卓話時間

第1747例会
2017年04月17日 (月曜日) 12:30
広島原爆障害対策協議会 平松恵一会長(RC会員)
同協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(RC会員)
広島市医師会臨床検査センター  谷敷圭美センター長
第1746例会
2017年04月10日 (月曜日) 12:30
アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
脚本家 鴨 義信氏

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第1576例会

2013年03月11日 (月曜日)

タイトル :
新会員卓話「自己紹介」
卓話者 :
影本正之君

影本正之君

自己紹介という題ですが、まず最初に経歴を中心にお話して、その後に、自分が医師として35年間携わってきた癌の放射線治療について概略を紹介し、最後に、私の昨年からの新たな職務である広島市の病院事業についてお話して自己紹介といたします。
 まず、経歴を中心とした紹介ですが、私は広島市袋町で生まれ、現在61歳です。修道高校から広島大学医学部を卒業しましたが、学生時代はサッカー部に所属し、サッカーと飲み会にほぼ終始していました。大学を卒業し、放射線科医となりましたが、きっかけはクラブの先輩に誘われたのと写真が好きだったという、まともではない理由ですが、医師3年目で“癌の放射線治療”という日本では大変マイナーな診療を専門とすることにしました。放射線をあてると、切らずに癌が消えてしまうことに興味を持ったからですが、先進施設での勉強のため国立がんセンターに1年間出張し、昭和63年には米国コロンビア大学において臨床現場の見学という経験をしました。2施設では、当然ながら多くの知識、経験を得ることができ、その後の診療の礎となりました。広島大学病院に勤務した後は、平成元年から昨年の3月まで23年間、広島市民病院に在籍しましたが、平成19年からは副院長となり主に医療安全、医療連携を担当しました。その間、広島大学医学部臨床教授、広島市医師会理事、広島市立看護専門学校校長を兼任し、様々な貴重な経験をするとともに多くの知己を得ました。
 次に放射線治療についてですが、日本と欧米では同じ癌でも治療手段の選択に大きな違いがあり、特に子宮頸癌はその代表例であり、日本では高率に手術が選択されることが多いのに対し、欧米では治療による障害が少ないとして早期の癌から放射線治療が選択されています。このように、日本と欧米では放射線治療に対する認識が大きく異なっていますが、放射線治療で癌が根治できるということを皆さんに少しでも理解してもらえばと思い、私が経験した手術せずに治った喉頭癌、食道癌、乳癌の方の画像を提示します。
昨年4月からは、広島市の病院事業管理者・病院事業局長という新たな職となりました。週1日は広島市民病院での診療を継続していますが、それ以外の日は広島市役所本庁で行政の仕事をしています。主な業務は、広島市立である広島市民病院、安佐市民病院、舟入病院、総合リハビリテーションセンター、安芸市民病院の5病院の管理、運営です。各々の病院の概要は、広島市民病院、安佐市民病院は、救急や手術を主体に診療を行う典型的な急性期病院であり、舟入病院は感染症を扱う病院として開設され、現在は肺炎などの感染症とともに、広域から全国第2位の患者数という年間4万人の小児救急患者を受け入れている病院です。総合リハビリテーションセンターは、平成20年に開設された新しい施設ですが、対象患者は脳卒中や交通事故などによる中途障害者であり、回復期リハビリテーションを主に行っています。受傷後2-3ヶ月の方が多いのですが、精神的に不安定な時期に入院された方を、自宅での生活が可能な状態にまで回復させるという重要な役割を担っています。
今後、広島市立病院は安芸市民病院を除く4病院を一群として、経営形態を現在の地方公営企業法による形態から、平成26年4月に独立行政法人へと移行します。独立法人化した際の経営効率化による不採算部門の縮小を心配される方もおられますが、救急医療、小児医療、周産期医療など市民に不可欠な政策医療はしっかりと継続し、職員の増員が容易になるなど経営の自由度が増しますので更なる医療サービスの向上を図る予定です。

Posted by IT at 12時30分

2016-2017年度

本日の広島中央RCの予定

2017 6/30Friday

12:30 PM
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