卓話時間
第1555例会
2012年09月03日 (月曜日)
- タイトル :
- クラブフォーラム「新世代奉仕」
- 卓話者 :
- 古澤宰治君
吉川 惠君
新世代奉仕 古澤宰治委員長
毎年10月,11月くらいにRYLAの研修会が1泊2日で行われておりまして,今年度は9月末に私が行かせていただきます。今年度はまだですので,過去3回,3年前から参加していただいておりました吉川惠会員から報告という形でRYLAを紹介させていただいて,私が少し新世代奉仕をからめてお時間をとらせていただければと思います。
吉川 惠君
RYLAとは,Rotary Youth Leadership Awardsの略です。日本語ではロータリー青少年指導者養成プログラムという言い方になります。若者たちの研修プログラムということであり,対象は14歳から30歳までの青少年です。30歳までの社員を1人伴いまして参加しました。
RYLAは,リーダーシップ,良き市民,人間としての成長を目指しています。目標は,①ロータリーの青少年への尊重や配慮を身をもって示すこと,②選ばれた青少年や潜在性を有する将来の指導者に対して効果的な研修を与えること,③青少年による青少年への指導を奨励すること,④地域社会に尽くしている青少年を公に表彰すること,です。
3年前は福山であり,180名参加しました。主催者のロータリークラブが献身的に奉仕をしておられました。「人をつなぐ」ということで三宅准教授の話がありました。その後,パワーアップセミナーがあり,自分の位置・役割・意義を自覚してよりよい人間関係を作ろうというものでした。実体験を含むセミナーでした。2日目は福山駅周辺の掃除をしました。最後に天野パストガバナーの講演がありました。
2年前は徳山であり,126名が参加しました。基調講演は,回天記念館館長による「当時若者たちは何を思いどう行動したか」という話でした。その後,「家族で食事ができないのはなぜなのか」という議題でグループ討議がありました。2日は大津島に移動しまして,桜を守っておられる佐野さんから「大島の桜の現状と将来性」について話を聞きまして,桜と椿の植樹をしました。私の男性社員と一緒に行ったのですが,会社ではいつも分析ばかりしているので,異業種の同世代と泊まりがけで話しをする機会がなかったので良かったとのことでした。
昨年は,岩国であり,146名参加しました。基調講演は林芳正参議院議員が来られました。その後,岩国短大の山縣明人教授のもと「日本を経営してみませんか」というテーマで,グループを4つに分けて,総理大臣と閣僚を決めて,その中で,今の日本のあるべき姿の討議をしました。各グループから質問事項を決めて,林芳正参議院議員に質問してその場で答えてもらうという形式だったのですが。印象に残っているのは,「今年最も良かったことは何ですか」と質問したところ,林議員が「印象的だったことがあります。東日本大震災で,震災のまっただなかで思うのは,戦後復興に向けて立ち上がった先祖たちのことです。先祖たちの努力で今の日本がある,という中学生の言葉だった。」と答えられたことでした。
新世代奉仕 古澤宰治委員長
RYLAは今年は宮島で行われます。これは私が参加してまた報告いたします。
国際ロータリーのホームページにあります「新世代奉仕入門」というスライドを見ながら説明いたします。昨年から,奉仕部門に「新世代奉仕」が組み込まれました。最初の理解が浅かったのですが,「新世代」とは,インターアクト,ローターアクトをメインでやるんだろうという認識から入りました。当クラブはインターアクト,ローターアクトを実施していませんが,現在は設立を目指してどうしたらいいかという段階と思います。
なぜ,インターアクト,ローターアクトに力を入れないといけないのでしょうか? 青少年にロータリーの活動・精神を理解してもらって,将来の社会を担うというプログラムがメインですが,他の分野(職業奉仕等)にも絡めてやるといいですよ,という紹介になっています。今年は,こういったつながりをいかに皆様にご紹介しながら,知識を深めていければ,と思います。
意外になるほどと思ったのは,「新世代と会員増強」のところです。私の体験談を話させていただきますと,まずロータリーに入らないかと言われたときに,「ロータリーって何なの?」というのが率直なイメージでした。まだまだかなりの方がロータリークラブへの認識が少ないという思いがあるのも事実です。次世代のリーダーの方にロータリーを知っていただいて,その方々が年齢・環境が整った時点でロータリー活動をしたいと思ってもらえるようなつながりになるのだろうと思います。
具体的な活動ですが,当クラブでは献血活動を4年していますが,若い人々に社会奉仕プロジェクトに参加してもらうことも,新世代奉仕に参加する方法です。また,スライドに「小学校で非行防止の指導」というのがありますが,おやじの会に継続的に支援をしているのも,新世代と奉仕プロジェクトのコラボであると知った次第です。是非新世代奉仕の応援をしていただきたいと思います。田原会員をはじめ数名の方が,学校に行かれて自らの職業について講演をなされています。これも新世代奉仕の一環と思います。
インターアクトは,女学院などにあり,学校が支援するクラブ活動の一環として組織されているようです。聞いているところでは,ホストクラブの支援態勢が整っているかもありますが,学校側の態勢が整っているか(熱心なクラブ顧問の先生が継続的に活動しているか)が,長続きするポイントのようです。
今後皆様のご協力をよろしくお願いします。