卓話時間

第1747例会
2017年04月17日 (月曜日) 12:30
広島原爆障害対策協議会 平松恵一会長(RC会員)
同協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(RC会員)
広島市医師会臨床検査センター  谷敷圭美センター長
第1746例会
2017年04月10日 (月曜日) 12:30
アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
脚本家 鴨 義信氏

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第1180例会

2003年10月20日 (月曜日)

タイトル :
体験を踏まえてのアメリカと日本の文化の違い
卓話者 :
古澤宰治君

1994年から1995年の2年間日本生産性本部(現:社会経済生産性本部)のアメリカ・ワシントン事務所で、経理をしておりました。そこで、日本との違いを私の経験を通して、特に興味のある部分をお話させていただきます。
特に日本と違うと感じたものは、消費税に関する事です。ご存知の様に、日本でも来年の4月から、すでに消費税が含まれた金額を価格表示することになりました。これは、ドイツなどのヨーロッパ方式です。また、現在の5%も上げられる議論がされております。5%でも高いと思いますが、現在フランスでは、19%以上になります。アメリカを見ますと、フランスほどではありませんが、8年前で約8%程度でした。ここで、日本との違いですが、アメリカの場合消費税は住民税との考えがあるようです。私は、ワシントンDC近郊のヴァージニア州に住んでおりました。そこは、ワシントンDCを中心として、車で30分圏内でヴァージニア州とメリーランド州の3つの地域が隣接している場所です。アメリカは連邦国家なので、消費税は各州で税率が異なります。つまり、車で30分以内の圏内で3つの税率が存在するわけです。一番高い税率が、ワシントンDCで、一番低いのがメリーランドです。面白いのが、ブランドなどの高級ブティックが、ワシントンとの州境の道を境にメリーランドに立ち並ぶことです。商魂たくましい感じがしました。その意味で言えば、ワシントンも負けていません。私が住んでいた2年間に一度、ワシントンの財政難を理由に時限的に税率を上げられる事がありました。実施された時期が、夏休みの観光シーズン中のみで、観光客からも消費税を徴収するのが、みえみえでした。あと、驚いたことは、ある時ワシントンで絵を一枚購入したときでした。私は車が有りましたので、持って帰ると言いますと、配達しますと言われました。配達されるのも、手間がかかるので断りますと、配達するほうが得だと言われました。理由を聞いて自分の無知なことに驚きました。アメリカの消費税はその州に住んでいる人を対象にした住民税で、州外の住民は申請をすれば税金が帰ってくる仕組みになっており、普段は手間隙がかかるので、手続きを行わないだけだったのです。配達にすると、この手続きが不要で、簡単に購入できたのです。
消費税に関してもまだまだ面白い違いや、その他の体験談とかございますが、時間等の関係もありますのでまたの機会とさせていただきます。
ありがとうございました。

Posted by 事務局 at 12時30分

2016-2017年度

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2017 6/30Friday

14:21 PM
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