卓話時間
第1496例会
2011年04月25日 (月曜日)
- タイトル :
- 会員リレー卓話
- 卓話者 :
- 金井征男君「ロータリーについて」
嶋本文雄君「120歳まで生きるには」
ロータリーについて 金井征男君
入会当時を振り返り、思うがままにスピーチ。これと言って特に記載事項は、なしとします。
120歳まで生きるには 嶋本文雄君
人は120歳ごろまで生きられる。これには、はっきりとした根拠があり、フランス人ジャンヌ・ルーズ・カルマさんが1875年2月21日 - 1997年8月4日の122年と164日間生き、世界最長寿人物の記録を彼女が現在も持っている。その彼女に、120歳の誕生日に「長生きの秘訣はなんですか」とインタビューされた。 彼女は「病気をしないこと」と明解に答え、その当時から彼女は現在の日本の医療が一生懸命に取り組んでいる健康寿命、介護予防を実践していたことになる。実際85歳からフェンシングをはじめたということは、最低40から50歳は、若い、すなわちアンチエイジンを習得していたことになる。アンチエイジンの実践には、食事、運動、生きがいの3つが重要といわれている。確かにこの3つを無視して、生活するとほぼ100%肥満、糖尿病、高血圧、癌等の生活習慣病になれる。すなわちアンチエイジンを実践し老化を止めれば、病気にもならなくていい。
一方昔から野菜は、体に良いと言われており、1990年に米国立ガン研究所が「デザイナーフーズ・プログラム」という莫大なお金を使った5年計画のプロジェクトを発足させ、癌に効く野菜を示せてくれた。これらの野菜の効果は、外界の環境ストレスの中でも生き抜くために野菜自身が作っている生理活性物質ファイトケミカルが、アンチエイジングとしての抗酸化作用などのに重要な働きをすることもわかってきている。
最近注目のファイトケミカル
強力な大腸発癌剤DMHを、ラットに投与して、コーヒー、数種の野菜からなる野菜スープ(ファイトケミカル)、高脂肪食を水または普通食の代わりに投与した。結果は、野菜スープ群は、普通食投与の時のみ抗肥満効果、抗腫瘍効果が著明に認められた。しかし高脂肪食投与時には、まったくスープの効果はなく、高脂肪食の肥満作用、腫瘍促進効果のみ認められた。コーヒーもややスープの作用に劣るが、抗肥満効果、抗腫瘍効果が見られた。結論としてファイトケミカル・コーヒーは脂肪の少ないバランスの良い食事においてのみ大腸癌を予防する 。
高脂肪食に、たくさん野菜を食べてもけっして体にはよくない。 植物が外敵や気候から自分の身を守るために身につけたファイトケミカルを食べて、我も強いカラダを手に入れば、120歳までRCで社会奉仕ができる。