卓話時間
第1571例会
2013年01月28日 (月曜日)
- タイトル :
- 会員卓話
「巳年生まれ会員挨拶」その2
- 卓話者 :
- 黒瀬真一郎君、藤村欣吾君、村本憲康君、杉本嘉朗君
6回目年男 杉本嘉朗君
還暦の時「濡れ落葉」にならない様、次の5点を目標とした。①ゴルフのシングルになる ②スキーで一級をとる ③テニスを続ける ④囲碁で段位を取得する ⑤3冊/月読みこなす。である。①のゴルフは、毎日練習できないので、遊びのゴルフに変更。②のスキーは、アグレッシブなすべりをして、骨折等の危険を侵すべきで無いと、楽しむスキーを続行、③は、基礎体力を落とさない様に今でも続いている。④は、一応免状は四段を取得(実力は二段程度)。⑤の読書は一応何とか続いている。
72才となった今、何時迄出来るか判らないが、ぼけ老人にならない様、今迄通り頑張るつもりです。
6回目年男 黒瀬真一郎君
巳は、何度も脱皮を繰り返して成長することから、“再生の象徴”として新しい始まりを表す文字とされてきました。6度目の年男となり、ここまで戦中、戦後の試練の中家族をはじめ多くの方々との出会いに恵まれ、生かされてきたことを感謝し、心新たに脱皮・再生の歩みを始めたいと思います。
巳は、脱皮・再生、恩を忘れず、助けてくれた人に恩を返す、医学の神(ギリシャ神話に登場するアスクレピオスの持つ杖に巻きつき、WHOや米国医師会の旗に描かれている)、商業の神・・・等と言われています。再生、感恩感謝を心した1年としたいと願っております。
歴史上、巳年の特徴を振り返りますと、1893年[130年前)日清戦争が勃発して以、軍国主義が拡大、1941年(私の誕生)に第2次世界大戦が開戦、戦後民主主義・資本主義体制のもと飛躍的な経済発展を見ました。1989年ベルリンの壁が崩壊、2011年9.11米国同時多発テロ・・・が思い起こされます。2013年はどのような一年になるのでしょうか。地球市民すべての命が大切にされ、平和な年となりますように!
教育に関わって49年目を迎えます。これまで座右の銘として大切にしてきた「出会いを大切に、学び、働きかけて待つ」ことを家庭、学校、ロータリーで改めて心に刻み励みたいと思います。日々の生活で、目の前に起こる事象に一喜一憂しがちですが、このような時にこそ、「本当に大切なことは心の目で見なくちゃ、見えないんだよ」(童話「星の王子様」)にあるように、目に見えないものに目を注ぎたいと思います。そして、人間関係が希薄になる中で、繋がり、関わり合うこと、絆を強固にし、今年度、河野会長が提唱される「喜びの種を蒔く」ロータリアンとなるよう努めたいと思います。
もう一つ期したいことは、笑顔と健康です。ユーモア―のセンスを磨きたいとも思います。
「スチュワーデス 口で笑って 目はすわる」(心から湧き出る笑顔を)
「誕生日、ローソク吹いて、目がくらむ」(年相応の運動を) (柏木哲夫)
6回目の巳年に思うこと 藤村欣吾君
先ほど黒瀬副会長が話されましたが、過去巳年には歴史を変えるような大きな出来事が起こっています。
2013年の今年もすでにアルジェリアでの人質テロ事件が起き、これから何がさらに起こるのか不安な幕開けとなりました。しかし今年は非常におめでたいめぐりあわせで、天照大神や大国主命を祭る伊勢神宮や出雲大社ではではそれぞれ式年遷宮が行われる年回りとなります。そこで元来分子生物学者である村上和雄先生の言われる分子生物学者でも解明できないsomething greatに守られ残り11か月は何事もなく平和で、活力のある日本となることを願っています。
さて私ごとですが、私は真珠湾攻撃の5日後に生まれ今年で6回目の年男となります。ロータリーでは2回目で、前回は意欲的な抱負を述べさせていただいた記憶がありますが、6回目となりますとそろそろ人生が煮詰まってくるような気分になってきます。現在はお陰様で色々な仕事をさせて頂き、火の粉を振り払うような感じでありますので、煮詰まっていることを実感していませんが改めて年男の抱負となると、味が濃くなってきたことを考えざるを得ません。したがってなんとなく消極的となり威勢のいい言動はできなくなっているのが現状です。
しかし皆さんご存知のサミエル・ウルマンの詩「青春」にあるように「年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時に初めて老いが来る。歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ」を思い出し、これからはこの詩にあるごとく理想や目標、夢をも続けて生活することを心掛けたいと思っています。
私はこれまでずーと大学という組織の中で仕事をしてきました。しかし次の年男があるか否かはわかりませんが、少なくとも次の年男までには組織を離れなければならないのが世の習いです。
従って次の年男までに理想的な私なりの生活環境を作ることを目標に掲げ少しでも煮詰まることを伸ばしたいと思っています。幸い私たちの会員の約半数の方々は自分で組織を作っておられますし、このクラブには多くの若い活力のある方が入会されましたので、小生は”老いては子に従え”のつもりで教えを頂きながら年齢に鞭打ち「創造」をこれからのテーマとして掲げ次の年男を目指したいと思っております。これからもよろしくお願いいたします。
5回目年男 村本憲康君