- 本日のプログラム
- クラブフォーラム(奉仕プロジェクト委員会)
- 卓話者
- 奉仕プロジェクト委員会嶋本理事、国際奉仕城本委員長
- 黙祷
- 熊本の地震災害で、無くなった方への黙祷を行った。
- 祝事等
- ・入会月会員(4名)
- 会長時間
- 会長時間160418 熊本大地震と災害派遣医療チームの派遣
熊本大地震に見舞われた被災地の状況には、地震の怖さをまざまざと見せつけられ、言葉もありません。民家の大惨事、熊本城や重要文化財である阿蘇神社の倒壊を見ると心が痛む思いでございます。大地震が立て続けに起きている状況から、まさに災害列島であり、他人事とは思えない状況です。今回、被災地で不幸にも亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。
さて、熊本には、全国から、55チームの災害派遣医療チームが派遣され救急医療にあたっています。さらに22チームが派遣される予定です。私のところの病院からも現在派遣中です。
災害派遣医療チームとは、大規模災害および航空機・列車事故などの発生時に、被災地に迅速に駆けつけ、救急治療を行うための専門的な医療チームの事です。専門的な訓練を受けた医師、看護師、業務調整員(救急救命士・薬剤師・臨床工学技士・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・放射線技師・社会福祉士・コメディカル・事務員等)で構成される。Disaster Medical Assistance Team の頭字語「DMAT」(ディーマット)と呼ばれています。
地域の救急医療体制だけでは対応出来ない大規模災害や事故などの現場に急行し、応急処置・救命措置・トリアージなど、現場で急性期の災害医療をはじめ、被災地以外の病院への広域医療搬送・被災地の医療支援等の活動を行います。
発足の2005年には300人程度でしたが、2011年には6000人、2014年には9000人の規模となっています。大規模災害への対処被災地の都道府県から他の都道府県、厚生労働省などに出動が要請されます。
東日本大震災での活動を紹介しますと、発足当初はトリアージによって選択された重症者だけを受け入れる予定でありましたが、広く受け入れることで、被災地の医療機関の負担を軽減できました。 DMATは被災地での治療・被災地外への搬送に対応し、東日本大震災では感染症対策、食習慣指導、在宅患者などにも対応し、4ヶ月で6000人が被災地に入り活躍しました。 - 幹事報告
- ◎100万$食事(幹事告知)
◎BOX配布物の確認
①4月次年度理事役員会議事録
②「マイカー乗るまぁデー」PR活動 & 献血支援活動ご協力のお願い - 委員会報告等
- ◎出 席 : 出席報告
◎ロータリー財団委員会 : 愛のコイン箱
◎奉仕プロジェクト委員会 : 「マイカー乗るまぁデー」PR活動&献血支援活動のお願い
卓話時間
クラブフォーラム 「グローバル補助金事業について」
司会(国際奉仕 城本委員長)
本日は国際奉仕委員会でお時間を頂きまして、「当クラブでグローバル補助金事業を行うことの可能性について」フォーラムを行いたいと思います。
①昨年2月に「国際奉仕を通じた平和について」のお題でフォーラムをさせて頂き、「特定の会員に任せきりにせず、自ら参加して奉仕活動を楽しみ、他国の方々を継続して支援していきましょう。」という結論に到り、「今後具体的なプロジェクトを国際奉仕委員会から提案させて頂く」ことになっておりました。
今回ここで、具体的なプロジェクトについてご提案させて頂き、フォーラムを行って頂きたいと思います。
② 今回提案させて頂くプロジェクトは、グローバル補助金を利用する事業でして、とてもハードルが高い事業ですが、医師、大学教授、渉外弁護士、公私共に海外に飛び回っておられる方が多い当クラブは、人的資源には恵まれておりますので、ハードルを1つひとつクリアしていくことは可能かと考えております。
③ また、当クラブの「歴史と伝統」を積み上げてきて下さった先輩達に負けることなく、これからの当クラブの「歴史と伝統」は我々が積み上げていかなければいけません。是非とも今のメンバーでグローバル補助金事業にもチャレンジしていきたいと、奉仕プロジェクト委員会では考えております。
今日の予定ですが、まずは、嶋本理事からグローバル補助金事業についてご説明頂き、在広ロータリークラブの例を城本が紹介し、グローバル補助金事業の一つの候補としてパラオの検診支援のお話を吉川恵青少年奉仕委員長がお話し、それからフォーラムに入らせて頂きます。
(パワーポイントのプレゼン資料を基に説明。概要は下記の通り。)
1. 嶋本理事 (約3分)
① 広島中央ロータリークラブは70名を超える大きな組織になったこと。
② 次年度はガバナーを輩出するような、在広ロータリーでも中心的な存在になったこと。
③ 昨年ガバナー訪問で、ガバナー補佐から、グローバル補助金の検討の依頼があり、さらに東ガバナーから、地区補助金以外にもグローバル補助金を獲得できる国際支援の依頼が当クラブにあったこと。
④ グローバル補助金事業の一般的な内容(対象となり得る事業、全体の金額と当クラブの負担、現地クラブとの協同)
2. 城本委員長 (約1分)
① 在広ロータリークラブでの具体的な事例
広島南RCと呉RCの実例
② 当クラブでの事例
カンボジアの医師・歯科検診支援、パラオの検診支援
3. 吉川恵委員長 (約4分)
パラオの検診支援をもっと拡大して、国全体の糖尿病予防に発展させる事業にできないか。
吉川委員長の現地視察の報告。
①パラオの現状:平均寿命50歳ぐらい、肥満が多い。
②現地ロータリークラブからの依頼もあり、協同できる。
③日本の大使館の強いバックアップがあり、また、JAICAから栄養士が派遣される。
司会(城本):各テーブルで以下のようなポイントについてフォーラムを実施して頂き、各テーブルのディスカッションリーダーがそれぞれ約1分間で発表して下さい。
① 当クラブでグローバル補助金事業にチャレンジするか。
② 当クラブで現在進んでいるプロジェクトで、グローバル補助金事業にしていけるものとしては「パラオの糖尿病予防プロジェクト」がありますが、このプロジェクトを候補にして検討を進めてよいか。
③ プロジェクトの規模は今後の先方との話し合いではあるのでまだ定かではないが、国を変えるようなプロジェクトであるため、総額1,000万円~1,200万円位(当クラブの予算300万円~400万円位)まで想定しておき必要があると思うがそのような予算でもよいか。
④ 当クラブのどの委員会で進めていくべきか。奉仕プロジェクト委員会(特に国際奉仕委員会)を中心に、糖尿病に詳しい医師の方々にご協力を頂く体制でよいか。
⑤ グローバル補助金事業という新たな試みですので、皆様から留意すべきポイント等があれば適宜ご指摘頂きたい。
4.クラブフォーラム (約10分)
5.各テーブルからの発表 (約5分)(@1分間x5テーブル)
(各テーブルからの発表をご参照下さい。)
司会(城本):
本日はお時間を頂き、真剣に議論して頂き、ありがとうございました。
今日頂いた皆様のご意見を基に、奉仕プロジェクト委員会を中心に関係者のご協力を得ながら、パラオの糖尿病防止のプロジェクトでグローバル補助金事業にチャレンジしたいという結論に至りました。
今後も都度皆様に進捗状況をお伝えし、ご相談しながら進めていきたいと思いますので、ご協力の程宜しくお願いします。
本日はありがとうございました。
以上