- 本日のプログラム
- ゲスト卓話「戦略計画について」
- 卓話者
- 第2710地区パストガバナー・戦略計画委員会副委員長
田村泰三氏 (柳井ロータリークラブ) - 担当
- プログラム・会長
- ゲスト
- 入会予定ゲスト 椿 和央 様
(日本赤十字中四国ブロック血液センター 所長) - 祝事等
- ・創業月会員(19名)
- 会長時間
- ◎熊本県地方を震源とする地震に対する義捐金について
◎ SAAとは何か
SAA(Sergeant-at-arms)・会場監督は武装軍曹の意味です。
本来は英国王室・議会の守衛官のことを言います。
その由来は、古くはイギリスの封建時代にさかのぼり、国王や大統領の行う各種の儀式においてこれを妨げ、秩序を乱すのを防ぎ、儀式を監督することを職務としており、その責任は重く、厳重に武装している(at arm)のが常とされていました。
ところが、この制度がアメリカの議会に導入され、それがロータリーに及んだものと考えられます。
SAAが正式な役職として定められたのは1906年で、ポール・ハリス、マックス・ウオルフ、チャールス・ニュートンがシカゴ・クラブの最初のSAAに就任したことが、ロータリーにおいてのはじまりとなります。
SAA委員会の職務については、役目としては、クラブ会合の場所の準備を整え、座席の適切な配置、会場での案内、会場に必要なものの手配、講演用の設備の点検、ニコニコ箱の集金管理等が主な仕事です。ちなみに、SAA委員会として心がける事項及び業務を以下に列挙します。
①出欠に関して
欠席の場合、事務局に連絡は当然ですが、委員長にも連絡すること。SAA不足の事態になったら、幹事に協力をお願いすること。
②会場への到着時間
原則として開始30分前までには会場に到着し準備を始めること。
③ 例会場入り口付近では、来客の出迎えに支障がないよう配慮する。
SAA親睦委員会を除き、会員は開会5分前には全員入場していただくよう心がける。
④全員の名札、RCバッジの着用を確認する。
⑤講演中の私語は、謹んでいただくよう注意を促す。
(引用:広島城南ロータリークラブ会報、2015.7.31号、No.241-3、pp4、) - 幹事報告
- ◎BOX配布物の確認
①臨時理事役員会議事録
②会報3月号
◎回覧物
①マイカー乗るまぁデー」PR活動&献血支援活動」(5/21)出欠表
◎次週5/2はクラブ定款による指定休会日となっております。
◎今週4/29は在広RC合同懇親ゴルフ大会が開催されます。参加者は宜しくお願いします。
◎本日は「会員データ確認及びアンケート」の提出期限です。未だの方は明日までに提出してください。 - 委員会報告等
- ◎出 席 : 出席報告
◎国際奉仕 : 古切手類収集
卓話時間
ゲスト卓話「戦略計画について」
田村泰三パストがバナー
「戦略計画について」
田村泰三PG(2011-12年度ガバナー・柳井RC)
ロータリーは戦略計画委員会を各クラブに設置して、クラブの戦略計画を進めることを奨励しています。これに先立って10年くらい前から、国際ロータリー(RI)の戦略計画を発表していることをご存じのことと思います。戦略計画はRI、地区、そしてクラブにおいて検討され、策定されることをRIは求めています。
次年度地区の大部分役割を担当される貴クラブの皆さまには「ロータリーの戦略計画」はどのようなことかについて認識を深め、各クラブの「戦略計画委員会」を支援することが必要です。
RIは「ロータリーがこれからもダイナミックな組織でありつづけ、世界中の地域社会に貢献していくための将来への指針となるのが、ロータリーの戦略計画です。」と説明しています。自分たちが将来何を目指し、そこに到達するにはどうしたらいいかを決めることは、どの組織にも必要です。これは、毎年リーダーが交代するロータリーでは特に重要なことです。
ロータリーの戦略計画は、ロータリーにおいて、新たなリーダーが就任するごとに方向性が変わることを防ぎ、ロータリーが重要目標の達成に向け、確固とした方向性をもって進むためのものです。
ロータリーは2009年に、世界数千人のロータリアンを対象に、ロータリーの未来に関する意見を調査しました。そして翌年、国際ロータリー理事会は、その調査の結果を直接反映した以下3つの優先項目を柱とする戦略計画を採択しました。1)クラブのサポートと強化、2)人道的奉仕の重点化と増加、3)広報イメージと認知度の向上です。3年ごとに見直され、その都度若干の修正が行われています。
1)クラブのサポートと強化には、
•クラブの刷新制と柔軟性を育てる
•さまざまな奉仕活動への参加を奨励する
•会員基盤の多様性を奨励する
•会員の勧誘と維持を改善する
•リーダーを育成する
•ダイナミックな新クラブを結成する
•クラブと地区における戦略計画の立案を奨励する の目標を掲げ、
2)人道的奉仕の重点化と増加には、
•ポリオを撲滅する
•青少年や若きリーダーの支援、およびロータリーの6つの重点分野と関連したプログラムや活動において持続可能性を高める
•他団体との協力やつながりを深める
•地元と海外の地域社会で多大な成果をもたらすプロジェクトを生み出す を目標とし、
3)広報イメージと認知度の向上には、
•イメージとブランド認知を調和させる
•行動を主体とした奉仕を推進する
•中核的価値観を推進する
•職業奉仕を強調する
•ネットワークづくりの機会、ならびにクラブ独自の活動について広報するようクラブに奨励する を目標としています。
そして、個人の中核的価値観を奉仕(サービス)、親睦(フェローシップ)、多様性(ダイバーシティ)、高潔性(インテグリティ)、リーダーシップを基本として育成することを奨励しています。
RIの戦略計画は、100年を超えるロータリーが行ってきたことを集約したものと言っていいと思います。内部、外部からの評価を加え、組織を衰退させないようにするために現在すること、将来の目標を確認することです。そのためにロータリアンが常に向上を続けることが求められています。ロータリーが行ってきたことをよく知り、ロータリアンであることの意義を確認することです。
戦略計画は内部の評価に加えて外部の評価を受けることも必要でしょう。自己の変化を行うことを認識する必要があります。多様性の価値観を養い、生き残りの条件を身につけることが目標と考えます。