- 本日のプログラム
- ゲスト卓話 「ラジオと暮らし」
- 卓話者
- (株)中国コミュニケーションネットワーク
代表取締役社長 小野浩二 様 - 担当
- プログラム
- ゲスト
- 山奨学生:李 在鉉(イ ジェヒョン)君
- 祝事等
- ・会員誕生日祝(13名)
・配偶者誕生日(7名) - 会長時間
- ・マルチプルポールハリスフェロー5回目表彰(緒方会員)
・「訪問例会の報告と田原ガバナー書簡」
本日卓話をいただきます小野浩二様には私も、公私にわたりお世話になっております。長年中国新聞にご勤務されたメディアの視点から社会情勢などについてお話を拝聴させていただくことを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。
先日ご逝去されました高石様のご長男様から通夜、葬儀へのご会葬のお礼のお電話が事務局へありましたことをご紹介させていただきます。
先週1月30日は、訪問例会として、広島市手をつなぐ育成会を訪問しました。広島市から健康福祉局の福岡部長や育成会の山本部長等18名の関係者が同席され、広島中央ロータリークラブからは約40名が出席し、寄贈品の贈呈式を滞りなく行うことができました。
地区補助金を受ける条件として、ただ単に寄付をするのではなく、交流会を実施することが求められておりますが、一年で最も寒さの厳しい時期で、入居者のうち16名の方々がインフルエンザに罹っておられたため、残念ながら交流会は中止されました。
しかし、例会終了後、数名の職員と入居者の皆さんと器具の活用を、楽しみながら談笑することができましたことを感謝いたします。
地区補助金を得て、2015年にはソーシャルトレーニング用自立整理棚、昨年はふれあい交流サロンへの備品一式、に続いて本年度はエアロバイク3台とクロストレーナー1台を寄贈し大変喜んでいただきました。
補助金の申請から諸準備、運営に関わってくださいました奉仕プロジェクト委員会・前原理事、人間尊重・社会奉仕委員会の西井委員長と委員の皆様に心から感謝いたします。
また、先々週1月23日は、例会終了後、第2回クラブアッセンブリーを行い、各委員会の担当者から上半期のご報告と評価、課題などについて活発に意見交換をすることができましたことを感謝いたします。
さて、ガバナー公式訪問を勢力的にこなされた田原ガバナーから先日、各クラブが後半期へ向けて、活動を始めるにあたり留意すべき事項についてメッセージが届けられましたので紹介させていただきます。
「各クラブは、残り半年間において、下記の点に確信を置き、掲げたクラブ目標に邁進され、見事に達成されんことを改めて切望します。
1. 元気なクラブづくりのために、ガバナー公式訪問で指摘した「クラブの健康チェック(棚卸)」を行い、それに基づく例会、会員増強、戦略計画、運営などを見直し、それらの処方箋を作成し、かつ実践する。
2. 2016年度規定審議会の決定事項を参考にして、クラブに柔軟性を取り入れる。特に、退職者女性を含む若い人たちをロータリー会員として入会を勧める
3. 地域社会のニーズに応えるために、職業スキルを活かし奉仕プロジェクトに取り組む。
4. 癌の一次・二次予防に、ロータリアン、家族、従業員一人一人が真摯に取り組む。
次に、新しい手続き要覧が発行されたが、従来のRI理事会決定事項をまとめた手続き部分がほとんどなくなり、組織規定が中心となりました。
そこで、ロータリー章典が重要になります。同期のガバナー刀根宗荘兵衛(2560地区)氏の翻訳を添付しますので各クラブで参考にしてください。
なお、来月、ガバナー補佐を通じて、ガバナー公式訪問の見直しについてのアンケート調査を行いますので、ご協力くださいますようお願いします。
国際ロータリー第2710地区
2016年度―17年度 ガバナー 田原栄一 - 幹事報告
- ◎BOX配布物の確認
①雑誌類=ロータリーの友誌・ガバナーズレター・抜粋のつづり
②「エコ・ドリーム運動」1月取組表
③次年度第2回理事役員会議事録
④米山記念奨学会だより
◎2月ロータリーレート1月に引き続き1ドル116円です。
◎回覧物
2/23(木)の広島支援学校交流会出欠回答表(〆切2/20)
4/29(土)の広島14RC合同ゴルフ大会出欠回答表(〆切2/28)
◎今月2/26(日)開催のIM(インターシティミ-ティング)の出欠変更は事前にお知らせください。出欠状況は受付に掲示しておきます。 - 理事役員会
- ◎例会終了後12F「ライラック」にて第8回定例理事役員会開催
- 委員会報告等
- ◎出 席 : 出席報告
◎広 報 : ロータリーの友紹介
◎人間尊重、社会奉仕 : 「エコ・ドリーム運動」
12月分取組結果報告及び1月取組表作成
卓話時間
ゲスト卓話「ラジオと暮らし」
(株)中国コミュニケーションネットワーク
FMちゅーピー社長 小野浩二様
テーマ「ラジオと暮らし」概要
FMちゅーピー社長 小野浩二
本日はお招きいただき、ありがとうございます。FMちゅーピーの社長を務めている小野浩二です。ロータリークラブの卓話は、1994年の広島アジア競技大会の担当をしていた当時に何度か招いていただいたことがありますが、今回は約20年ぶりです。
私は元は中国新聞の記者で、本社で主として広島県庁や広島市役所、東京支社で総理官邸や自民党本部など政治畑を担当。国政や知事、市長などの選挙を担当する機会が多くありました。編集委員、論説委員室などを経て昨年秋に定年退職し、FMちゅーピーに勤務しています。
さて、本日のテーマは「ラジオと暮らし」ですが、最近私はほぼ半世紀ぶりにラジオをよく聞く生活を送っています。半世紀前というのは、安芸高田市向原町の小学校を卒業後中学高校の6年間、西区古江の広島学院の寮にいた頃。よく深夜放送を聴いていました。
その後、学生時代や新聞社勤務の間は車の運転中にたまに聞く程度で、ほとんどラジオと無縁の生活でした。しかし、昨年からラジオを聴くようになり、日々の暮らしに役立つ生活情報の提供や、災害など緊急時に素早く情報を伝達する手段として、ラジオはなかなか捨てがたい役目があるということを改めて実感しています。
現在、広島県内にあるラジオ局はAMがNHKとRCC中国放送の2局。FMは、県域放送がNHKと広島FM、RCC補完放送の計3局。コミュニティー放送が廿日市、東広島、尾道、福山、広島経済大、弊社の6局。かつて佐伯区にもありましたが10年ほど前に閉局。逆に現在、三原市で開局の動きがあるようです。
コミュニティーFMは市区町村単位で許可が出る制度で、FMちゅーピーも許可エリアは広島市中区だけ。ただ、総務省が予想したほどには放送局が増えず、5年ほど前から隣接市区町村に電波を流してもいいということになり、弊社も西区、東区、南区に電波を流しています。実際は、西は宮島・大野町、東は海田町、北は可部辺りまで電波が届いているようです。
コミュニティーFMは全国に302局、中国地方に20局あり、いずれも経営的にはかなり苦戦しています。しかし、弊社が番組を購入している東京FM関連のミュージックバード社によると、3年ほど前からラジオの聴取率は上向きに転じ、ラジオの広告収入も若干ですが増加傾向に転じているそうです。
総務省や国土交通省も2011年3月11日の東日本大震災で被災者向けの生活情報提供にラジオがかなり役立ったということで、支援策を強化。弊社も国土交通省太田川河川事務所の災害関連番組などを流しています。
さて弊社がより幅広いFMファン開拓のため行っている新たな取り組みの一つとして、広域連携の事例をご紹介しようと思います。それは昨年世界遺産20年を迎えた厳島神社と、近い将来に世界遺産登録を目指している福岡県宗像市の宗像大社の連携強化を狙った対談番組の制作です。
この二つの神社は、同じ三女神を祭っているということで古来、つながりがありましたが、3年前に広島市出身の元九州運輸局長、大黒伊勢夫さんが西鉄監査役に就任されたことで連携強化の動きが本格化。一昨年秋に福岡市であったシンポジウムで宮島観光協会長の中村靖富満さんがパネリストを務めたのを受け、弊社は昨夏、大黒さんと中村さんをスタジオに招いて1時間の特別番組「厳島と宗像」を制作しました。
この特別番組は、本ロータリーにおられる平松整形外科病院の協賛を付けていただき、そうした縁で当時の広島県健康福祉局長の笠松淳也さんにも古代史のうんちくを語っていただきました。また、中村さんが専務を務めておられるFM廿日市に依頼して、弊社が制作した特別番組を廿日市エリアでも放送してもらいました。
この放送に対して多方面から反響があり、事前告知をした上で再放送を流しました。弊社の放送は昨年4月以降、1日24時間、世界中のどこでもスマートホンやインターネットで聴けるようになっているので、要望のあった放送エリア外の歴史愛好家の方々にはその方法で聴いてもらうことができました。
弊社は2カ月に一度の割合で番組審議会を開いていますが、その会合でもこの番組は高く評価していただき、委員長の木原康樹広島大副学長・前医学部長から両神社の連携をフォローする番組をさらに制作してほしいとの注文をもらいました。
宮島と宗像の観光協会は1年ほど前から現地視察団を派遣するなど交流を深めており、弊社も宗像の世界遺産化に向け、両地域の橋渡しの一助になればと考えています。
西鉄監査役の大黒さんは、初代観光庁観光政策部長や近畿運輸局長を歴任されたほか、大分県に事務局を置く物語観光行動学会の実質的主宰者。昨年秋にはJR九州の青柳俊彦社長や湯布院温泉観光協会会長の桑野和泉さんらを招いて大分市でシンポジウムを開くなど、多彩な人脈の持ち主です。
弊社はその人脈などを頼りに今後、各方面との連携を強化し、リスナーの皆さんにより興味深い番組を提供できるよう鋭意努力したいと考えています。
本日は、ラジオ放送の現状を紹介する機会を与えていただき、心から感謝いたします。