卓話時間

第1747例会
2017年04月17日 (月曜日) 12:30
広島原爆障害対策協議会 平松恵一会長(RC会員)
同協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(RC会員)
広島市医師会臨床検査センター  谷敷圭美センター長
第1746例会
2017年04月10日 (月曜日) 12:30
アメリカンドリーム代表 吉川浩司氏
第1745例会
2017年04月03日 (月曜日) 12:30
脚本家 鴨 義信氏

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第1502例会

2011年06月13日 (月曜日)

タイトル :
会員卓話「教育環境の変化と私学・広島女学院の女子教育」
卓話者 :
黒瀬真一郎君

黒瀬真一郎君

1. 教育・社会を取り巻く諸状況
戦後66年を経て、家庭は「家」社会から欧米型社会(核家族・個性重視)となり、学校も教育制度の目まぐるしい変遷と進学率は上昇してきたが、社会は少子高齢化(未婚、晩婚、非婚化)、高度情報化、グローバル化、規制緩和と市場原理(プロセスより結果の重視)、雇用環境の悪化などのより青少年にとって将来の夢を語り合うことの難しい時代となった。
2. 生徒数と進学率の推移
 18歳人口は’92年(205万人)をピークに現在(121万人)が2031年には
89万人と予測されている。進学率も現在、高校で98.5%、大学は56%と大衆化した。
3. 私立学校が果たしてきた役割
 私学が公立に占める割合でみると、現在、幼稚園85.8%、高校30%、大学76.8%が示すように教育界において私学の果たしてきた役割は重大である。
4. 広島女学院(創立125周年)が果たしてきた役割と決意
 女子のための教育が顧みえられなかった時代に種が蒔かれたことは特筆すべきことである。公教育の一翼を担ってきた私立学校にとって、創立者の熱い祈りと願いによって打ち立てられた建学の精神は、各私学のバックボーンとして大切に守り受け継がれてきた。特に、キリスト教精神を礎とした広島女学院は、その草創期から新築直後の放火による校舎の全焼、戦時下の軍部による厳しい弾圧等に耐え、幾多の試練を克服して‘人格教育(人間教育ではない)と生涯に亘って通用する真の学力と生きる力’を追求してきたのである。
 明治維新以後、西欧に‘追いつき追い越せ’をスローガンにひた走り、戦後
目覚ましい発展を遂げた日本社会は、特に、東日本大震災を契機として「物質的豊かさと引き換えに大切な何かを置き忘れて来た」ことに気付いたのではないだろうか。「本当に大切なものは目に見えない」ことを再確認し、ヒロシマにある学校、ヒロシマに生きる者として「かけがえのない命を大切にする教育」を心して、「知識や技術だけを身につけた狭い視野の人材を育成するのではなく、判断力、決断力、困難を克服できる人間力を備え、どのような状況に置かれても、責任ある行動を毅然として取り得る人物を育てる」女子教育に努めたいと思う。

Posted by 事務局 at 12時30分

2016-2017年度

本日の広島中央RCの予定

2017 6/30Friday

本日の広島中央RCの予定はありません。

これからの広島中央RCの予定

今月の予定更新中!!
予定更新までもうしばらくお待ちください。

今月の予定と例会変更

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