- 本日のプログラム
- 会員卓話
「がん予防に関するアンケート結果報告」 - 卓話者
- がん予防啓発推進委員会
尾形 聡君、柳田実郎君 - 担当
- がん予防啓発推進委員会
- ゲスト
- パラオ共和国教育省
プログラムマネージャー Demei 様 - 祝事等
- ◎連続出席表彰(3名)
◎結婚記念日(4名) - 会長時間
- 「平和と紛争予防・紛争解決月間」に寄せて
さて、今月2月は「平和と紛争予防・紛争解決月間」となっております。
本日はこのことについてお話しさせていただきます。
ロータリーの創設者、ポール・ハリスは、2度の世界大戦を経験し、世界平和の難しさを痛感し、強く平和を望んだロータリアンでした。没後50年を記念し、メモリアルプログラムとして、2002年「ロータリー平和センタープログラム」が発表され、2006年ロータリー財団の奨学生、「ロータリー平和フェローシップ」として導入されました。
平和フェローシップは、将来、政府や、民間企業、教育、報道機関などで、指導的役割を果たす人材を育成するものです。日本の国際基督教大学をはじめ、世界の7大学のロータリー平和センターで2年間、平和、親善、紛争の原因と、世界理解に関する国際問題について研究しています。毎年約100人が選ばれ、世界でこれまでに約1000人の卒業者を出しています。
現在、ロータリーが紛争問題に直接関与することは、大変難しいことです。平和な世界を実現するための、多くの構築者を育成する、ロータリー平和センターの役割を知ったうえで、寄付を通じての支援が、ロータリアンの平和への寄与として、最も協力の近道だろうといわれています。
2013-14年の田中作次RI会長は、「奉仕を通じて平和を」をテーマにされました。「奉仕を通じて私たちは、違いに対して寛容になり、周囲の人に対して、感謝の気持ちを抱くようになります。そうすれば、もっと相手を理解でき、あらゆる人の中に善を見出せるようになります。こうした理解を深めることで、他者への尊重の念が高まり、人々は平和に暮らすことが出来ると思います。」と述べられています。
田原ガバナーは、今年度ガバナー方針を「奉仕の中にこそ、幸福と平和がある」と掲げられました。
私も会長方針として、人類そしてロータリーの究極の目標であります「いのち輝く平和な未来」を掲げています。どうか奉仕を通して「いのち輝く平和な未来」を創造するため、共に学び、交わり、汗を流そうではありませんか。 - 幹事報告
- ◎BOX配布物の確認
① 第8回理事役員会議事録
② 健康診断のご案内
③ 会報12月号
④ 本日の卓話資料
◎回覧物
・2/27(月)の新会員歓迎懇親会及びR情報集会出欠回答表(〆切2/17)
・2/23(木)の広島支援学校交流会出欠回答表(〆切2/20)
・4/29(土)の広島14RC合同ゴルフ大会出欠回答表(〆切2/28) - 理事役員会
- ◎例会終了後12F「ライラック」にて次年度第3回理事役員会開催
◎ロビーにて第2回R財団100周年記念事業実行委員会開催 - 委員会報告等
- ◎職業奉仕 : ロータリアンの行動規範唱和
◎出 席 : 出席報告
◎国際奉仕 : 古切手類収集
◎親 睦 : 新入会員歓迎会およびR情報集会のお知らせ(2/27)
卓話時間
会員卓話「第2回がん予防啓発推進アンケート結果報告」
柳田実郎君
平成27年6月15日に行った第1回がん予防啓発推進アンケートと同じ内容のアンケートを、平成28年8月22日の例会時に再度行った。この間、新入会員や退会会員もあり、回答数は会員数の6割程度で無記名のため、この2回のアンケートの結果を単純に比較することは困難であるが、大雑把な傾向は把握できることが期待された。
今回(第2回)のアンケートを行った例会は、会員数78名、出席者56名、当日回答提出者40名、後日回答提出者6名であり、計46名から回答をいただいたが、1名の回答が白紙であったため、有効回答数は45であった。回答者の年齢や性別の分布に、前回と比べて大きな差は認められなかった。アンケート中の質問数は29で、うち喫煙者のみに対する3問と手書きの2問を含んでいた。
回答者の背景としては、心臓病経験者が45名中6名で高年齢に多く、全員非喫煙者であるが、一部が毎日飲酒をしていた。高血圧は15名で高年齢に多く、一部が喫煙と毎日飲酒をしていた。糖尿病は4名で、毎日飲酒者は少なかった。がん治療経験者は5名で高年齢者に多く、喫煙者はいなかったが毎日飲酒者が多かった。「がんは死を意味する」の回答が4%、「近親者にがんの方がいる」の回答が56%であった。
がんの1次予防についての質問では、喫煙者は18%で、うち「会社・家庭で分煙を心がけている」は100%であったが、「非喫煙者の前で喫煙することがある」が62%あり、禁煙外来の経験者は12%で、分煙施設がある職場が62%であった。毎日飲酒者は43%で、ビールと焼酎の飲酒者が多かった。
また、「塩分を控えている」67%、「野菜を多くとっている」78%、「熱いものをとらない」43%、「加工肉・赤肉を控える」36%、「乳製品を毎日とる」64%、「体重が若い時より10kg以上増えた」51%、「運動習慣がある」31%、「ここ1年で体重の増減が3kg以上」27%、「寝る前に食事をする」33%、「ピロリ菌や肝炎ウイルスの検査をした」69%であった。
1次予防のアンケートには予め、発がんに関係しそうな選択肢に1~2点がふってあるが、喫煙者に特化した質問を除いたものの合計点数(29点満点)の平均値は、今回は9.8点であり、単純比較はできないものの、前回の10.8点より1.0点下がっていた。
がんの二次予防についての質問では、「定期的にがん検診を受けている」76%で、胃がん・大腸がんなどの検診を多く受けているが、「仕事が忙しい、時間がない」「かかりつけ医がある」「必要性を感じない」「ついつい受けていない」などの理由で未受診との回答も24%あった。また、「家族の方ががん検診を受けている」58%、「職場でがん検診を受ける機会がある」66%、「がん患者の就労支援を行っている」43%、「がん患者の職場復帰が可能」97%であった。
さらに、「がん検診の受診を高めるには?」「自身で取り組んでいるがん予防策は?」の質問には、諸々の手書きの回答が寄せられた。
今回のアンケートの回答の内容は、前回と比べ大きな違いはないように思われた。今後は類似のアンケートを、例会で定期的に行っていく予定にしている。