卓話時間

第1747例会
2017年04月17日 (月曜日) 12:30
広島原爆障害対策協議会 平松恵一会長(RC会員)
同協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(RC会員)
広島市医師会臨床検査センター  谷敷圭美センター長
第1746例会
2017年04月10日 (月曜日) 12:30
アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
脚本家 鴨 義信氏

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第1200例会

2004年04月05日 (月曜日)

タイトル :
故石川武憲会員を偲んで
卓話者 :
田原榮一君、赤羽克秀君、出崎邦彦君

田原榮一君

石川武憲教授が急死されてから36日がたちました。
2月29日、突然先生の訃報に接したことは、大学関係者、同僚のみならず、我々広島中央ロータリクラブ会員にとりましても限りない悲しみ、痛恨の極みであります。特に、今週の日曜日、4月10日に先生の退官記念祝賀会が開催される予定であったこと、そして「石川武憲教授のご退官に寄せて」という私のお祝いの言葉をお送りしたこと等を回想しますと、先生が亡くなられたことが、誠に残念でなりません。
石川教授は、昭和15年島根県にお生まれになり、当年63才でした。昭和41年大阪大学歯学部をご卒業され、城西歯科大学助教授を経て、昭和51年広島大學歯学部助教授に赴任、平成5年教授に就任されました。その2年後の平成7年7月我ロータリクラブに入会されております。そして、今日までの9年間、国際奉仕をはじめ7つの委員会で奉仕活動されると共に、昨年には、会計理事としてわがクラブの管理・運営に貢献され、そして本年度は、職業奉仕委員会の副委員長を務められました。
ご承知の如く、先生は温厚かつ実直な方で、10年以上の長い間、親しくおつき合いする機会に恵まれましたことは、私にとりまして大変光栄の至りであり、先生に心から感謝する次第であります。
先生は、顎口腔悪性腫瘍学外科の大家であり、その基礎・臨床業績は、国内外で高く評価されています。その上、広島大学に28年間在籍され、大学の教育・研究・診療に多大の貢献をされると共に、平成12年から2年間 広島大學歯学部付属病院長として歯学部の発展にご尽力されました。
私が広島大学医学部在籍中には、先生の教室から8名の大学院生を私の教室に送られましたが、彼らは全て立派な研究成果をあげ、学位を取得して、現在、大学や地域医療において、先生の人間愛と哲学を受け継いで活躍しておられます。先生の教育・研究の姿勢と基礎から臨床へ還元するという高い理念と人間愛に心から敬意を表したいと思います。
一方、石川教授は、芸術家でありました。昨年5月、我クラブのロンガルス絵画同好会展示会が開かれましたが、先生は多くの俳画を出展されました。それらは、いずれもプロ並の筆裁きで、その美しさ、独創性、そしてその色彩に我々は驚嘆したのであります。加えて、根付にも大変造詣が深く、根付の収集家でもあられました。我々は、誠に惜しい人を失ったのであります。
“石川先生、今、先生と静かなスタンドで楽しく酒を酌み交わし、科学を論じた日のことが懐かしく思い出されます。どうか安らかにおやすみください。”
これまでの先生のご厚情に感謝し、私の追悼の言葉とさせていただきます。

赤羽克秀君

石川先生の訃報を聞き、私は年下であり生意気に聞こえるかも知れないが、とても大切な「友」を失った寂しさを感じました。
石川先生は広島大学大学院ではとても偉い学者であり、医歯薬学界において数々の役職を兼任されている重鎮であります。
しかし、私と石川先生との関係は趣味の世界での交際であり、いつも楽しい笑顔の世界のお付き合いばかりでした。
その世界とは根付と印鈕、印材の世界であり、私にとっての趣味とは言え、かなり専門的な内容まで話のできる素晴らしい友でした。
日本根付研究会の広島大会で、石見(山陰)の根付師について講演をお願いした時の専門的レベルの高さと講演の時の真剣な顔にびっくりしたものです。
これから大学を退官され、時間の余裕ができればもっと根付、印材の世界で多くの時間を持ちたいと願っていた矢先の訃報でした。残念でなりません。
どうか安らかにお眠り下さい。
合 掌

出崎邦彦君

3月1日先生の訃報に接し絶句致しました。4月10日には退官記念講演も決まっておりすぐには信じる事ができませんでした。先生とは同じ昭和15年生まれでロータリーの入会も平成7年3月7日と同じ、奇しくもこの日が先生の誕生日でよく覚えております。
先生との出会いは昭和50年、今はありませんが上幟町の「あまぎ」という料亭で恩師から紹介されました。その時庭の楓が色づき始めた頃で、今でもその当時のことを思い出します。
それ以来、先生には患者さんの相談や検査・手術の依頼等々長い間本当にお世話になりました。先生は厳しい指導をされておられた事をよく知っております。これから益々活躍される事を願っておりましたが本当に残念です。
又、先生は詩を書き歌を唄い、絵・彫刻・印鈕を彫る事を楽しみ根付を蒐集されるという幅広い趣味をお持ちでした。私が病気をした時、観音様を描いた手紙を頂きました。今でも大切に持っております。
退官後、趣味を生かされた第二の人生を色々と描かれていた事と思いますと本当に無念であった事と思います。
心よりご冥福をお祈り致します。

Posted by 事務局 at 12時30分

2016-2017年度

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2017 6/30Friday

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