卓話時間

第1747例会
2017年04月17日 (月曜日) 12:30
広島原爆障害対策協議会 平松恵一会長(RC会員)
同協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(RC会員)
広島市医師会臨床検査センター  谷敷圭美センター長
第1746例会
2017年04月10日 (月曜日) 12:30
アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
脚本家 鴨 義信氏

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第1468例会

2010年08月23日 (月曜日)

タイトル :
新会員卓話「弁護士10年、ロータリー1年」
卓話者 :
芥川 宏君

芥川 宏君

1.自己紹介
演題を決めた後、指折り数えたらまだ弁護士「10年目」じゃなく、ちょっと鯖を読んでることに気づきましたが、あと2か月で10年になるので許していただきたいと存じます。
1973年10月16日生まれの36歳です。広島県東広島市八本松の生まれで、地元の小中学校を経ました。現在のメタボ体型から想像できないでしょうが、中学3年のとき卓球部で広島県ベスト16でした。その後,広大附属高校、上智大学法学部を経て、1999年に司法試験に最終合格。広島での司法修習(法曹実務家になる前に,実務に触れて研修をするもの)を経て、2001年10月に弁護士登録しました。2年半ほど,広島陵北ロータリークラブの渡部邦昭弁護士のもとで勤務し、2004年4月に芥川法律事務所を独立開業して、現在に至ります。
2010年4月から1年間は、広島弁護士会副会長にも就いております。
家族は、妻と今年6月に産まれた長男1人です。
日弁連では、2003年以来両性の平等に関する委員会に所属し、男女共同参画推進本部委員もしております。
また、広島大学法科大学院の非常勤講師もしております。
2.弁護士の仕事
よく「ご専門は?」と聞かれますが、これは弁護士には答えにくい質問です。
弁護士は、社会生活上の医師と言われ、よく医者になぞらえられます。医者も弁護士も、困った市民を救うという点での共通性があるからでしょう。ただ、医者は内科、外科、耳鼻咽喉科といった専門を掲げておられますが、弁護士は何でもいろんな業務を行うのが通常なので、そのような専門を掲げにくいのです。ある業務に特化している弁護士は稀です。
強いて弁護士が答えられるとすれば、「どのような事件をしていることが多いですか?」というものでしょう。私も専門化はしておらず、事件の種類として多い債務整理、相続、離婚、交通事故などを行っています。また、近年は企業の法律問題(契約書チェックなど)である企業法務もよく行っています。
また、弁護士の仕事には、相続、離婚などの民事以外に、犯罪を犯したとされる被告人の弁護をする刑事弁護も行います。私も刑事弁護も行っています。えてして刑事事件では、市民の皆様から弁護士に対しては、「何で悪者の味方をしてるんだ」と見られがちです。しかし、刑事裁判では、検察官、弁護人、裁判官の3名がいます。検察官はいわば「被告人は悪い」という役回りであり、実際に被告人が犯罪をしている場合には、基本的には検察官の言うとおりですから、検察官の方が分が良いように見えます。ただ、被告人にも良いところはあるわけで、被告人の良いところを言う役回りの者が誰もいなければ、伝えることができません。その被告人にもある良いところを言う役回りを、弁護士が担っているわけです。そして、被告人の悪いところを言う検察官と、被告人の良い面もあるところを言う弁護士の言い分を聞いて、真ん中にいる裁判官が判断をすることになります。
なお、刑事裁判については、2009年5月より裁判員裁判が始まっています。毎年1年ごとに、選挙人名簿の中から裁判員候補者名簿への登録がなされ、登録されると12月頃にお手元に届きます。そうなると1年間は裁判員に選ばれる可能性があります。もし、裁判員事件に呼ばれました際には、ご協力をお願い致します。
最近の報道で、弁護士の低所得化や就職難が言われています。弁護士の人数が増えすぎていることが原因であり、減らすべきだという意見が出てきています。弁護士の人数増加で、質の下がった弁護士も入ってきていることは否めません。人数を減らすべきという意見が出てくるのは、質の低下した弁護士が、市民(依頼者)に損害を与えてはならないためです。万一医師がミスをして市民(患者)に不利益を与えてはならないのと同様、弁護士もミスをして市民(依頼者)に損害を与えてはなりません。決して、今いる弁護士が自分たちの生活を守ろうとして言っているのではないことを、ご理解ください。
弁護士は、法的援助をする仕事ですが、一種のサービス業です。とはいえ、普通の物品販売サービスとは違って、自分の方からトラブルを抱えている人のところにズカズカ踏み込んで、広く売り込みにいくわけにはいかないので、この点は違うところです。
そのため、市民(依頼者)の方が、法律相談なり人づてなりで、弁護士のもとに来られます。このような人のつながり・縁で,弁護士のもとには事件が参ります。弁護士として大事なのは、日々の業務を誠実に行い、それを積み重ねて信頼を得ることだと考えております。
3.ロータリー1年目
このたびは、司法修習のときから約10年来お世話になっております緒方先生にお誘いいただき、3月から広島中央ロータリークラブにお世話になることとなりました。
ロータリークラブというと、当初は、私の勤務弁護士時代に所長が週1回昼に出かけてるところという程度の意識でした。今もまだ加入間もないので、正直ロータリークラブの何たるかはよく分かっていません。
とはいえ、弁護士もトラブルを抱えた市民のために奉仕する仕事であり、ロータリーも奉仕するものであります。今後は、ロータリークラブにおける奉仕を通じ、本業である弁護士の奉仕の精神も引き続き忘れずにいたいと思っております。


Posted by 事務局 at 12時30分

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