卓話時間

第1747例会
2017年04月17日 (月曜日) 12:30
広島原爆障害対策協議会 平松恵一会長(RC会員)
同協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(RC会員)
広島市医師会臨床検査センター  谷敷圭美センター長
第1746例会
2017年04月10日 (月曜日) 12:30
アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
脚本家 鴨 義信氏

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第1518例会

2011年10月31日 (月曜日)

タイトル :
ゲスト卓話「心筋梗塞予報 この冬早死にしないために」
卓話者 :
松村循環器・外科医院 松村誠氏

松村誠氏

1. 早死と生活習慣病
 2010年の日本人の平均寿命は男性79.64、女性86.39歳で、世界一の長寿国を誇りつづけている。しかしその一方で、高齢者といわれる65歳に達することなく、この世を去っている人(超早死)は、全死亡者(約119.7万人)の14.7%(約17.6万人)、80歳に達することなく亡くなった人(早死)は、およそ53.3万人にも上っている(約44.5%で半数近い!)。人生80年の今、80歳未満であの世へ往くのはあまりにも早すぎであり、まさに早死といえる(厚労省・人口動態統計2010)。
 早死はつきつめれば老化異常である。早死の三大死因であるがん、心臓病、脳卒中はいわゆる生活習慣病であり、老化により発症すると考えられている。すなわち、早死を防ぐということは、いかに老化を遅らせるかということといえる。あなたの生活習慣をよりよくし、老化を遅らせ、早死することなく、天寿を全うしよう!
2. 新・早死防止7つの生活習慣術
(1)タバコ (タバコ1本で14分30秒寿命短縮。全がんの30%、肺がんの70%はタバコが原因。喫煙者は、勃起不全になる可能性が非喫煙者より4倍高い。)
(2)食事  (肉、魚、卵、牛乳、豆腐の動物性・植物性タンパク質をしっかり摂り、あっさり塩味・脂味。食物繊維の豊富な緑黄色野菜をたっぷり、ご飯を中心に豊富なおかず)
(3)運動  (メタボリックシンドローム対策には、毎日か、1日おきに20~30分間の運動を。ニコニコペースで心と体をリフレッシュ。体力の基本は筋力、1日10分間のダンベル体操で、内臓脂肪型肥満を防ごう!)
(4)休養  (7時間台の睡眠時間が最も死亡率低い。午後2~3時の間で15~30分の昼寝。)
(5)ストレス(うつ病は5人に1人はかかる「脳のカゼ」、とにかく寝て体を休める。頭を使い気は使わず、物事ほどほどこだわらず。ユーモアと趣味を持ち、生きがいを見つけよう!)
(6)酒   (適酒「ビールなら1本、酒なら1合、ワインなら2杯、ウイスキーならダブル1杯」で死亡率低下。日本酒は1合半で4時間後には肌がしっとり、肌荒れ改善。)
(7)気象  (健康を決める重要な因子に「気象」がある。健康情報としての病気予報が、全国で気象条件をもとに発表され、病気の予知・予防が一日も早く実現されることを期待したい。広島県医師会のホームページに「心筋梗塞・脳卒中予報」を毎日更新中(http://www.hiroshima.med.or.jp/)、日々の健康管理にお役立て下さい。)
3. 健康づくりは生き方革命!
 習慣を変えることは、人生を変えることである。「人生を変えなければ」の考えなしに、食生活の改善とか運動とか始めても三日坊主で終わる。目的を持った習慣がいつか結果を生み、毎日欠かさず続けていれば、人生は必ず変わる。つまり、自分はかくありたいとか、かくしたいとか、自分の人生のあり方を選択し、その選択した人生をめざし習慣をつづけてゆくことなのである。さあ、今日から習慣を変え、丈夫でしっかりした体をつくり、人生の後半も自立生活を送り、人生を豊かに生き通そう。そのことが天から授かった天寿を全うすることになる。
早死せんほうがええで!

参考文献
松村 誠 著「早死せんほうがええで」(2001ブックハウス)
      「春夏秋冬・病気注意報」(2003ブックハウス)
      「短命一家と長寿一家」  (2007メディクス)


Posted by IT at 12時30分

2016-2017年度

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2017 6/30Friday

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12:30 PM
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