2016-2017年度 2月期

第1740例会記録

2017年02月20日 (月曜日)
【場所】 リーガロイヤルホテル広島  【ロータリーソング】 それでこそロータリー

第1740例会のアルバム 「第1740回例会風景」【10枚】

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写真で見る例会記録第1740回例会風景 新会員卓話「自己紹介」

本日のプログラム
新会員卓話 「自己紹介」
卓話者
古川善也 君
担当
プログラム
祝事等
・入会月会員(2名)
会長時間
「2月23日ロータリークラブ誕生日を覚えて」
 先週14日(火)19時から2時間、広島中央ローターアクトクラブの設立準備会が開かれました。会員の方々の会社から派遣された
 10名、地区ローターアクト代表3名、中央ロータリークラブから13名、合計26名の皆さんが出席され、ローターアクトクラブの概要説明や現況報告があった後、熱心に意見交換がなされ、よき準備会をスタートすることができました。今年度内の設立を目指すことが確認されました。ご準備いただきましたローターアクト委員会の皆様に感謝申し上げます。
さて、私たちにとって誕生日は何歳になっても感慨深いもので、毎月第一週の例会日には、会員のお誕生日を紹介し、共にお祝いしております。
 2月23日は、ロータリー誕生の日です。1905年2月23日、ポール・ハリスによって初のロータリークラブの例会がシカゴで開かれ、一粒の種が蒔かれてから112年を迎えます。
 ジョン・ジャームRI会長は、この日を覚えて次のようなメッセージを届けておられます。
 「世界は今、これまで以上にロータリーを必要としています。世界は私たちの勇気、前向きな思考、理想を必要としています。世界は、私たちロータリアンが提供できる寛容、協力、希望を必要としています。世界はすべての国々の人々が成功裏に、快く、友情を築きながら一緒に活動できることを証明した組織を必要としています。
 私たちは、自分たちの行動がもたらす影響のすべてを知ることはできません。しかし、良いことを行おうと決意すれば、良いことはついてくると私たちは知っています。つまり、❛超我の奉仕❜を人生の指針にすれば、それが善に満ちたものへと導いてくれるのです。」
今年度、RIは、ロータリークラブ誕生日を迎えるにあたり、2月23日を「世界理解と平和の日」としました。
 私たちは、スピードをもって、目まぐるしく変化する時代にあって、誰も未来を予想することはできません。先行き不透明なこのような時代であるからこそ、ロータリークラブが誕生した2月23日を迎えるにあたって、ジョン・ジャームRI会長が提唱された会長方針「人類に奉仕するロータリー」を今一度心に刻みたいと思います。
幹事報告
◎100万$食事(幹事告知)
◎座席指定(抽選)
◎BOX配布物の確認
 ①次年度理事役員会議事録
 ②RAC設立準備会報告及びRAC地区大会案内
 ③会員名簿追加・訂正
◎回覧物
 ①広島14RC合同懇親ゴルフ大会出欠表(2/28〆切)
 ②次年度用ロータリー会員手帳注文書
◎今週2/23(木)12:45~広島支援学校交流会実施、出欠回答は本日が〆切
◎健康診断希望者は日程が混み合いますので、今月中に申込みをしてください。
◎次週2/26(日)インターシティミ-ティング開催について
 13:30~ホテルグランヴィア広島にて開催。出席予定者は確認の上、参加をお願いします。次年度は当クラブがお世話役となりますので行程をしっかり把握してください。また当日無断欠席はないように、欠席の場合は必ず幹事に連絡してください。
◎次週2/27(月)18:30~の新会員歓迎会参加の方で、ホテル送迎バスを利
用される方は事務局までご連絡ください。(人数把握のため)
理事役員会
◎例会終了後3Fロビーにて第3回R財団100周年記念イベント実行委員会開催
委員会報告等
◎出 席 : 出席報告
◎ロータリー財団委員会 : 愛のコイン箱
◎奉仕プロジェクト委員会 : 広島中央ローターアクトクラブ
◎G6・7合同インターシティミーティングについて

卓話時間

新会員卓話「自己紹介」

古川善也君

自己紹介
 広島赤十字・原爆病院の古川です。広島中央ロータリーには大学時代に教えていただいたり、一緒に働いた多くの医師が所属しており、心強い限りです。今回の卓話では、自己紹介と専門としている膵癌についてお話しします。

【1】自己紹介
(A)自己紹介

私は昭和30年呉市に生まれました。広島大学医学部を昭和55年に卒業後、広島大学病院、済生会呉総合病院を経て、昭和63年より広島赤十字・原爆病院に入職しました。平成28年1月より石田前院長の後を引き継ぎ広島赤十字・原爆病院院長に就任しました。専門は消化器内科で、特に胆膵系を中心に診療しています。なお、平成28年6月より広島中央ロータリーに参加させていただいていますが、これは土肥先生、山本先生の推薦によるものです。
(B)広島赤十字・原爆病院について
当院の開設は昭和14年5月1日。現在の病床数は565床、診療科は30診療科で、1100人を越える職員が働いています。災害拠点病院、臨床研修指定病院、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院など多くの資格を有していますが、これらに相応しい役割を今後も果たしていく所存です。
現在、病院再整備事業に取り組んでおり、病棟部分の改修は終了し、玄関棟の建設と外構部分の工事を行っています。全てが終了するのは今年の9月末の予定となっています。
赤十字と言えば災害救護のイメージが強いと思いますが、当院も阪神淡路大震災や、東日本大震災、広島市の豪雨災害、熊本地震などに職員を派遣しています。しかも発災後3~4時間後に救護班の第一班を派遣するという体制を整えています。
皆さんに協力していただいている日本赤十字社の社費は、救護活動など日本赤十字社の活動に使われています。災害時の義援金は全て被災者に届けられています。病院は独立採算で有り、これらのお金は一切回ってきません。「病院に寄付を」と思われたら、「病院で使ってください」と明記していただければ幸いです。なお、日本赤十字社に対する寄付は、個人としては所得税、地方税(個人住民税)、相続税。法人としては法人税控除の対象になりますので、是非宜しくお願いします。
【3】膵癌について(さわりの部分だけです)。
(A)膵臓について

膵臓は胃の裏に存在しており、頭側は十二指腸にはまり込むように、そして尾側は脾臓に接するように存在しています。また、背面には太い血管が走っています。膵の長さは約15cm、幅3~5cm、厚さ約 2cm、重量約 70g程度の小さな臓器です。十二指腸側を膵頭部、中央を体部、脾臓側を尾部と呼んでいます。(図1)
膵は外分泌系と内分泌系とからなっています。外分泌は食事を消化する酵素を分泌する細胞(腺房細胞)と、水や重炭酸を分泌する細胞(膵管上皮細胞、腺房中心細胞)からなっており、大多数の細胞は外分泌に関係しています。
一方、内分泌は血中にインスリン等のホルモンを分泌し、主に血糖のコントロールを行っています。
(B)膵癌について
膵癌は膵臓に発生する悪性腫瘍の総称ですが、膵管上皮細胞由来の悪性腫瘍が最も多く、これを一般的に通常型膵癌と呼んでいます。膵臓は厚さが2cmしかないため、2cmを超える癌は、膵からはみ出る進行癌となりますし、1cm程度のものでも、中心から少し外れたところに出来ますと、はみ出てしまいます。2cm以下の小膵癌でも必ずしも早期癌では無いことがご理解いただけるものと思います。
膵頭部に出来たものは黄疸などの症状が出やすく、体部は画像で発見しやすいのですが、尾部は症状も出にくく画像でも発見困難な部位です。
年間約32000人が亡くなっており、癌の中では男性5番目、女性4番目に多く、5年生存率は7%と全悪性腫瘍の中で最も予後が悪い癌です。さらに怖いことに膵癌は男女とも増加しています。
手術不可能症例で無治療の場合、平均生存期間は3~4ヶ月ですが、抗癌剤で治療した場合、平均寿命は10ヶ月以上に伸びます。抗癌剤を使った場合の、無増悪生存期間は4~6ヶ月ですが、この数ヶ月の延長は非常に重要な意味を持っています。何故ならば、癌と宣告されて自分らしさを取り戻すまで数ヶ月かかりますが、生存期間の延長で人生のまとめを行うことが可能となるからです。
残念ながら、時間の関係で診断・治療の話は出来ませんでしたが、知ってほしい事を一つ書きます。それは膵癌の危険因子です。危険因子には、糖尿病・慢性膵炎・IPMN(膵嚢胞の一種と思ってください)、喫煙、膵癌の家族歴等があります。皆さんも、これらの因子を重複して持っているような場合は、膵癌に気をつけてください。
以上を卓話のまとめと致します。

ニコニコBOX

入会月
頼岡徳在 君
2006年
三宅朗充 君
2015年

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