例会記録
第1543例会
2012年05月28日 (月曜日)
【場所】リーガロイヤルホテル広島 【ロータリーソング】奉仕の理想
- 本日のプログラム
- 新会員卓話「白磁の人」
- 卓話者
- 姜 慧 君
- 担当
- プログラム
- ゲスト
- 入会予定ゲスト
石田照佳 様(広島赤十字・原爆病院 病院長) - 祝事等
- ・創業月会員(6名)
- 会長時間
- “希望の木”
東日本大震災から早1年3か月が過ぎようとしています。
昨年11月に“希望の木”という本(写真詩集)が出版されました。作者は“千の風に乗って”の作詞、作曲化 新井 満さんです。
私は、松の木です。海辺に、一本だけ生えている松の木です。
でも、ついこの間までは、たくさんの仲間たちと一緒でした。
日本の東北地方、岩手県は陸前高田市。太平洋に面した海岸には、それは見事な緑の松林が、弓形(ゆみなり)につづいていました。
その名も“高田松原”。松の木の本数は、7万本。
植林が始まったのは今から350年も昔。江戸時代初期のことでした。
そんな大きな松林が、今はどこにも見当たらないのです。
この世からあとかたもなく消えてしまったのです。
わたし一人だけを残してーーー。
ではじまる詩で、残された1本の松の木が体験した地震、津波の恐怖、仲間が次々と倒されて行く無念さ、さらには一人残った孤独感、それに伴う仲間のところへ行きたいという死への願望、しかし自分がここにいることは皆が自分を守り一人でもいいから生き残って欲しいという7万本の希望であることを悟り、“希望の木”として生きることが自分の使命であることを認識し、次世代への命の継承を行ってゆくことを心に決めてゆく過程をつづっています。
残された1本の松の木をモチーフに被災者の心境を映した詩で深く感銘を受けました。
なぜ新井満さんがこのような詩を書いたかについて、彼自身が高校3年生であった昭和39年に起きたマグニチュード7.5の新潟沖地震の被災者で、まさにこの詩につづられた体験をし、その後PTSD(精神的外傷後ストレス症候群)となり立ち直るのに1年以上要した経験があるからと述べています。いずれにしても私はこの本を読み東北支援に駆り立てられたのは事実です。
私たちのクラブでも何か目で見える形でクラブとして支援ができないか否か今年度模索してまいりました。
去る4月理事会の賛同を得て思い切って福島中央ロータリークラブへ現在のクラブとしての支援状況と今後の予定などをお伺いする手紙を差し上げました。
その結果数回にわたり幹事さんから現状報告や考えておられる支援活動をお知らせいただいておりますが、具体的な行動は起こされていないようです。
支援活動の中で子供たちへのテーマが多く、例えば妊婦さんや小さいこどもをかかえている家庭、震災による遺児に対する支援などが考えられているようです。いずれにしても掛け声だけではなく何とか良い東北に対する奉仕プランでも出来上がりましたら皆様と汗を流し、東北の名湯に入り、東北人と交流が出来ればと思っています。 - 幹事報告
- ●BOX配布物の確認
①臨時理事役員会議事録
②次年度会員証
●回覧物
①6/25(月)最終夜間例会出欠表
●6月のロータリーレート1ドル80円に変更(先月は82円でした)
●次年度会員証の裏面にサインをして事務局にお返し下さい。 - 理事役員会
- ・本日例会終了後3階ロビーにて臨時理事役員会を開催
- 委員会報告等
- ◎職業奉仕 : 禁煙例会
◎SAA: 座席指定実施(ネームABC別)
◎出 席: 出席報告
◎国際奉仕: 使用未使用古切手類収集