卓話時間
第1624例会
2014年05月19日 (月曜日)
- タイトル :
- 新会員卓話 「自己紹介」
- 卓話者 :
- 下原千夏君
私は、昨年の10月に緒方先生、柳川幹事のご推薦により、入会させて頂きました。
思い起こせば、ロータリーに入会したきっかけは、入会前に「美味しいフグ料理とゴルフに行きませんか?」と柳川幹事に声をかけて頂き、ゴルフ同好会の北九州の旅行に参加させて頂いた所からが、始まりだったと思います。
私はゴルフを始めて5年になりますが、学生時代はずっと硬式テニスをしていました。
平成2年に結婚して、平成3年に長男を出産してから、しばらくテニスもしていなかったのですが、長男も大学に入ったし、また本格的に練習して試合にでも出ようかと思っていた矢先に友人からゴルフに誘われ、少しずつハマっていってしまったような感じです。今では、テニスよりゴルフをする機会がずいぶん多くなっています。
今日は私の仕事と職場のご紹介を主にさせて頂きたいと思っております。
私の職場 医療法人せのがわは、広島市安芸区にあります。
広島県には精神科を標榜する病院が32病院ありますがそのうちの一つが当院になります。また、精神科救急医療センターとして県や市の委託を受けて365日24時間行っています。
病院の病床数は325床で、職員数は約500名。
私の職種は、心理療法士です。
仕事内容は、精神療法として患者さんのカウンセリングや、事件などで精神鑑定が必要な場合の診断材料として、心理検査や知能検査を行うこともあります。また、個人的には覚せい剤依存症の方のグループセラピーや家族会等に力を注いで来ました。
ただ、2年前に理事長職になってからは、臨床の時間よりは、外部の方との折衝ごとや、スタッフと向き合う時間が多くなっています。
瀬野川病院以外にも、横川駅の近隣に「よこがわ駅前クリニック」をビル開業しております。こちらも心療内科を中心に、外来診察だけでなく、重度認知症デイケア、訪問看護の事務所などがあります。
また、治療以外にも、精神科の実習の受け入れ先として、沢山の医学部や研修医の先生、看護学生他、コメディカルスタッフの学びの場としても多くの学生を受け入れています。
さて、精神科の治療は入院が中心と思われている方も多いと思いますが、最近は通院で治療する事が中心となっています。
当院でも新規に入院された患者さんの殆どが、3か月以内には退院されておられます。
ただ、内科や外科などと違い、入院する前に病状が悪く、暴言や暴力などが出て家族や周りの方に迷惑をかけてしまったために、退院する事がご家族にとって、すぐに受け入れられない事も少なくありません。その為に、入院して比較的早いうちから、ご家族も交えて退院に向けての話し合い等の取り組みを行います。
入院中に取り組む事として、お薬や栄養管理などの治療と並行して、ご家族にも病気を理解して頂くようなプログラムや家族会、そして退院後の生活の場所や状況などを調整することは精神科では必須です。
今日は、取り組みの中でも主に環境調整で行っている退院前訪問指導というものを、1つだけご紹介したいと思います。(写真を用いて説明)
また、自宅がないとか家族がもう少し様子を見たいという希望が強い場合には、障害者のグループホームをいくつか併設しておりますので、そこで数か月リハビリを行って、ご自宅や一人暮らしを始められるという方もおられます。
そして、社会復帰が進むと、仕事をしたいという希望を持たれる方も多く、就労支援施設を利用する方もおられます。
当法人にも「就労支援施設ノイエ」という施設を併設し、そこでベーカリーとお好み焼き屋を営みながらそこで就職のトレーニングを行っています。
今年のフラワーフェスティバルでは、そういった障害者の就職についての啓蒙活動を兼ねたブースを出すことも試みてみました。
最後になりますが、私自身テニスをしていた期間が長かったのもあり、テニスをすることで、色々と学ぶこともありましたので、何かしらテニスに関わっていたいという思いもあり、7年程まえから、プロテニスプレーヤーの岡崎さんと一緒に障害者のリハビリにテニスを用いたり、障害者のテニス大会を企画してみたりという活動も行っています。
こういったイベントも含めて、色々と私自身が活動をする際に、多くの方からご協力をして頂いています。
中央ロータリークラブからもこれまでにも沢山の支援を頂き、本当に感謝しております。
入会した思いの一つに私自身も何か社会の役に立つお手伝いが出来ればという気持ちがありましたので、これからもロータリーの活動で、微力ながら何かしらのお手伝いが出来ればと思っておりますので、今後とも宜しくお願いいたします。