卓話時間
第1443例会
2010年01月25日 (月曜日)
- タイトル :
- 新会員卓話
- 卓話者 :
- 江上 治君
「CTPTマーケティングを活用した中小企業の活性化」について
はじめに
昨年入会させていただきました、江上 治と申します。
出身は、熊本県の天草市の生まれです。
全国転勤のサラリーマンから独立し、資金も人脈もない中、広島で事業を始めまだ6年目に入ったばかりです。
昨年赤羽先生からご縁をいただきロータリクラブに入会させていただきました。
弊社が行っています事業は、保険営業を中心としたライフプランニング(FP事業)と中小企業のキャッシュフローを改善する為のコンサルティング事業です。
地域は広島と福岡にて、展開しております。
ここにいらっしゃる皆様にくらべ、経歴も浅く、人間的にも未熟な私ですが、本日は昨年度から展開している「株式会社企画塾のCTPTマーケティングを活用した中小企業の売上増による地域活性化」の話をさせていただきます。
本日は、以下の3点につきまして話を致します。
1点目は、「現状の社会情勢から考えた中小企業の救済の為の最善策」
2点目は、「株式会社 企画塾のCTPTマーケティングの解説」
3点目は、「売上増を活用した、広島地区においての地域活性化について」
です、よろしくお願い致します。
まず、1点目の中小企業を取巻く環境の話を致します。
ごらんいただいている資料にもございますように、中小企業を取巻く環境は悪化の一途をたどっております。
10年前と比較し、企業数で約90万社の減少、販売額で15兆円の減少となっており、又更に悲しい事に、日本国内の自殺者の内約30%が、自営業者でその原因は売上の減少によるキャッシュフローの悪化だと言われております。
近代においてマネージメントの父と言われている、「ピーター・ドラッカー」の著書によれば、本来の企業の目的は、顧客の創造であるとしています。つまり、利益のみを追求するのではなく、企業が貢献する対象となる顧客を創造していく事が、企業経営において最も重要であるとしています。つまり、自社の中で、特定の顧客ニーズにあった商品、サービスを提供する事が優先すべき手段であり、その特定ニーズに応える事が「事業の目的である」としています。
次の資料をごらんください、2000年を境とした日本の前後50年の時代背景を中心とした流れが、記載されております。今後日本は、人口減少の道が急速にすすみ、その影響により企業の売上も国内では特に急速に減少する事が予想できると思います。
こういった時代におきましては、まさに先ほどのドラッカーの言葉にありましたように、効果的な顧客を創造する為の、自社販売戦略の絞込みと、それを実現する為の、顧客ニーズに的を絞った、自社顧客分析の重要性が、求められているのだといえるでしょう。
2点目の話に移りますが、実は、株式会社企画塾のCTPTマーケティングは、以上のような現代におきましての、企業戦略において求められる課題を克服する上で、最善のメッソッドが盛り込まれた効果的な手段です。
又、中小企業の売上増を実現できる最善の手法であると私は確信しております。
それでは、次にCTPTマーケティングにつきましての簡単な解説と現在展開しております広島地区での地域活性化につきましての話を致します。
CTPTマーケティングは、株式会社企画塾の代表である高橋憲行氏が開発されました売上増の為のマーケティング手法であり、売上増を実現する最善の方程式であります。
高橋先生のプロフィールにつきましては、皆様のお手元のパンフレットをご参考いただきながら若干ご説明致します。過去に実績と致しましてパナソニック電工を初めとして日本を代表する大手企業の顧問を努められその事業変革期において、多大な成果を収められました。又、企画、マーケティングを中心に著書も100冊近く出版されています。
その後、そのノウハウをもとに、平成不況にあえぐ中小企業を活性化する為に、1999年より、全国各地に増販センターと呼ばれる組織を構築されています。驚くべき事にその功績、成果と致しまして、わずか10年ほどの期間でCTPTマーケティングを実行された中小企業の売上増の成功事例が判明しているだけで、全国各地で、1000近く誕生しております。弊社と企画塾様とのご縁は2年前に弊社の社員2名を、マーケティングプランナー養成講座とよばれるCTPTマーケティングを体系的に学ぶ講座に参加させ、結果、弊社のコンサル事業の売上が昨対比200%を超える成果を収めた事がきっかけです。又、高橋先生考案のCTPTマーケティングは、本当に魔法的な効果があり、弊社社員が企画し、CTPTマーケティングを取り入れた弊社の顧問先の売上増が1年で数倍になった実例も生まれました。高橋先生が講演の中で話され、実に感銘した言葉があります。それは、「企画とは」本来売上を挙げる為の手段であり、経営とは事業を企てる戦略に事の本質があるのだが、最近は安易に誰もが企画という言葉を使い言葉が一人歩きしていて本来の企画の意味とかけ離れた使われ方をしている、という言葉です。
私は、生意気に企業コンサル事業をしておりますが、その言葉に感銘を受けた一方で、自分の事業を振り返り地元社会と顧客に何も貢献できていない自分に反省を致しました。そこで、高橋先生に懇願し昨年末より、私が事業を展開する広島と福岡で、先生の直接のご指導と企画塾本部のご支援を受けてのマーケティングプランナー養成講座を今年1月より開始する事にしたものです。すでに、広島では経営者も含め20名をこえる方が受講され、4ヶ月後の成果が楽しみな状況となっています。又、合わせて地域の社会貢献と真の顧客思考をお持ちの税理士業の先生と共に広島にて増販センターを設立致しました。
私はすでに実績のある企画塾のCTPTマーケティングを活用した売上増の展開を着実にはかる事によりこれまで私が実現できていなかった、真の顧客貢献と社会貢献の実現が可能であると確信しています。
最後になりますが、私の個人的な価値観の話をさせていただきたいと思います。
最初に話を致しましたが、私は天草という島の出身です。
実家は代々事業を営む家系に生まれました、私が生まれた時は自宅を含め貸家が10件以上もあるほど裕福な環境だったそうです。私の父は私が22歳の時亡くなりました。
父が亡くなり初めて分かった事があります。父は祖父の代を含め、他人や身内の負債を肩代わりし、当時で1億円近くあった負債を一人で返済しながら私達家族の生活や、雇用していた社員の生活を守っていたのです。私の記憶では、父が仕事を休んでいる姿を1日も見た事もありません、経理から営業まで全ての事業を母とこなしていました、家族で旅行に行った記憶もありません。母もそのような経済的な事は何も知らせず私を大学まで進学させてくれました。負債は父が加入していた生命保険で、すべて消え、母は私の弟夫婦といまでも楽しく、地元で生活しています。
私は、本当に我が強く未熟な人間ですが、サラリーマン時代から常に所属した組織の貢献と自分自身に与えられた目標の成果を出す事には命をかけて取り組み達成して参りました。
他人に対する責任感や自らの仕事の成果に対しての責任感は亡くなった父の背中から学んだ事かもしれません。私は今展開している事業を使命感を持ちやりとげる事で、他人への貢献が足らなかった自分を反省し、真の社会貢献や顧客貢献を実現していきたいと思います。私は、お付き合いをしている偉大な経営者や書物を通じて学んだ事があります。
人生には名誉もキャッシュも必要ですが、一番大事な事は使命感と自分の誇りをもった生き方である事を、・・・自分の死後、三途の川を渡る際には、わずか6文銭しかいりませんから
本日は、すでに社会貢献をされている皆様の前で、私のつたない話を最後までおききいただきありがとうございました。
もし少しでもご興味がございましたらで結構です。
是非、広島企画塾を覗きにきていただければと思います。
ありがとうございました。