卓話時間

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2017年04月17日 (月曜日) 12:30
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アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
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第1365例会

2008年02月25日 (月曜日)

タイトル :
「地域で必要とされる、ぬくもりのあるラジオでいたい」
卓話者 :
徳光国弘君

きょうはRCCラジオについてお話しさせてください。
タイトル「地域で必要とされる、ぬくもりのあるラジオでいたい」

【RCCラジオ】
民間のラジオ局は全国に101局あります。
そのうち中・短波のAMラジオは、48局(残る53局がFM)
広島の民放ラジオはAMがRCC1局と、
ひろしまFM(コミュニティFM除く)のあわせて2局です。
大都市ではたとえば、東京はAM・FMあわせて、7局、
これを関東エリアに広げて数えると15局あります。
地方ではラジオ1局あたりのリスナーへの浸透度がかなり高いのです。

RCCラジオは1952年10月1日に免許をうけて、ことし56年目。
年間の売上高は2006年度が約20億7700万円。
RCCは全国FMも含めた101局のラジオ局の中で、
19番目の売り上げです。

【RCCラジオの番組】
ところで、どんな番組があるのか、その一つが、
世良・横山コンビが広島の朝に笑いを贈る「ごぜん様さま」という番組です。
「広島のラジオリスナーで知らない人はいない」
といわれるほどの人気番組です。
<「ごぜん様さま」 月~金 午前9時~11時半 など紹介>

RCCラジオでは、全放送時間のうち、
およそ4割、東京の局などの番組を放送してますが、
残る約6割はすべてこうした自社制作番組です。

【青春ラジオ】
RCCラジオのコンセプトは「青春ラジオ」
いつまでも青春、輝いていてください、というメッセージをこめて、
聞く人に元気と温もりを届けたいと思ってます。
毎年、若手シンガーソングライターに、
「青春ラジオ」のオリジナルジングルをつくってもらっています。
2007年度は、NHK紅白に初出場した馬場俊英さんにお願いしました。


【カープ中継】
RCCから全国発信する番組もあります。「プロ野球」です。
ホームゲームはRCCが制作して、一部を各地の放送局に中継送りしてます。
その模様が、去年のTBSラジオハプニング大賞に選ばれました。
一柳アナウンサーが突然入ってきたスズメバチに襲われながら、
実況しているシーンです。
<去年6月23日カープ・楽天戦の広島市民球場 実況 一柳 解説 木下>


【地域の暮らしに安心と温もりを】
普段からリスナーに親しんでいただいているからこそ、
いざという時、ラジオは皆さんのお役に立つことができると思っています。
阪神大震災の時、関西のラジオ局には、
大勢の方から「電気も使えなく、余震が続く中で不安だったが、
ラジオで普段聴馴染みのパーソナリティの声が聴けて安心した」という
声が寄せられました。
また、ラジオはいち早く「災害報道」から
「生活情報」に内容を切り替え、
大切な情報を届けることを心がけています。
その一つが、生命に関わる情報です。
いま広島市医師会さんとは、
「中区の◎◎病院では〇〇薬が足りないので、
近くの病院はもってきて欲しい」など、
通信手段がなくなった場合に備えた放送呼びかけができるよう、
普段からコミュニケーションを密にしています。
<コーナーで医療情報>

【緊急地震速報】
またRCCでは今年4月1日から緊急地震速報を放送することにしてます。
緊急地震速報は、
地震が発生した初期微動(P波)を感知して
続いて本格的地震がくることを気象庁が発表するものです。
ラジオで伝えると、「急ブレーキを踏んで追突」などの
二次被害が予想されるので、
「あわててブレーキを踏まない」ことを
放送で十分広報してからスタートしようとしているところです。

【ラジオの将来】
さて、最後にラジオの将来についてです。
いまテレビはデジタルに移行しようとしてます。
アナログテレビが2011年7月24日に停波したあと、
その1チャンネルから12チャンネルの一部電波帯域を使って、
デジタルラジオがスタートする見通しです。
東京と大阪では既に実用化試験放送が始まっていますが、
広島での計画はまだ白紙です。
テレビはアナログ放送を完全にやめるのですが、
ラジオはアナログ放送を続けながら、
デジタルへの道をさぐることになっています。
新規参入の道もあります。
最初に触れました、「広島に2局の民放ラジオ」という図式から、
ラジオ放送局が増える可能性があり、
リスナーの選択肢も増えることになります。
いま、聴くための機械もどんどんデジタル化する方向です。
困ったことに、
デジタルラジオ放送には機械だけでも数億円の投資が必要です。
広告費のラジオ売り上げがインターネットに抜かれるご時世で、
デジタル化をどうとらえるか、私たちの大きな悩みです。

それでも「地域で必要とされる、
ぬくもりのあるラジオでいたい」ことに変わりありません。
厳しい環境に知恵をしぼって対応し、
良質な番組を届け続けたいと思ってます。
よろしくお願いいたします。

                            以上

Posted by 事務局 at 12時30分

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