口地区と南口地区を連絡し、広島駅周辺地区の回遊性の向上を図るため、本市において広島駅自由通路やペデストリアンデッキ等の整備にも取り組んでいます。
続きまして、南口地区の市街地再開発事業についてです。Bブロック市街地再開発事業については、地元が設立された再開発組合が本年3月に大型商業店舗と保留床取得に関する覚書を締結し、現在、事業計画変更認可の手続き中です。今後、組合において、この認可を受け、権利変換計画を作成して、平成24年度の建築工事着手、平成27年度の竣工を目指しています。
Cブロック市街地再開発事業については、地元が設立された準備組合が昨年10月に都市計画提案され、本年4月に都市計画決定されています。また、同じく本年4月には準備組合において事業パートナーとなる建設業務代行者を決定され、現在、再開発組合の設立に向けて調整を進められています。今後、組合設立認可を受け、平成25年度の建築工事着手、平成27年度の竣工を目指しています。
本日は広島駅周辺地区の各プロジェクトの紹介をさせていただきました。本市としては、今後これらの取組を推進することにより、広島駅周辺地区が本市の玄関口にふさわしく、広島らしい「まち」となるよう、取り組んでいきたいと考えています。引き続き、皆様方のご理解とご協力をいただきますようお願いしまして、説明を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。