卓話時間
第1354例会
2007年11月12日 (月曜日)
- タイトル :
- ロータリー財団月間に因んで
- 卓話者 :
- ロータリー財団委員会委員長 神保 紘君
クラブ管理運営委員会委員長 田原榮一君
ロータリー月間に因んで、ロータリー情報委員会は神保紘委員長が、近年のロータリー財団に関する卓話をおこなった。続いてクラブ管理委員会田原榮一委員長からDLPとCLPについての説明があるかと思ったら、偶然メーキャップ出席されていた岩森茂直前ガバナーにマイクが渡り経緯の説明をお願いした。「C」席に座ったのが悪かったのかと反省の弁もあったが、そこはガバナー経験者。各地区のDLPとCLPの取り組み状況を分かりやすく説明をして頂いた。これに懲りず是非メーキャップには当クラブにおいでください。
ロータリー財団を理解するために
新年度に入り5ヶ月が経過しました。
委員会としての反省、会員の方々へ理解を深めて頂くことを目的にして、この時間を使ってみたいと思います。
まず2007年5月20日萩で開催された地区協議会のロータリー財団分科会に話を戻してみたいとおもいます。
昨年までは会員増強、会員退会防止が一番のテーマでしたが今回はロータリー財団委員会が重いテーマになったと思います。
分科会での話の中心は
(1)財団の資金管理は・・
(2)ロータリー財団の役割が金集めに偏っていないか・・
(3)財団をクラブ会員に理解を深めて行くには・・
1.財団の資金管理について
財団の収入源、支出について少し勉強してみたいと思います。
収入面では、寄付などによるもので、財団が毎年行う使途を特定しない年次寄付と使途を提出する、恒久基金寄付、又ポリオプラスのように使途提出寄付などがあります。又、投資収益が毎年100万ドルはあるそうです。
ここで我がクラブの現状です。
年次寄付にはポール・ハリス・フェローが8名、重ねて1000ドルを出してベネファクターが受賞された方が8名、毎年100ドルを出す方が5名。まだ受賞していない方は是非手を挙げて頂きたいと思います。
支出では、人道的、教育的なプログラムがあり、ポリオプラス等もこれに当たります。
現在、2005年~2006年度の総資産は7億920万ドルになります。
2.ロータリー財団の役割が金集めにかたよってはならないが、クラブにCLPが導入されつつある現状では、ロータリー財団委員会の位置づけが少しずつ変わっていくのではないかと渡しは思います。
ロータリー委員会所属が私どもクラブでは変わってきております。ロータリー奉仕の内で職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕部門がそれぞれ一委員会となり、ロータリー財団は理事をもつ部門に変わり、又、広報委員会が重みをもってきたということに疑問をもちます。
ロータリー財団は金を集めること、その金を各クラブがクラブのの為に活用していくことが必要となってきたと思います。これは、マッチングブランドであり、地区補助金です。国外支援活動の場合、相手国が国際ロータリーで承認されている場合はマッチングブランドで申請していく。又、地区補助金で一回20万円(周年事業は除く)出していただき、国内の社会奉仕、職業奉仕、国際奉仕への奉仕活動へ、活用できる。ごく一般の植樹、車イスの寄贈等が該当します。
3.ロータリー財団への理解は、会員との話しの場を重ねていくことだと思いますが、奉仕活動が単年度から、2年、3年と計画を持ったものが必要となっていくと思います。
4.ロータリー財団を理解するために、シスター黒田さんの話をしてみたいと思います。
シスターク黒田(本名は黒田小夜子)さん。1942年広島生まれ、現在西アフリカ、ブルキナ・ファンという小さな国で「栄養失調児回復センター」で所長をしておられます。現在は病気や貧困・飢餓といった状況の中で、人間回復という目的のためにセンター運営をされて、初めてお世話をした子供達が10年経って立派に成長している様子を聞くと、この暖かい奉仕活動に感動を覚えました。
DLPとCLPについて