卓話時間

進行役のプログラム委員会　若木委員長

先週につづいて、「たまにはプロになれそうな時もある・パート2・」のテーマで5名の会員が5分間スピーチをした。テーマをもう少し解りやすく説明すると、もしかしたら別の人生を歩んでいたかも知れないほど好きな事が、今日あかされる。

キャプテンバンドリーダー　通谷章君

最初に登場したのは、先週の予定が時間の関係で今日になった通谷章君。テーマはもう少しでプロになれそう
<音楽同好会>

◎わが中央ロータリーに音楽同好会があるなんて、むろん、今日報告させていただくまで,誰も知らなかったと思います。それだけ密かに、人知れずささやかな活動をしていた同好会、正確にはポップスバンドの紹介です。
バンド名をキャプテンバンドと言います。現メンバーはキャプテンの私を始め、打楽器担当(ドラムス)委員長の吉清さん、弦楽器担当(ベース)委員長の坪倉女子、管楽器(サックス)担当委員の徳見さんのご子息。出席免除中の福田さん(ピアノ)に部外から三人を加えた編成です。演奏曲目は幅広く、別な言い方では思いつき、行き当たりばったりです。それだけに、「演奏会に出てみる」なんて声がかかると、「どうするべー」などと慌てたりしています。
技術力の不確かにもかかわらず、ご覧になられると意外と楽しいバンドらしくて、結成以来そこそこの演奏会に出演している幸せなバンドです。演奏を終えた私たちは「今日もパーフェクトだった」と思うのですが、いただく評価は「本人たちが楽しんでいるから、これはこれで仕方ないんじゃないの」という見解で概ね一致しています。
このメンバー構成となったのが昨秋、一年足らずで既に四回も本番をこなしています。そのうち年間のライブスケジュールがぎっしりになるのではという勢いですが、「そんなことはない」というのが、やはり正しい意見だと思います。もし、お聞きになられる機会がありましても、決して野次を飛ばしたり、中途退席せずに「奉仕の一貫」だと思われて、最後まで拝聴していただくことを強くお勧めしたいと思います。

旅行プラン大好きな　古澤宰治君

二番手に登場したのは、旅行の段取り大好き人間古澤宰治君　テーマは旅行予定いつでもお立てします。
◎自分がプロに近いのでは?と思う内容は、旅行の企画やツアーコンダクターです。旅行が好きで国内以外でもアラスカやヨーロッパ、アメリカ本土など様々な場所に行きました。しかし、私は旅行会社のいわゆるツアーに参加したことがありません。新婚旅行に西海岸に行ったときもそうです。旅行のポイントは、せっかく行くならその場、その時にしかできない企画を立てるという事です。しかも、盛りだくさん。ですから、動向した人はたいへんかも知れませんね。現在は、学生の引率に毎年ヨーロッパに行きますが、学生が安全で楽しく旅行を楽しめるよう細かな配慮をしています。
今後は世界遺産を一つでも多く回ってみたいと思っています。現在みた世界遺産は残念ながら原爆ドームと宮島ですかね。

茶道の道数十年の永田富惠君

本日の紅一点永田富惠君。テーマは「茶道は、さどうから、ちゃどうへ」
茶道についてお話をさせていただきます。

◎五年ほど前までは(さどう)と呼んでおりましたがお家元のお達しにより裏千家では(ちゃどう)と呼ぶようになりました。いまから(ちゃどう)とよばせていただきます。
　いわゆるわび茶を主張した利休の研鑽により茶の湯が完成したといっても過言ではございません。ご存知のとおり秀吉によって切腹を命じられるも二代少庵　三代宗旦とつづき現在16代坐忘斎です。
　なお三代目宗旦の時に三千家をなし今日にいたっています。三千家とは表千家　裏千家　武者小路家　でございます。立礼のお茶席というのがございますが、考案者は11代玄々斎でございます。
　明治の初期でございますが外国からの要人のお客様のために椅子のお席でのおもてなしをはじめたのが最初でございます。
　茶道は武家社会のためのものでございましたが、これを一般庶民および子女の教育に初めて茶道を広めたのは12代又妙斎の妻であり真精院と名乗った猶鹿子夫人です。
　以上が裏千家の大まかな歴史をお話いたしました。茶道といいますと皆様とてもむずかしく考えられるかもしれませんがお茶をこころから楽しんでいただくためのおもてなしの心でございます。
　まずお茶席に入っていただく時に路地をとおってにじり口まできていただきますが、路地を一歩あるくたびに地位、名誉、財産などすべての雑念をすてながらお進みください。
　ようするに無の心になっていただきます。 にじり口は皆様ご存知でしょうが頭を下げて入っていただくように低く設えてあります。
　これはなぜかと申しますと頭を下げて入ることにより席主に対する感謝の気持ちと己に対する謙虚な心をお持ちいただきます。
　お茶をお召し上がりいただくときは、まず上座の方に対してもう一服いかがでございますか?そして下座の方にはお先に頂戴いたします。と、お声をおかけください。それからお茶碗を手に取りまず感謝をいたします。それから手前に2度お茶碗を回していただきます。この作法はお茶碗の表が自分のほうに向いておりますので表を他のかたに見ていただくための作法です。
　あとは心静かにゆっくりとお茶をお楽しみください。
　簡単ではございますけれども、茶道の説明をさせていただきました。毎週金曜日は2時より豆匠でお茶席を設けておりますのでよろしかったらお越しください。

言い出しっぺとして責任をとった　若木義人君

4番手に登場したのは、今まで硬派として通していた若木義人君。今日から又、新たな伝説が明らかになった。テーマは「パフォーミング　アーティスト」

◎今から40年くらい前ボストンでの学生時代のほろ苦い思い出となった、大学での出来事から始まったのです。当時、授業に付いて行くため睡眠時間も惜しんで勉強をしていた時期がありました。当時はベッドで寝た記憶が無く仮眠はいつも大学の図書館でした。ところが授業に出なくて良い日を10日間指定されて、一年分爆睡したことを覚えています。
　理由は学内のカフェテラスのテーブルやイスの数が少ないので、当時の学生はしかたなく立ったまま飲食をしていたのです。そこで勇士が集まり「なんとかしなければ」と大学構内のカフェテラスへテーブルとイスを設置するための「ショー」をすることになったのです。勿論大学へは了解を取りつけ、「ショー」は始まるわけですが、どういう理由か私も仲間にはいってしまったのです。一口に「ショー」と云ってもセクシーダンス。最後には全員が全裸になって多いに盛り上がり、Tバックの紐をもって振り回すします。
　問題になったのは最前列にいた女子学生が写真を撮り、三日後の学内新聞の一面に「Is it what is shame of Harbard or a Soul? 」「ハーバードの恥、それとも魂か?」15年前、椎間板ヘルニアの手術をしたので、今はジャンピングやリフトはできません。いまでは全世界に広まったセクシーダンスの文化はボストンからと、プライドの高い学生達はそう思っています。今現在は、歌って踊って安物のスパークリングをシャンパンと云い「酒と薔薇の日々」を送っています。
　少しくらいなら、踊れるかな・・10日間停学の思い出を・・

ホームパーティも主宰する　吉清有三君

　最後に登場して、若木君のパフォーマンスを楽しみすぎたため、しゃべることを忘れてしまった吉清有三君。いつもの平常心を失いそうになりながらテーマはやっぱり「料理」

◎毎週日曜日の午前中は、食材を求めスーパーへ行きます。ある日、鮮魚のコーナーに生きの良い“コウイカ”を見つけたので、昼はイカスミパスタで良いですか?と云ったら、「私はあまり好きではない」と云うわけです。何で?と尋ねると、あまり食べたことが無いのと、イメージでそう思ったらしく、食べず嫌いな訳です。
　イカスミパスタは、肉の軟らかいコウイカと、コウイカの墨、アサリなど魚介類、玉ねぎとニンニク、そしてパスタ。コウイカを胴と足にわけ、身は隠し包丁を入れ食べやすい大きさに、足は2本くらいづつに切り分けます。玉ねぎとニンニクはみじん切りにしてオリーブオイルで良い感じによーく火が通るまでソテーします。火が通ったらタップリのお湯に少し多めの塩(1リットルに15グラム)で表示時間の1分前までパスタを茹でます。
　茹でている間に、ソースを仕上げます。玉ねぎとニンニクが良い感じになったら用意した魚介類と、コウイカを加え火を通します。八分くらい火が通ったのところで、取り分けていたスミ袋と、コクを出すためアンチョビを少し加えます。
　ソースができあがったら、パスタを絡めて、EXバージンオイルを振り掛けて完成です。
食べた感想を聞くと、「コウイカが新鮮だから美味しかった」。それって誰・・当然うちのかみさんです。