卓話時間

第1747例会
2017年04月17日 (月曜日) 12:30
広島原爆障害対策協議会 平松恵一会長(RC会員)
同協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(RC会員)
広島市医師会臨床検査センター  谷敷圭美センター長
第1746例会
2017年04月10日 (月曜日) 12:30
アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
脚本家 鴨 義信氏

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第1307例会

2006年09月25日 (月曜日)

タイトル :
ガバナー卓話
卓話者 :
国際ロータリー 2710地区ガバナー 岩森 茂氏

岩森 茂ガバナー

2710地区ガバナーの岩森茂です。緒方会長の「心に太陽を」というテーマを微笑ましく嬉しく思っています。RIガバナーとしてはこの地区の唯一の役員と言うことで、RI関係の情報を伝達する義務を持っていますのでそんなことで話を進めます。
 今年の2月に一週間国際協議会で厳しい特訓をを受けてまいりました。この期間多くのエレクトと情報交換して、比較できたのが良かったと思います。最初はアナハイムと云うところであったようですが、今回からRC100周年のくぎりでサンディエゴのハイアットで開催され、戦中派としては思い出深い場所でもありました。
 まず皆様にお願いしておきます。地区大会は13日がゴルフ、14・15日と青少年健全育成を中心にした催しもあります。ぜひ出席して会をにぎやかにしていただきたい。9月8・9日にロータリー韓日親善会議がソウルで行われます。わが2710地区は3690地区と友好協定を結んでおりますので、多くの参加をお願いします。韓国の出席者は800人。日本から500人は出席してほしいのですが、現在100人にも満たないのでお願いします。8月26日の地区指導者研修セミナーにもたくさんのご参加をお願いしたいと思います。
 さて、2月17日からマンチェスターグランドハイアットホテルでガバナーエレクトとして厳しい研修を受けてまいりました。入りて学び、出でて奉仕せよという言葉そのままに、この1週間は鉄の特訓を受けました。世界530地区の代表と国際的な友愛の時間を持つことができました。国内34地区のガバナーと情報交換したことが私にとって最大の収穫でした。
現会長ウィリアム・ビル・ボイド氏のテーマ、あるいは掲げた重要事項について皆様に報告します。「LEAD THE WAY」という言葉を最初に聞いた時は日本語訳がなくて、2日後に「率先しよう」という言葉がパンフレットに出ました。私は「先導しよう、指導しよう」という意味だと思っておりましたので戸惑いました。しかし研修が進むにつれ、いろんな形のロータリー活動を率先していこう―そう取ればいいのだと理解し、「いい言葉だな」と思いました。
強調事項は、国際ロータリーの大きな柱である3H活動(保健および飢餓、人道的な援助)、識字率向上、水保全、ポリオプラス、ロータリー家族を大切にしよう、これはインターアクト、ローターアクト、地区社会の共同体のようなものを含め、奉仕活動をしているグループをファミリーとして大切にしようということです。この7つを掲げ、現在どういう所に力を入れているかをいろいろと教えられました。
一番強く訴えられたのはポリオプラス。世界122カ国、約12億の子どもにワクチンを投与して99%ポリオを防ぐことが可能になり、あと1%で撲滅できるとのことでしたが、エイズ患者は600万人おり、その人から生まれたHIV感染した子にポリオワクチンを投与して効果があるのだろうかと私は疑問を抱きましたが、ロータリー全体を挙げてポリオ撲滅に尽力する姿は羨ましい感じを持ちました。
世界で水保全が叫ばれております。わが国では井戸掘り活動等で各地区から国際奉仕がされております。汚れた水をきれいにし、塩水を飲み水に提供するような活動もされております。このように水保全にもいろいろな方法があるわけですが、問題は汚染水による感染で死亡する者の数が5000万人ということです。
また、貧困あるいは飢餓にあえいでいる国々では、医療を受けられない人々が大勢いると聞きました。飢餓の問題は世界中で46%、28億人がその日の食事に困って暮らしています。平均で2ドル以下の食費しか賄うことができないという話を聞き、ロータリーが地球村という構想を出しておりますけども、この人たちをどうしたら助けうるのだろうとしみじみ考えました。飢餓によって死ぬ子どもたちが1300万人もいるという悲しい現実。地球上の成人の20%、10億人が字の読み書きができない。識字率向上は国際奉仕の対象に挙げているテーマでありますが、残念なことは10億人の3分の2が女性であること。読み書きの出来ない母親から生まれた子どもに読み書きができるでしょうか?子どもたちは家の手伝いをし、遠い所に水を取りに行くわけですが、きれいな水が手に入らない。そうしたことを繰り返しながら、子どもたちは飢餓にあえいで何%かは死んでいくということに、ウィリアム・ビル・ボイド氏は非常に憂慮を示されました。「各国、各地区が皆で一緒になって、このようなことを少しでも和らげるように努力していこう」と一生懸命に訴えられました。
私はガバナーを拝命して各クラブの国際奉仕活動の内容を知りましたが、そのような恵まれない人々に対する国際奉仕はあまりされておりません。我々の地区として何かできないかと思っています。複数のクラブが一緒になり、地区としてRIに申し込んで奉仕活動が出来ればなあと、盛んに考えて各クラブと話し合いをしているところです。
6月9日~16日、年次大会がスウェーデンとデンマークで開かれました。詳しいことはガバナー月信の8月号に書いております。非常に感激したのは、この大会のテーマ「ブリジング・ザ・ワールド(世界に友好の橋を架けよう)」でございます。スウェーデンとデンマークは戦いの歴史がありました。両国が手を結んで和解の道を歩んだのはごく最近のことです。その大きな印がバルト海峡に架けられた16.5km、世界第2位の長い橋です。鉄道橋もあり、乗客はパスポートがいりません。両国が資金を出して造った橋だからです。まさに友好の橋だなと感じました。このような橋を世界に架けていこうというのが、年次大会のテーマでありました。
「上意下達」という言葉がございます。私は地区の目標はボトムアップであると考えます。RIからのいろんなメッセージを推奨はしますが指示は致しません。ロータリークラブが主体性を持っていることを根底において話を聞いていただきたい。国際協議会に出席する時は地区のテーマを掲げなくてはいけません。「原点を見つめ直そう。原点に返ろう」をテーマに掲げました。棚卸しをして、新しく出発しようという意味を込めたわけです。昨年末、各クラブに棚卸しをお願いしましたが、私にとっても非常に参考になりました。各クラブを訪問する際、この棚卸しのデータを持ち歩いています。私がお願いしましたことは、皆様のクラブが年輪を重ねていかれる間に細分化しております。多い所は23委員会、少ない所は6ないし7委員会、平均18委員会。この委員会が平等に奉仕活動をやっているだろうか?目的にしている活動をしておられるだろうか?一度振り返ってみてほしかったわけです。温故知新、フィードバックという言葉があります。いろいろと経験し、ふるい落としをかけて新しい合理的なものを見つけていこう。これを皆様の棚卸しでやっていただきたかったわけです。眠っている委員会を活性化させ、他の委員会との合併や新しい形でアクティブにするための委員会をつくることもあろうかと思います。統合して新しく合理的に細分化してもらいたいというのが目的でした。次年度からはCLPを取り入れた地区の組織図が出てまいります。次年度のPETS、地区協議会は新しい組織に基いた分科会と新しいカウンセラーがつきます。CLPを取り上げられないクラブがあっていいわけですが、そのクラブは新しい地区の組織にのっとって分科会に出席しなくてはいけません。CLPにはいろいろと問題もありますが、フォーラム等でお話し合いをしたいと思っています。
最後に、例会禁煙、ロータリアン主催で会合する時は禁煙です。愛煙家の方々は喫煙コーナーでどうぞ。誤解のないよう、ご協力のほどお願いしたいと思います。ご静聴ありがとうございます。

Posted by 事務局 at 12時30分

2016-2017年度

本日の広島中央RCの予定

2017 6/30Friday

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