卓話時間
第1458例会
2010年05月31日 (月曜日)
- タイトル :
- 会員リレー卓話No.17
- 卓話者 :
- 砂田龍吾君 上原悠爾君 栗栖昭夫君
河野 隆君 小佐古哲哉君
「仕事のこと」 砂田龍吾君
本日は、「私の仕事について」という内容で卓話をさせていただきます。
プレハブ工業は創業37年となりますが、会社名にもありますように創業当時はプレハブ建築を主な業務としておりましたが、現在の主要業務は産業廃棄物処理となってきております。というわけで今回は主要業務であります産業廃棄物処理について少しお話しをさせていただきたいと思います。
産業廃棄物処理と申しますとゴミを扱うということでイメージが悪く、なかなかご理解いただきにくい分野かも分かりません。私共が扱っております廃棄物は主に電信柱等のコンクリート類、OA機器や設備機器等の機械類、プレジャーボート等の廃船を含むプラスチック類といったところです。こういった廃棄物を弊社では、現状で可能な限りリサイクルして参りたいと業務に取り組んでおります。
本日は、この中から日頃皆様の身近にあるOA機器の処理について少しお話ししてみたいと思います。処理につきましてはお配りしております資料に簡単に作業フローを書いておりますが、基本的には手作業により素材毎に分別解体をいたします。この分別により、例えばデスクトップPCの本体で有れば重量ベースで98%以上の率でリサイクルしています。手作業での解体・分別によって、より細かく素材を回収することにより高いリサイクル率を保つことができるわけです。
さて、昨今、携帯電話やPCには金が入っているという話をよく聞きます。皆様ご存じかとは思いますが、金が入っているのは資料にあります緑色の板の基盤です。私共もこの基盤を解体する過程で回収し、鉱山メーカーで主に金、銀、銅、パラジウムを精錬し回収・リサイクルしております。現在の日本ではこういった貴金属を含めレアメタルといわれる希少金属は輸入に頼っております。レアメタルは家電や自動車、携帯電話、OA機器などの製造には欠かすことの出来ないものとなっております。国も備蓄制度を行ってきておりますが、長期間供給を賄えるものではありません。そこで注目されているのは、都市鉱山といわれる国内に眠る貴金属です。都市鉱山とは国内に出回っている携帯電話やOA機器、家電などに含まれる貴金属のことです。2008年に発表された数字では国内の都市鉱山に存在する金の総量は6800トンで全世界の現有埋蔵量の約16%に相当するそうです。同様にその他のレアメタルについても都市鉱山には全世界の埋蔵量の一割を超えるものが多く存在しており、そこから当然、どうにかこの資源を再生できないかと考えられております。
現状、使用済みのOA機器などの電子機器は廃棄物として処理されるか、環境規制の厳しくない近隣国に流出しております。近隣国に流出するということは輸入により獲得した貴重な資源を放出していることではないかと思います。私共は今後もリサイクルに力を入れ貴金属をはじめとするレアメタルの回収に努め、若干ながら社会貢献が出来ればと考えております。
最後になりますが、廃棄物の処理などでお困りのことがあれば何なりとご相談いただければと存じます。本日はありがとうございました。
「自然の摂節理と未知」 上原悠爾君
「私の生い立ち」 栗栖昭夫君
「中小企業の抱える問題」 河野 隆君
1.中小企業の現状(1)
・外需の減少 リーマンショック後、アメリカ、ヨーロッパなどの先進国の外需減少
・内需の減少 製造業:受注の大幅な減少(昨年対比40%減)
卸小売業:販売額の大幅減少(デフレによる利益減)
2.中小企業の現状(2)
中小企業は経営危機 隠れ破綻が急増
金融政策で生き延びている
3.中小企業の現状(3)
パラダイムが変わる 空洞化・・・製造の空洞化から市場の空洞化へ市場と製造拠点が変わる
[市場:米国→中国、インド][製造:現地調達]
例:自動車のアメリカ進出
[武器は日本品質、下請け企業の優遇]
:自動車の中国、インド進出
[武器は価格、部品は現地調達]
4. 中小企業が抱える問題 ⇒企業経営の目的 存続と発展
(1) 事業承継問題 -------- 後継者不在企業をM&Aで譲渡
・2012年問題
・継がす不幸
(2) 経営の先行き不安 ------- 先行き不安企業をM&Aで譲渡
・このままでは生き残れない
・合従連衝、業界再編
(3) 破綻懸念 ------- 破綻懸念企業を再生で存続
・このままでは自己破産
「お礼とお詫び」 小佐古哲哉君
(1).御礼
● 不勉強な私を幹事として1年間起用して下さった会長と、不安定な幹事に適切なアドバイスを下さった副会長、支えて下さったお二人の副幹事・事務局に感謝
● 会務の運営にご協力いただいた理事・委員長をはじめ、会員の皆様に心より御礼を申し上げます
● ロータリー知識は未習得であるが、人間関係は勉強をさせていただいた
● 委員会活動では、長期PJ委員会ご発案により、奉仕プロジェクト委員会にて実現した『エコ・ドリーム運動』が印象的であった
● 様々なことを学んだ中で、最も重要なことは、クラブは全会員の協力を得なければ運営が困難である、ということである
(2).お詫び
● 我が身は、社会勉強不足とロータリー知識の欠落を自覚、会務運営に支障があったのではと反省
● 委員会において、サプライズが多くあった点(準備不足で突然の依頼)職業奉仕・親睦・プログラム委員会の皆様には、お詫びを申し上げます
● 二週間前に行なわれた東南・城南・中央 3クラブ対抗ゴルフ大会では痛恨の3位、
結果は次年度に申し送りつつ、是非リベンジを果たしていただきたい
(3).総括
● 本年の学習を今後の活動に活かせるよう努力することを誓い、結びの挨拶とする