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アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
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第1579例会

2013年04月08日 (月曜日)

タイトル :
ゲスト卓話
卓話者 :
米山奨学生 盧尚逸君

盧尚逸君

皆さんこんにちは。昨年の4月から、中央ロータリーの米山奨学生としてお世話になっております、ノサンイルと申します。
今回のスピーチは本当はもっと早くするべきでしたが、クラブの事情と私の一時帰国により、私の紹介が遅くなりました。申し訳ございません。
今日私のスピーチの内容をざっと申し上げますと、最初は、 私の今までの人生、その後、私が感じた日本と韓国の違い、韓国の食べ物や有名な観光地の紹介、私が感じたロータリー、将来の私の目標、そして、時間がまだありましたら父の仕事に関してすこし紹介をしたいと思っています。最後まで、よろしくお願いします。

学生時代の私

1.今までの私の人生
私は、韓国のポハンというところでうまれ、小学1年生の時にドンへというところに引越し、そこで小、中、高を卒業の時期を過ごしました。
そして、途中、中学生の時に両親が離婚をし、その時から父と二人で生活することになりました。しかし、父は仕事で忙しく、私は学校で忙しく、家ではほぼ一人暮らしの様でした。あの時から、学校には通ったものの勉強にはいっさい興味がなく 、友達と遊んでばかりの生活でした。

軍隊時代の私

ですが、運よく韓国のウォンジュということろにある、サンジ大学というところに入ることが出来ました。大学に入った後も勉強にはいっさい興味がなく1年間、一生懸命、遊びました。1その後、友達が軍隊に入り、私もどうせ入らないといけないなら、早く終わらせようという思いで、軍隊に入りました。当時、20歳だった私は歳の制限で陸軍には入ることが出来ず、簡単なテストを受けた後、海軍に入りました。毎日、友達と遊んでばかりいた私は、軍隊に入った初日から、あまりのきつさで衝撃をうけました。今までの生活とは、ま逆で、遊びはともかく、食べる、寝るという生理的な問題すら満足できない生活でした。また、最初の2ヶ月の訓練が終わってから、配属されると、そこではずっと兵士だけの生活になります。その中では先輩のいやがらせやちょっとした暴力もありました。中ではそれを我慢出来ず自殺する人もたまにいました。そういった状況の中での訓練はとてもきつくて、そこで初めて苦労ということを実感し、そこですこし成長したのかもしれません。
途中、当時の彼女に浮気もされてふられたという話もありますが、これはあまりふれないことにします。どうしても聞きたい方は、個人的に私に聞いて下さい。
そうやって、いろんなつらい思いや楽しい思いをたくさん経験し、2年2ヶ月後、退役(たいえき)しました。
その後、みんなと同じく、大学に戻るつもりでしたが、父の会社が日本の会社と取引をしていたこともあり、父の勧めで日本に留学することを決め、2008年の7月に、来日しました。ですので、今、日本に来てから約4年半になります。
最初は、北九州に父の知人が住んでいて、そこで、げしゅくしながら、北九州のYMCA日本語学校に入りました。最初は、あ、い、う、え、おの基礎的なことすら知りませんでしたが、1年半、毎日日本語を勉強し、日本語能力試験1級を取ることが出来ました。今考えてみたら、家族や友達がいなかったため勉強に集中できたのではないかと思います。
その後、大学に入るための留学試験を受け、現在通っている広島経済大学に入りました。
今は、経済学部経営学科4年生として勉強を続けています。1年生の時にはまだ足りなかった日本語の勉強とともに、大学の講義だけに専念しました。 そうやって頑張ったおかげで、1年生の時には広島奨学生となり、また、2年生の時にはくまひら奨学生となりました。そして、昨年から米山奨学生となることが出来ました。大学内では、国際交流サークルにも入り、友達もたくさん出来ました。そのサークルで出来た友達が台湾に招待してくれて、この前、はじめて台湾にも遊びに行きまして、とてもいい思い出になりました。
これは、今の大学で出来た友達との写真です。
ここまでが私の今までの人生です。

日本と韓国の違い

2.私が感じた日本と、日本と韓国の違い
ここからは、 私が感じた日本と、日本と韓国の違いを述べたいと思います。最初は違うところはないと思いましたけど、細かいところでかなり違いましたし、けっこう面白い違いがたくさんありました。
まず、韓国人はおはしを縦に置きますが、日本人はおはしを横に置きます。
 後、韓国人はスプーンを使いますが、日本人はあまり使いません。また、韓国人はお皿を置いて食べますが、日本人はお皿を持って食べます。
 後、韓国では目上の人の前でお酒を飲む時、反対側を向けて飲みますが、日本ではそういう文化はありません。
 後、タバコを吸う時も、韓国では自分の親の前でタバコを吸ってはいけないですが、日本ではそういう文化はありません。
 後、韓国では焼肉をする時に全部のせて一緒に食べますが、日本では自分のものは自分で焼いて食べます。
 後、日本は韓国に比べ、自動販売機が多く、タバコやアイスクリームまで買えます。
 後、韓国のタクシーのドアは自分の手で開けたり閉めたりしますが、日本のタクシーの ドアは運転士が開けてくれます。最初、日本に来た時に、自分の手で開けようとして運転士に怒られた記憶があります。
 後、韓国人は道によくゴミをすてますが、日本人はあまり捨てません。他の外国に行ってみても公園などに、ゴミを捨てないでくださいという言葉はだいたい韓国語か中国語で書いています。
 後、韓国人は自分の意見をはっきり言う人が多いですが、日本人は自分の意見を遠回しに言います。
 後、韓国人の地下鉄の中はうるさく、電話する人も多いですが、日本人は静かです。
 後、韓国では、携帯にメールをする時に、番号が分かれば送れますが、日本ではメー ルアドレスが分からないと送れません。これは未だに、何でアドレスが要るのか、意味が分かりません。
 後、日本ではトイレットペーパーを三角におる習慣がありますが、韓国ではそういう習 慣はありません。
 後、韓国の老人は席をゆずってもらったらすぐ座りますが、日本の老人は断る人もいます。
 後、韓国ではお酒を飲んで道でケンカしたり、騒いだりする人が多いですが、日本人はあまりしません。
 後、韓国は物価に比べ、交通費が安いですが、日本は物価に比べ交通費が高いです。
 後、韓国人は運転をする時に、よくクラクションを鳴らしますが、日本人はあまりしま せん。
 後、韓国には道路に加速防止のためのものが多いですが、日本にはありません。
 後、韓国人は自転車を持っている人が少ないですが、日本人はほぼみんなが持っています。
 後、韓国ではバスから降りる前、ドアの前で待機しないとする出発する場合がありますが、日本ではバスが止まってから席から立ちます。
 後、韓国では道路に無断駐車をよくし、邪魔になりますが、日本人はあまりしません。
こういうふうに、日本と韓国は距離的には近いですが、文化や人々の生活習慣はけっこう違います。
どこの文化や生活習慣がいいか悪いかは言えませんが、韓国はまだまだ日本に見習うべきところが多いと思いました。

韓国の食べ物

3.韓国の食べ物
ここからは、韓国の食べ物と日本人が好きな韓国料理について少しご紹介したいと思います。
韓国の伝統料理は、アジアの他の近隣諸国(きんりんしょこく)との交流を通じながら発展して来ました。例えば、お箸を使う日本料理や、油を使って作る中国料理との共通点が多いです。その後、独自の組み合わせによりお箸とスプーンを使う料理に変わりました。また、調味料や香辛料の使用方法にも特色があり、食べ物その自体の味より、醤油、ネギ、ニンニク、トウガラシ、ごま油などを使って出てくる新しい味を楽しめるようになりました。また、穀物を重視し、穀物の料理が発達しました。また食べ物の見た目より、味を重視することのも一つの特徴です。
また、韓国料理が、ごはんとおかずの区分が明確であり、ごはんを中心にチゲやキムチなどをベースにし、いろんな野菜や肉料理などを楽しめることが一般的です。
また、キムチやコチュジャンなどの発行食品はほぼ毎回、食卓に出ます。このキムチなんですが、今、日本でもとても人気がありますが、このキムチは発酵食品ですので、肌にとてもいいです。韓国の女性がきれいな理由の1つがこのキムチを毎日食べるからだそうです。

そして、日本人が好きな韓国料理を1位から5位までのランキングを調べてみました。まず、5位は、ビビムパでした。ビビムパは日本人が誰でも好きな韓国料理の一つで、野菜がたくさん入っているので日本人に人気がありました。韓国ではジョンジュということころのビビムパが有名です。
そして、4位はスンドフチゲでした。これはけっこう以外だと思ったのですが、辛い味を豆腐が減らしてくれて,日本人の口に合うみたいです。広島のパルコの近くにもこのスンドフチゲのお店がありますので、気になる方は行ってみてください。そして、3位はチヂミとマッコリでした。チヂミは日本のお好み焼きと似たような感じですので、日本人に人気があったと思います。また、マッコリとの相性がいいです。このチヂミとマッコリは韓国ではなぜか分かりませんが、雨が降る日に食べます。確かに雨の日にチヂミとマッコリを食べると最高です。
そして、2位は韓国焼肉サムギョウプサルでした。日本とは違って、肉の量も多く、肉を頼んだらキムチや他の野菜をただでくれるところで日本人に人気があると思います。そして、第1位は、参鶏湯でした。韓国では参鶏湯は夏に夏バテをしないために食べる料理です。しかし、最近ではそのおいしい味と、健康や肌にいいということで女性に大人気です。

そして、日本人が嫌いな韓国料理のランキングもありました。日本人が嫌いな韓国料理、第3位はトッポキでした。もちろん好きな人も多かったんですが、辛くて食べられないという人が多かったです。そして、2位はスンデでした。これは、外は豚の腸になっていて中ははるさめが入っている食べ物で、韓国人は良く食べますが、日本人は見た目から無理だという人が多かったです。また、黒いからあまり食べたくないという意見もありました。
そして、第1位は、ボンデギでした。これは昆虫の幼虫で、市場に行ったらどこにでもある昔から韓国人がよく食べてきた間食です。しかし、日本人は、この見た目から絶対無理、という人が多かったです。みなさんはどうですか?これを見て食べてみたいと思いますか?
確かに見た目は気持ち悪いですが、食べてみたら意外と美味しいです。

こういうふうに韓国では、様々な料理がたくさんあります。まだ、食べたことない方はいつか家族みんなで食べてみて下さい。奥さんの肌がきれいになるかもしれません。

韓国ソウルの有名観光地

4.韓国の有名な観光地
次は、韓国の有名な観光地について少しご紹介をしたいと思います。韓国にはさまざまなところに観光地がたくさんありますが、最近では韓流ブームのことで多くの観光客が韓国を訪れています。
この3ヶ月だけで、韓国をたずねた、日本人観光客の数は20万人を超えているそうです。
円安の影響も韓流ブームには負けているみたいです。
特にソウルのミョンドンに行くと半分以上は日本人だという話もあります。私も今回ミョンドンに用事があって行ってみたんですが、ここは日本かと思うぐらい日本人が多かったです。
ということで、韓国のソウルの中の人気のある地域をご紹介したいと思います。
まず、第4位は、ホンデというところでした。このホンデということろは、芸術の中心地と言われていまして、街の中でギターを引いて歌を歌っている人も多く、街の中で様々な ライブも行われます。また、ダンスクラブが多いため、若者にかなり人気があります。
そして、第3位は、ジョンミョというところでした。このジョンミョというところは日本の京都のように歴史的な建物や、雰囲気がたくさん残っていまして、世界文化遺産にも登録されているものがたくさんあります。ですので、昔の韓国を感じたいという方が多く訪ねているようです。そして、第2位は、インサドンということろでした。このインサドンにも韓国の伝統文化を満喫できる場所で、先のジョンミョは固い雰囲気だとすれば、ここの現代の文化と昔の文化が調和しているので、幅広い年齢層に人気があります。ここには、骨董品の店や昔の物を売っているお店がたくさんあり、韓国の伝統文化を感じることができるところです。
そして、第1位はやっぱりミョンドンでした。このミョンドンには服を売っているお店が多く、ファッションの街とも呼ばれています。また、有名な食べ物のお店も多く、 また、近くには有名な市場や百貨店も多くあるので、特に日本人に大人気です。交通も便利で、ここは、ソウルの中心地だとも言われています。

5.将来の私の目標
そして、ここからは私の将来の目標のことを少し述べたいと思います。現在父が韓国で土木関係の会社を経営しているので、卒業した後は父の会社に入り、その会社を、将来、韓国有名会社、サムスンみたいな大企業にさせることが私の夢です。正直に実現可能性はないですが、夢は大きければ大きいほど、いいのではないでしょうか。ですが、今かなり肩の荷が重いです。
ですので、残った1年の大学生活は、学業とともに、父の仕事のことを勉強して行きたいと思っています。ということで、父の会社がどういう感じの仕事をしているかをアニメーションを見ながら、少し説明したいと思います。

6.私が感じたロータリー
最後に、私が米山奨学生となって感じたことについて言いたいと思います。
私が米山奨学生になったのは、昨年の3月からです。最初に学校からの推薦してもらった時には、毎月10万もの奨学金ばかりに目が行っていました。しかし、奨学生となり、こうやって、毎月例会に出席し、いろんなロータリアンの方々と交流が出来、他の奨学生とも交流が出来る機会もたくさんありまして、奨学金に加え、人脈という大きな財産を得ることが出来ています。これが自分の留学生活の中で本当に、力になっています。
例えば、年に2-3回ある、職場訪問に行った時には、他のロータリアンの方がどういう仕事をなさっているのかを知ることが出来たこととともに、私の視野も広がりました。また、クリスマス家族会などの家族会にも呼んでいただいて、ロータリアンの方々やその家族の方々との交流も出来、お互いいい情報を交換することが出来ました。また、1泊2日の研修旅行に行った時は、同じ地区の他の米山奨学生との交流が出来、仲良くなる機会となりました。こういったことで、私はいつも米山奨学生になって、良かったと思っています。
また、春休みや夏休みになって、韓国に帰るたびに、米山奨学生になったことをいつも家族や知人に自慢しています。しかし、勉強に興味がなかった私だったので、私の親は、本当かどうか、今だに、少し疑っています。
そして、私のカウンセラーである小佐古さんにはいつもお世話になっています。仕事で忙しい中でも、個人的にメールや電話で、いつも私のことを心配して下さったり、家族との食事などにも呼んでいただいたりして、いつも感謝する気持ちでいっぱいです。この前は、ゴルフの話しが出て、私が高校生の時から趣味でゴルフをやっていたことを言うと、一緒に打ちっぱなしにも連れてくれましたし、クラブまで貸してくれました。今年中、コースに一緒に行こうと誘っていただいていますが、まだ実力不足で、少し怖いです。
そして、私は 、小佐古さんを、今では本当に日本の家族だと思っています。いつも心から感謝しております。残ったこの1年も小佐古さんはもちろん、他のクラブメンバーの方々ともいい関係を維持し、卒業して韓国に帰った後でも、交流を続けて行きたいと思っています。それで、いつかは恩返しをしたいと思っています。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。

Posted by IT at 12時30分

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