卓話時間
第1610例会
2014年01月06日 (月曜日)
- タイトル :
- 新春のご挨拶
- 卓話者 :
- 土肥会長
熊野会員
会長新春のご挨拶 土肥会長
私は、平成25年7月1日に会長に就任しました。早半年が過ぎたことになります。私は会長方針として「ロータリーは人と奉仕をつなぐ橋」を掲げ、奉仕の精神は皆が元々持っている根源的なものであります。しかし長い社会生活の間にいつか忘れ去られた可能性があります。ロータリーがその触媒となり、皆が本来持っている精神を取り戻す事が出来るのではないかと思います。その意味でロータリーの一員となり、ロータリーを実践することで、奉仕の精神を取り戻す事が出来ると考えています、と話したのです。このフレーズは沖田ガバナーの講評にも引用され、私の好きな言葉となりました。
さて会長の私にとって昨年は行事の多い半年でした。ここで前半期を顧みて今日から始まる後半期を乗り越えたいと存じます。
前半期の8月2日には山村忠次チャーター会員の訃報が入りました。88歳でした。翌日の葬儀で弔辞を読ませて頂けたことは私の心に大きな跡を残しました。囲碁同好会、その後のカラオケと飾らない人柄で私達を魅了した山村さんでした。9月30日は追悼例会とし、柚木 宏チャーター会員、熊野 巧パスト会長、迫田勝明パスト会長にそれぞれ山村さんの思い出を語って頂きました。
黒瀬真一郎会長エレクトから仕事上の関係でどうしても次年度会長を受ける事が出来ないとのお話がありました。理事会で協議しましたところ、黒瀬先生のお人柄からして余程の事があるはずである。申し出の通り認めるとの結論に達しました。代わりのエレクトには副会長の戸田幹雄会員にお願いしました。当時戸田副会長は35周年事業も副実行委員長の要職であり事実上の第一線として指揮に当たっており、多忙になり過ぎるのではないかという事、そして会長ノミネー資格会員も増加させる必要があることから副会長を二名制とし、二人目の副会長には村上クラブ管理委員会担当理事会員を充てる事にしました。村上副会長は昨年の年次総会で会長ノミネーに指名されたのは皆様方がご存じの通りであります。いずれも現理事であり、理事定員は同じですが、副会長を二名にすると理事の定員が一名増となるため、12月9日の年次総会に於いて理事を増やす提案を行い認めて頂いたところで御座います。最終的には副会長2名以内という文言で落ち着きました。
また11月28日はクラブ創設35周年事業を行いました。杉本嘉郎実行委員長を始め副委員長の戸田幹雄副会長以下実行委員の方々、親睦委員の方々には大変お世話になりました。お蔭様で8名の台中西ロータリークラブの面々も大満足でお帰りになりました。本当に有難うございました。
さて当クラブでは花火大会、ファイヤーサイドミーティング、研修会、新会員歓迎会など考えられることはほぼ全て行って来ました。井内康輝ガバナー補佐、沖田哲義ガバナーからもお褒めの言葉を頂いた所であります。
先ず、献血支援と青少年奉仕について、これまでも「マイカー乗るまあデー」への賛同呼びかけ運動、街頭での献血への参加呼びかけ運動を行っていました。当初は3大学であったのですが、今回は6大学の学生がボランティア活動としてこれに参画してくれました。横の広がりを見たことでこのグループは今後大きく飛躍するのではないかと期待しています。今後、これらのグループを当クラブの青少年ボランティア・グループと位置づけ、更に、発展させることができないかを検討しています。
次いで35周年記念行事であります。11月28日に開催した総会では100名弱の来賓、会員、元会員が集いました。中国新聞に35周年記念総会の情宣記事を掲載したのも初めての試みでした。賛否両論あると存じますが、外部から私に来ている意見では全てが好意的でありました。
新地区補助金を使っての広島特別支援学校小学部へ遊戯型運動器具の寄贈は今年2月に行います。
さて今年度は入会3年未満の会員が多いため、RLI方式での研修、ファイヤーサイドミーティングを都合4回行いました。この様に前半期はイベントの多い期間でした。
会員数の増加が著しく、クラブの活気が感じられる。等とお褒めの言葉を賜り有難く拝聴した所ですが、これらは全て皆さん方の正に身を捨てての努力が在ったため為された賜物と考えています。皆さん方に厚く御礼申し上げる次第で御座います。
しかし、会員増強につきましては前会長河野さんの時ほどの業績が上がっていません。私は昨年8月地区指導者育成セミナーに於きまして当クラブの前年度会員増強が素晴らしいと4クラブからの意見発表をさせて頂いております。その中で私は次のように発表しています。
昨年度は入会が14名で退会が4名と61名から71名となり大変会員数が増加しております。これは以前からの地道な努力が実ったものと言うべきであります。
本日の発表に際し、昨年度最も入会紹介数が多くクラブビルダー賞を受賞された緒方俊平会員から伺った話をさせて頂きます。
緒方会員が会長であった06-07年度は会員が51名まで減少し、最も難しい会の運営を強いられた時期でありました。会費は極限まで値上げしているので会費の値上げは話として出しにくい。誕生祝いのシャンペンはなくなり、月一回の100万ドルを二回にし、ぎりぎりの予算で会の運営をしなければなりませんでした。支出を抑えるため事務職員の給与もやり玉に挙がり、例会の場所の変更も検討課題に挙がりました。
その時、緒方会長はある話に出会います。それはある韓国のロータリークラブの会長の話でした。彼が会長になった時は例会の出席者は半数で、常に半数が欠席していました。会員数も20名を数えるだけとなっていました。正に末期的状態でした。しかしその会を総勢120名の大クラブに作り上げたのです。しかも不良の11名には辞めてもらったとの事でした。
緒方会長は、この話を読んだ時にいたく感動し、やれば出来るんだと思い、強く決意したと言います。
その為にはどうしたら良いのか考えました。結論として、明るくて楽しい会にしなければいけないと、言うものでした。その後彼は3~4名のチームをつくり、ステップ バイ ステップで行こうとしたのです。一度入ったら辞めないクラブをつくろうとしたのです。その為の基盤整備が必要でした。
皆がその意識を持ってくれたら良い。クラブはミニホームである。みんなが目配りをして内向きにならない、外側に目を向ける。クラブが楽しい環境整備が必要だと考えたのです。
その為に何をしたのか。
先ず行ったのはノートの作成でした。後に「会長自戒メモ」と題してあり、緒方会長から始まって直前会長まで7名の会長が考える事をメモしています。
内容的に皆さんに公表しても差し支えないと思うのと、事項ではないかと思うので、その一端を紹介させていただきます。
「クラブを一枚の板(ボード)に見立てよう」板の上に会員が乗っている。どちらかに偏ると滑り落ちてしまいます。会長の最大の任務はこの板のバランスをとることです。」
「自分の結論を言う前に
貴方はどう考えますか?
と尋ねることが イイね」
会長が結論を言ってしまうと。時々 それは文句のつけようのない 行き止まりになってしまいます。
「マナーの模範であることが求められる。 簡単なことだけど」
「卓話中に私語をつつしむ。」
「ヒジをついたまま食事はしない」
「会員を呼び捨てにしない 特に会員家族の前では注意する。」
「人前でオナラをしない ゲップをしない。」
「ありがとう御座いましたを、言う。」
「十人十色をわきまえて」
「歌いたい人 絶対歌えない人」様々です。無理強いをして恥をかかせてはいけません。
「ユーモアで乗り切って下さい。」
「自分と同じような人ばかりではありません。」
等々、会長としての身の処し方と言うよりも人生訓の本と言う感じがします。
結果として、5年間は行きつ戻りつであったのが、昨年度は純増12名となっています。緒方会長は2006~2007年度の会長なので6年経ってみを結んだとも言えます。
しかし、折角会員の著しい増加の状況であったのが、一息ついた感じで爆発的に前進していません。おりからやんごとなき理由で退会が在る中で、中途に留まっていることにやや焦りを感じています。会員数は年齢の問題もあり、自然に減少する運命にあります。それ以上に緒方会員の自戒メモに在った「明るく楽しいクラブを作ろうよ」になっているのか、どうか?私の反省であります。
昨年度は「GO! GO! 65」のキャッチフレーズで71まで増加しました。今年度は「クオリティ75」を企画してくれました。今年度、後、半年です。クオリティ75に向けて前進しましょう。
業績が伸びない理由は、私の情熱が足りなかったと反省しています。明るく楽しいクラブに作り上げて行く努力が果たして十分だったのか反省しています。後半期では私は強い反省の上に立ち、明るく楽しいクラブ作りに励むつもりで御座います。皆さんの大いなる関与をお願い申し上げる次第であります。
熊野 巧
皆様明けましておめでとうございます。夢多く素晴らしい新春を健やかにお迎えの事とお慶び申し上げます。
さて今年は午年にあたりますので、私が年男として卓話をさせて頂くことになり、大変喜んでおります。私は、唱和五年うまれで七回目の年男を迎え八四才にになります。馬は馬力などと能力が他の動物と比較して並外れていることから権利良くの象徴として尊重されています。又神社においてはシンボル的存在として新馬の銅像が祀られたり、絵馬に希望を託し奉納する風習も有ります。ちなみに小泉元総理は昭和十七年の午年、安倍総理は昭和二十九年の午年です。
さて、今年は私にとって希望の持てる年、飛躍の年にしたいと思っております。先ず会社においては昨年より社会に貢献出来る新しい製品の開発に母校の協力のもとに取り組んでおり、今年は是非成功させたいと思っています。
次にロータリークラブに於いては、今年は我々のクラブより、初めてのガバナーを出すべく非常に大切な年になりますので我々会員は一致団結して田原榮一ガバナーの実現に邁進しようではありませんか。
次に私としては昨年、創立三十五周年の記念式典に於いて三十五年連続出席の表彰をしていただき感無量のものがありましたので、今年より、これを更に三十五年連続出席を目標にして、その最初の出発の年なので、健康には充分に留意して、ロータリアンとして、又、愛する広島中央ロータリークラブの発展に、微力乍ら、貢献出来るよう、頑張って参りたいと思っております。
次に音楽同好会でございますが、大久保幹事が非常に良く頑張っていただいておりまして現在会員が22名で特に、新しい若手の会員が増え、非常に盛り上がり本当に楽しい素晴らしい回になりつつあり、歌の好きな人、音楽の好きな人が集まって共に唄い共に聞く事は特に体のためにも良いそうです。又、歌は免疫を高め、カラオケは認知症の予防になるそうです。ビブラートを使って唄うと能の血流が良くなるそうです。特に高音をしっかり良く出すこと又、伸ばすことが非常に体のために良いそうです。どうか歌を唄っておおいに楽しみましょう。
又、何事にもくよくよせず、何事にもにこにこ、笑顔を絶やさない、笑う門には福来るともうしまして、これが健康を保つ一番の特効薬だと思います。しかめづらをしていては健康体は保てません。
最後に私は基本的にはお酒もタバコもやりません。そして午後8時以降は何も食べないように口にしないように努力致しております。又、朝起きたら直ぐミネラルウォーター等の良い水を500cc飲んでおります。おなかが非常に気持ちよく体調が一日中良好です。以上で私の卓話を終わらせて頂きます。どうか、皆様この一年お元気で素晴らしい年にしようではありませんか、ご清聴有難うございました。