卓話時間

このたび伝統ある広島中央ロータリークラブに、高重会員および橋本明弦会員ご両名のご推薦をいただき入会させていただきましたこと、深くお礼申しあげます。
テーマは「私の仕事」ですが、皆様に退屈な時間を提供してはいけませんので、簡単に私の自己紹介をさせていただきます。私が勤務します広島プリンスホテルは、アジア大会の開催された平成6年8月にオープンし、本年の8月で開業と12年になります。
私で開業以来3人目の支配人ですが、初めての地元広島市出身の支配人です。
国内にプリンスホテルは約50ありますが、自分の実家の目と鼻の先で支配人をやっているのは私くらいだと思います。私は南区の旭町出身で大河小から翠町中に通いました。大河はサッカーの盛んな所で、当時私も「サッカーをやらせてくれ」と父に申しましたが、「だめだ!お前は野球をやるに決まっとるじゃろ!」と一喝されました。父は既に亡くなりましたが広陵の野球部OBで、私をプロ野球選手にするのが夢でした。5年生の時に、広島にリトルリーグのチームができ、すぐに入りました。広島中央リトルというチームで、私は往年の名選手故森永勝也さんの息子さんとバッテリーを組んでました。中学もシニアリーグでプレーし、高校は「父と同じ広陵に行って甲子園」と思っておりましたら、母が突然「若いうちに家を出て苦労せよ」との事で、私は大阪のPL学園に進学しました。当時のPL野球部は黄金時代で2年先輩に巨人で活躍した吉村さん、2年後輩にはKKコンビの清原・桑田選手がいました。野球の練習は勿論ですが、寮生活が厳しく特に下級生の時は先輩の身の回りの世話やいろんな意味で先輩方から可愛がっていただき大変な思いをしましたが、家を出て初めて親の有難みがわかりましたし、「逆転のPL」と言われた言葉どおり野球を通じ、物事を決して最後まであきらめない強い意志や忍耐力が身につきました。私自身野球の方はさっぱりでしたが、この3年間の経験が社会に出た今でも「負けてたまるか!」という私の心の支えになっています。進学の際私の背中を押してくれた両親には今も感謝しております。大学進学後平成元年にプリンスホテルに入社し、6年間東京プリンスホテルに勤務いたしました。偶然にも当時の(株)プリンスホテル専務であった総支配人が所属するロータリークラブの担当を約五年間させていただき、私なりにロータリーについては勉強したつもりですが、私自身がロータリアンになるとは少し気恥ずかしい思いもございます。しかし自覚を持って活動してまいりたいとおもいます。また東京時代から私自身がお世話になった皆様が数多く所属されております、当広島中央ロータリークラブに入会できたことを深く感謝いたします。どうか今後ともよろしくお願いいたします。