例会記録
第1680例会
2015年09月14日 (月曜日)
【場所】リーガロイヤルホテル広島 【ロータリーソング】われらの生業
- 本日のプログラム
- 新会員卓話「自己紹介」
- 卓話者
- 池田繁実君
- 担当
- プログラム
- 祝事等
- ・連続100%出席(2名)
・結婚記念日(4名) - 会長時間
- 1999年6月29日、広島市佐伯区を中心に土砂災害が発生し、犠牲者が出ました。これを機に土砂災害防止法が制定され、警戒区域と特別警戒区域が指定されました。広島県では危険地域は3万1987カ所あり、今までに全体の30%しか指定されていません。また、広島県の砂防などの予算が年々減額されていることが昨年8月19日の議会で明らかになりました。皮肉にもその翌日 八木地区に短時間集中豪雨で土石流が発生し、72人が犠牲になり、可部高松山流域でも2人が犠牲になりました。
広島の集中豪雨は1時間に100mm超というとてつもない雨量でした。積乱雲1個で1時間降ると、20~30mmの雨と言われていることから、1時間で積乱雲が5個発生したことになります。積乱雲を次々と発生させ、線状降水帯を作ることをバックビルディングと言います。水蒸気を多く含んだ南風が豊後水道を渡り、1000m級の中国山地にぶつかって積乱雲が発生します。怖いですね。解析度が高まった気象衛星ひまわり8号の活躍が望まれます。
避難についても考える必要があります。日本では漢字2文字で避難しかない。「危ないから逃げろ」としか理解されていません。
欧米では、3種類に分類されています。1つ目は緊急避難(evacuation)、2つ目は滞在避難(sheltering)、3つ目は難民避難(refuge)です。2つ目と3つ目は行政が対応できますが、1つ目は個人個人で住んでいる条件が違い、行政の避難指示の伝達に困難さがあり、最終的には「自分で判断」し、想定に拘らずに率先して行動することです。前提としてそれぞれ地区の危険性やその対応策を行政として明確にして住民に伝える必要があります。
自然災害は繰り返す、自然の脅威には勝てません。「災害から逃げる」「自然の力を弱め、分散させる」ことが必要です。自分たちが住んでいる地域の地理条件、気象条件、自然環境の履歴など歴史の教訓を調べ上げ、それを生かすことが防災につながると思われます。
昔は、「災害は忘れたころにやってくる」、今は、「災害は忘れる前にやってくる」です。
・R財団・ベネファクター認証状及び認証PIN贈呈(田原会員)表彰
・会報ファイル訂正 - 幹事報告
- ◎BOX配布物の確認
①理事役員会議事録・10月例会プログラム
◎次週9/21例会について
祝日の為、休会 - 委員会報告等
- ◎職業奉仕 四つのテスト唱和
◎出席 出席報告