例会記録
第1679例会
2015年09月07日 (月曜日)
【場所】リーガロイヤルホテル広島 【ロータリーソング】奉仕の理想
- 本日のプログラム
- 新会員卓話[自己紹介]
- 卓話者
- 小原良悟君
- 担当
- プログラム
- ゲスト
- 米山奨学生:李 在鉉(イ ジェヒョン)君
- 祝事等
- ・会員誕生日(7名)
・配偶者誕生日(6名) - 会長時間
- ・「基本教育と知識向上月間・ロータローの友月間」について
9月は「基本的教育と識字率向上月間」になっています。
このたび2015~16年度から9月を「基本的教育と識字率向上月間」と改めています。識字率向上は1986年以来、国際ロータリーの強調事項となっています。
識字(しきじ)とは、文字を読み書きし、理解できること、またその能力のことを言います。日本では、あまり話題に上がる問題ではありませんが、全世界では16歳以上で、7億7500万人、うち64%の女性が非識字、読み書きができないようです。
識字率は、ユネスコでは、「15才以上の人口に対する日常生活の簡単な内容についての読み書きができる人口の割合」と定義しています。
識字率を計算する場合、母語における日常生活の読み書きができることを識字の定義としています。 母語と公用語が異なる場合(公用語が2言語以上存在する場合)や、移民が多い国ほど識字率は低下する傾向があります。例えば、アメリカ合衆国の場合、英語に限ると識字率は50%しかないといわれています。この点で、識字率を国際的に比較するには大きな注意を払う必要があります。
識字率の国順リストについては、国連から発表されていますが、一位はキューバで識字率は99.9%です。日本の識字率は99%で23位です。 ちなみに世界の平均は75%程度で、いまだ地球上の四人に一人は十分な読み書きが出来ないと言うことです。これは大変な驚きです。
第二次大戦終結後、1948年(昭和23年)に「日本語は漢字が多いために覚えるのが難しく、識字率が上がりにくいために民主化を遅らせている」という偏見から、GHQのジョン・ペルゼルによる発案で、日本語をローマ字表記にしようとする計画が起こされた。そして正確な識字率調査のため民間情報教育局は国字ローマ字論者の言語学者である柴田武に全国的な調査を指示した(統計処理は林知己夫が担当)。1948年8月、文部省教育研修所(現・国立教育政策研究所)により、15歳から64歳までの約1万7千人の老若男女を対象とした日本初の全国調査「日本人の読み書き能力調査」が実施されたが、その結果は漢字の読み書きができない者は2.1%にとどまり、日本人の識字率が非常に高いことが証明された。柴田はテスト後にペルゼルに呼び出され、「識字率が低い結果でないと困る」と遠回しに言われたが、柴田は「結果は曲げられない」と突っぱね、日本語のローマ字化は撤回されました。
注目すべきは、欧米は原則アルファベットしか使わないのに対して日本は、ひらがな・カタカナ・漢字の3種類の文字を使いこなしていることです。
開発途上国では主として女性や子供の識字率が低く、そのことが本人に多くの不利益を与え、また国や地域の発展にとっても不利益になっています。
大切な広報や注意書きの文字が読めない、理解出来ないから大変危険です。読めて書けて文章を理解してはじめて貧困から脱却、出生率の低下、疾病の予防などが実現していくものと思われます。
日本のロータリークラブでの識字率向上への支援ではどんなことが行われているか調べてみました。ネパールの子供たちへの小学校の校舎建設のため、書き損じはがき、商品券、テレホンカード、現金などの寄付集め、バヌアツの小中学校にパソコンを活用できる環境の整備、書き損じはがきで寺子屋運動の支援、ベトナムの幼稚園や児童養護施設の子供たちへの絵本を贈る運動、ミャンマーの子供たちに絵本を贈る運動、識字率20%のハイチで識字率向上を支援、鉛筆一万本を送る運動、日本語を学ぶ在日外国人を支援する運動などです。
私たちは今、識字率の向上がなぜ必要かということをしっかりと踏まえた上で社会奉仕活動、国際奉仕、青少年奉仕を考えていくことが大切だと思います。
これを機に、識字の問題を再認識し、識字率向上に関する認識を高め、世界的に非識字を撲滅しようとする絶好の機会と意義づけていきたいものです。
・ガバナー公式訪問礼状 - 幹事報告
- ◎BOX配布物の確認
①雑誌類=ロータリーの友誌・ガバナーズレター
②「エコ・ドリーム運動」8月取組表
③会員増強資料
◎9月ロータリーレート1ドル124円 - 理事役員会
- ◎例会終了後12F「ライラック」にて第1回定例理事役員会開催
- 委員会報告等
- ◎出席 出席報告
◎広報 ロータリーの友紹介
◎人間尊重、社会奉仕 「エコ・ドリーム運動」
7月分取組結果報告及び8月取組表作成
◎ 会員増強 会員増強チーム編成について
◎ゴルフ同好会 第1回オープンゴルフコンペ