卓話時間

第1747例会
2017年04月17日 (月曜日) 12:30
広島原爆障害対策協議会 平松恵一会長(RC会員)
同協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(RC会員)
広島市医師会臨床検査センター  谷敷圭美センター長
第1746例会
2017年04月10日 (月曜日) 12:30
アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
脚本家 鴨 義信氏

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第1494例会

2011年04月11日 (月曜日)

タイトル :
新会員卓話「MICEについて」
卓話者 :
中野忠昭君

中野忠昭君

MICEとはMeeting,Incentive,Convention,Exhibitionの4つのビジネスの頭文字をとった造語で1980年代にシンガポールで生まれた言葉だといわれています。現在ではアジアや豪州圏で使われている言葉です。
MICEについてはこれまでいくつかの重要な提言等が政府によってなされてきました。私が働いておりますプリンスホテルでも全社をあげて昨年から本格的な取り組みを始めております。その取り組み開始の告知を日本経済新聞等にも複数回掲載いたしました。
なぜ政府がこのようにMICEを推進し、当社も推進するかと申しますと、MICEを誘致することには次の2つの意義があると考えられます。1つには「国際交流の進展と地域の活性化」そして2つ目は「大きな経済効果」があげられます。
「経済効果」について、過去におこなわれた国際会議や大型展示会の経済効果の実例を検証しましてもMICEが一般的な観光旅行に比べて高い経済効果があることがわかります。また首脳級の国際会議となるとその経済効果の額もたいへん大きくなります。最近の例でみますと2008年に実施されました北海道洞爺湖サミットでは634億円、また昨年横浜でおこなわれましたAPEC首脳会議は456億円であったとの調査結果が発表されております。
APECにつきましてはここ広島で日本APECの第1回会合として高級実務者会合(SOM1)が当グランドプリンスホテル広島を中心に実施されました。昨年はおかげさまで当グランドプリンスホテル広島においてその他にもインターアクションカウンシル(OBサミット)やノーベル平和賞受賞者世界サミットなど数多くの国際会議をお手伝いさせていただくことができました。
さて、広島におけるMICEの経済効果を考えてみますと国際会議参加者の1人あたりの消費額は一般観光客の2.27倍であったというデータがございます。一般的には2.5~3倍の経済効果があるといわれておりほぼ平均的な結果が残っております。
MICEの日本での市場規模は1兆円~1兆2千億円といわれております。これがどのくらいの規模かと申しますと2010年の医薬部外品の市場規模が1兆1,111億円というデータがございますのでほぼ同等と言えると思います。日常多くの医薬部外品をわたくしたちは利用すると思いますがそれと同等の規模があるということです。
さて世界の国際会議の開催状況をみてまいりますと1位アメリカ、2位シンガポールに続いて日本は5位538件と前年の2008年から1位後退しております。
次に日本国内における国際会議の開催状況をみてまいりますと広島は年間8件で北九州、新潟と並んで12位という状況です。なぜ世界的にも知名度の高い「ヒロシマ」で開催される国際会議の開催件数が少ないのはなぜかというと、「開催できる会場が少ないから」というのが業界の通説です。実際に会場別の国際会議の開催状況を見てみましても上位43位に広島の施設は1件も入っていないことがわかります。とりわけ、多目的に利用できる「展示会場」の小ささが大きな要因と業界ではみなされています。
課題も多いのですが当社が掲げている「MICEでニッポンを元気にする」、そして広島では「MICEでヒロシマを元気にする」を目標として引続き努力してまいりたいと考えております。
ご清聴ありがとうございました。

Posted by 事務局 at 12時30分

2016-2017年度

本日の広島中央RCの予定

2017 6/30Friday

12:30 PM
ホーム例会
13:40 PM
次年度理事役員会

これからの広島中央RCの予定

今月の予定更新中!!
予定更新までもうしばらくお待ちください。

今月の予定と例会変更

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