卓話時間
第1654例会
2015年02月09日 (月曜日)
- タイトル :
- 会員卓話「がん予防推進事業に何故ロータリーは取り組むのか?」
- 卓話者 :
- RI第2710地区ガバナーノミニー 田原榮一君
広島中央ロータリークラブ卓話「がん予防推進事業を、何故ロータリーは取り組むのか」
先ず、我が国におけるがん死亡率、がん罹患率の現状、部位別がん死亡率、がんの本体と原因、がんの一次予防(禁煙と食生活の改善)、二次予防(がんの早期発見・早期治療)等について概説したあと、2016-17年度地区ガバナー信条「奉仕の中にこそ幸福(幸せ)と平和がある」の基盤となる二つの奉仕活動、「職業奉仕の実践強化」と「がん予防推進」について説明した。特に、後者の「がん予防」を、我々ロータリアン一人ひとりが、職業奉仕の理念「ロータリアンは如何に生きるかという生活姿勢」として把握し、がん一次(禁煙と食生活改善)、二次予防(検診による早期発見・早期治療)、青少年へのがん教育に真摯に取り組むべきであると力説した。
更に、「がん予防の普及推進」を地区で取り組むために、地区特別委員会「がん予防推進委員会」の設置し、その組織構成、活動方針と目標、そして今後の取り組にいてそれぞれ説明し、最後に、古代ローマの詩人、ユベナリスの格言「健全な精神は健全な肉体に宿る」を紹介した。即ち、ガバナー信条の基盤となる行動方針「職業奉仕の実践強化」は健全な精神に、もう一つの基盤活動方針「がん予防の推進」は健全な肉体のそれぞれ相当、換言すると、「我々ロータリアンが、人類の最大の敵であるがんを予防することによってもたらされる健全な身体でなければ、健全な精神であるロータリーの哲学の実践できない」ことを強調した。加えて、卓話に対するもう一つ回答として、小竹和夫氏(高松西RC)の「ロータリークラブと禁煙」文章の一部「ロータリーの奉仕は、人を育てる奉仕であり、視点を変えれば、人を育てる前にロータリアン自身を育てことであり、私の禁煙も私自身をロータリアンとして自己育成するための試練である」を引用した。将に、小松氏のロータリー哲学は、職業奉仕の理念「ロータリアンは如何に生きるかという生活姿勢」である。