卓話時間

第1747例会
2017年04月17日 (月曜日) 12:30
広島原爆障害対策協議会 平松恵一会長(RC会員)
同協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(RC会員)
広島市医師会臨床検査センター  谷敷圭美センター長
第1746例会
2017年04月10日 (月曜日) 12:30
アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
脚本家 鴨 義信氏

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第1485例会

2011年01月31日 (月曜日)

タイトル :
会員卓話「糖尿病治療の考え方」
卓話者 :
大久保雅通君

大久保雅通君

糖尿病治療の考え方
近年糖尿病の患者さんが急増し、日本全体では一千万人を超える勢いである。昨年12月の某TV番組で、「患者さんの負担を劇的に軽減させ、症状を改善させる新薬が出た」と報道されてから、この薬についての問い合わせが多くなった。

糖尿病患者数の急激な増加

結論から言うと、この新薬はすぐれた薬であるが、糖尿病の治療を「劇的に」変えるところまではいかないであろう。今回は糖尿病治療の基本について皆さんと一緒に考えてみたい。

エネルギーはここを見よう

まず食事療法であるが、食事の回数や時間、間食・飲酒の有無などの基本的な情報だけでなく、おかずは肉系か魚系か、野菜を食べるか、外食の頻度についても把握しておきたい。また概して“早食い”の傾向の方が多いが、ゆっくり食べるだけで食後の血糖値が下がることが知られている。外食の際は、カロリー表示を積極的に活用することをすすめる。また可能ならば昼を弁当にすることはよい方法である。弁当法とは、ごはん(主食)、おかず(主菜)、野菜(副菜)の割合を3:1:2で詰めることにより、バランスの良い食事になるというものであり、ぜひ活用していただきたい。

運動するチャンスは必ずある

次に運動療法は、そのために時間をとってするというのでは長続きしにくい。日常生活の中でなるべく歩くことや、仕事の休憩時間に、自宅でテレビを見ながら、といった機会を利用して、活動の量を増やすことが望ましい。またこの機会に自宅で眠っている運動器具を活用してみるのもよいのではないだろうか。

治療をしている人は半分以下

糖尿病の治療は三層のピラミッドのような構造になっている。一番基礎となる食事療法、その上に運動療法があり、薬物療法はこれらの上に乗る形になっている。新薬も土台がしっかりしていてこそ、その効果を最大限に発揮することができるのである。

Posted by 事務局 at 12時30分

2016-2017年度

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2017 6/30Friday

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