卓話時間
第1469例会
2010年08月31日 (火曜日)
- タイトル :
- 会員リレー卓話
「博報堂生活総合研究所・2007生活動力「多世帯社会」」
- 卓話者 :
- 冨里良一君
私の勤務している博報堂は、1981年に生活総合研究所を設立、以来年初に「生活予報」、2007年からはタイトルを「生活動力」に変えて提言・発表しています。
今日お話するのは2007年の生活動力「多世帯社会」です。
これからの日本は、「世帯の変革期」にあります。世帯の総数、1世帯あたりの人員、世帯の形態と分布、全てが大きく変化しています。国勢調査の推計によれば、2007年、標準世帯と呼ばれる[夫婦+子]の世帯数を[単独世帯]が抜くことになります。また[夫婦のみ]世帯も増加を続けています。このような世帯の小口化と多様化が進む結果、日本の総世帯数は過去最多の5,000万世帯を超えると予測されています。世帯の変容は大きなインパクトとなって、人々の志向やライフスタイルに影響をあたえます。そこには新たな課題が生まれ、それを支援するモノやサービスが必要になると考えられます。