卓話時間

優良従業員表彰

職業奉仕月間に因み会員企業から推薦された4名の方々を優良従業員表彰した。
広島赤十字・原爆病院　北川恵子様
ラボテック(株)　小松真由美様
三建設備工業(株)中国支社　山口和義様
(株)五　興　　中土　磨様

奉仕プロジェクト理事　黒瀬真一郎君

職業奉仕月間を覚えて
奉仕プロジェクト委員会　理事・委員長
黒瀬　真一郎
10月は職業奉仕月間です。そのことに因んで、今月は優良職業者表彰、職場訪問等が企画さています。本日は、担当理事として職業奉仕の歴史を紐解きその意義について皆さんとご一緒に学びたいと思います。
　1905年ロータリーが創設されて、22年後(1927年)に職業奉仕(Vocational Service)が公式に標語として採択されました。職業が英語のoccupation ( 職業、占有)や   profession(専門職)でなくvocation(特に人、社会に尽くす職業)が使われていることを重視したいと思います。
1987年に職業奉仕に関する声明「職業奉仕とはあらゆる職業に携わる中で奉仕の理想を活かしていくことをロータリーが育成支援いくことである。」が発表されました。その中で職業奉仕の理想に込められていることを三点挙げています。
(1)　あらゆる職業において最も高度な倫理・道徳水準を守り、推進すること。
(2)　あらゆる有用な職業を社会に対する価値あるものと認めること。
(3)　自己の職業上の手腕を社会問題やニーズに役立てること。
　1989年にはロータリアンの職業宣言が出され、(1)職業は奉仕の一つの機会になると心に銘記せよ。他11項目の要点整理がされました。
　ロータリアンは個人として自己の職業の中に、ロータリーの心を活かすように求められています。vocationの語源はラテン語のvocare(呼びかける)にあり、キリスト教世界では職業は“神に呼ばれて就いている”ことであり、日本語では“天職”にあたるのでしょうか。
　私たち自身の職業を“呼ばれて就いている”“天職”として誠心誠意努めることにより、家庭、職場、地域社会に奉仕し、最終的に世界平和に繋がるのではないでしょうか。