卓話時間
第1175例会
2003年09月01日 (月曜日)
- タイトル :
- 終息なるかSARS!
- 卓話者 :
- 杉本嘉朗君
本日は重症急性呼吸器症候群(SARS・サーズ)についてお話しします。
SARS・サーズは、中国、香港などで発生し、世界30カ国で広がりを見せているコロナウイルスの新種が原因と考えられている呼吸器疾患です。
潜伏期間は、2~7日(最大10日)で、患者のせきなどの飛沫や体液との接触を通じて感染すると考えられています。
☆SARSに関する相談は各区の保険センターで受け付けています。
SARS(サーズ)を疑う対象は、以下3点です。
餮38℃以上の急な発熱
餽せきや呼吸困難などの呼吸器症状
餾10日以内のSARS(サーズ)伝播地域への渡航・居住(又は10日以内のSARS患者との接触)
☆これら3点全部に該当する方は、最寄りの保護センターに相談のうえ、あらかじめ医療機関に連絡をして、マスクをしてから医療機関を受診してください。
☆症状のある間は、他の人への感染を防ぐため、マスクをしてください。
WHOが公表しているSARS(サーズ)伝播確認地域は、随時更新されていますので、
広島市のホームページ、厚生労働省のホームページや最寄りの保険センターなどでご確認ください。
広島市ホームページ http://www.city.hiroshima.jp/
☆感染地域から入国された方は、入国後は、次の事にご注意ください。
1.潜伏期間(10日間といわれています。)中は、念のため、次のような対応をしてください。
・家族・友人を含め、人に会うのは最小限にしてください。また、濃厚な接触はできるだけさけてください。
・外出時はできるだけマスクをしてください。
・発熱、せき、呼吸困難などの症状がでたら、最寄りの保険センターに電話で相談のうえ、あらかじめ医療機関に連絡をして、マスクをしてから受診してください。
2.あなた及び家族を含めあなたが接触した人(特に症状が発生して以後)に症状が発生したら、SARSに感染しているおそれがある旨、事前に最寄りの保険センターに電話で相談のうえ、その指示に従ってください。
☆感染を予防するためには、次のことを心掛けてください。(予防上の注意点)
・予防は、マスク、手洗い、うがい
・伝播確認地域への渡航自粛
・症状について知っておく。最初に起こりうる最も確実な症状は発熱です。
・発病予防のためしっかり睡眠、栄養をとる。
【相談窓口】
中保健センター TEL 504-2528
東 〃 TEL 64-5111(内線635)
南 〃 TEL 250-4108
西 〃 TEL 294-6235
安佐南 〃 TEL 877-2111(内線635)
安佐北 〃 TEL 819-0586
安芸 〃 v821-2809
佐伯 〃 TEL 922-0111(内線635)
広島市保健所(保健部保健医療課保健予防係) TEL 504-2622
夜間、休日は市役所(代表)TEL 245-2622