- 本日のプログラム
- ゲスト卓話
伝統的工芸品[福山琴] - 卓話者
- 伝統的工芸品福山琴
福山邦楽器製造(協)理事長 小川賢三 氏 - 担当
- プログラム
- ゲスト
- 入会予定ゲスト:尾形 聡様
(広島国際大学保健医療学部診療放射線学科教授) - 祝事等
- ・会員誕生日と還暦祝い(髙田)
・連続出席(6名)
・結婚記念日(10名)
・プライベート記念日(2名) - 会長時間
- みなさん、こんにちは。朝晩肌寒さを感じる日々です。寒暖の差が激しいので、体調管理にお気を付けいただきたいと思います。土肥会長が出張のため欠席です。私に次年度のリハーサルを行いなさいとの、温かいご配慮と思い、会長時間を努めさせていただきます。多少の不都合等は「心に太陽」をお持ちの会員の皆様ですから温かくお見守りください。
さて、本日の会長時間では、下原さんの入会式、地区大会でクラブビルダー賞を受賞された緒方会員、30年連続出席の杉本会員の表彰状の伝達を行います。
クラブビルダー賞の資格は、会長経験者、10年以上の会員経験、会員30名以上のクラブであること。少なくとも5名の会員を個人的に入会させることなど、厳しい資格があるようです。この賞はクラブの発展・強化に尽力したお方の表彰であります。個人表彰ではありますが、クラブの名誉でもあります。皆でお祝いと感謝を申し上げたいと思います。
表彰等に移ります前に一点ご報告があります。来る人あれば去る人ありではありませんが、「深瀬会員」が9月末で退会をされました。深瀬会員は1948年ご入会、1997年~1998年度の会長でありました。少し体調不良で、自宅療養中でお年も88歳ということで退会の申し出あり「理事会」で承認をしたことを報告いたします。
それではただ今から下原さんの入会式を行います。皆様もご承知のとおり、下原さんは広島中央ロータリークラブの元会員である津久江さんのお嬢様で親子二代の入会と言うことで誠におめでたいことです。下原さん、ようこそご入会いただきました。なでしこチームのゴルフが大変強化されたと思います。有意義なクラブライフをお過ごしいただけたらと思います。 - 幹事報告
- ●BOX配布物の確認
①理事役員会議事録・11月例会プログラム
●次週10/28の行事確認
①例会終了後、隣の「音戸」の間にて、第1回クラブアッセンブリーを開催
(委員長欠席の場合は必ず代理者をたてる)
②18:30からGPHにて新会員歓迎懇親会及びロータリー情報集会開催
(送迎バス利用のチェックをお願いします)18:00出発:厳守!
●11/28創立35周年記念例会のご案内
期日 11/25(月)を11/28(木)に変更
時間 17:00~20:30
場所 リーガロイヤルホテル広島4階「ロイヤルホール1番」
要全員出席)(本日案内文書をメール又はFAXで送信)(回答〆切は10月末) - 委員会報告等
- ・職業奉仕 : 禁煙例会・四つのテスト唱和
・出 席 : 出席報
卓話時間
ゲスト卓話
伝統的工芸品[福山琴]
伝統的工芸品福山琴
福山邦楽器製造(協)理事長 小川賢三 氏
伝統的工芸品パートⅡは、福山琴から福山邦楽器製造(協)小川賢三理事長をお迎えして、福山琴の現状を伺うことが出来た。後半では、福山琴の実演で「さくら」を聞かせて頂いた。
琴の形は、架空の動物である「竜」になぞらえてあります。
その為、表の甲の木目が「竜」の鱗の様にたとえ、またそれぞれの部分を竜の舌、あるいは口・角と言う様に名付けてあります。
琴は、竜甲と呼ばれる表甲のくり貫いた部分と、背板と呼ばれる裏板の部分から成ります。 背板には、補強の為のはり板が施されていますが、中は空洞になっています。
この形の物に、柏葉・雲角・竜角等が取り付けられていきます。
琴の表甲に現れる木目は、丸い桐の木のどの部分から切り取るかで変わってきます。 木の年輪が、詰まったいる部分、す。なわち日陰であった部分が、一番木が詰んでいて、木目も細かく出るところです。
また、柾目の部分を表甲に使った「柾琴」もあります。
2010年4月に打ち上げされたスペースシャトル「ディスカバリー」。このスペースシャトルに搭乗した日本人宇宙飛行士である山崎直子さんがある楽器を持っていき、宇宙で演奏したそうです。広島県の伝統工芸品である福山琴です。
福山琴は全国生産量70%を占める広島の伝統工芸品です。山崎さんは幼いころからこの琴を弾いていたそうで、今回の搭乗にあたってミニ琴の制作を希望されたそうです。昭和60年5月22日に楽器として初めて伝統工芸品に認定された福山琴の歴史はどのようなものなのでしょうか。
福山琴は福山城が築城された1619年(元和5年)ことに始まると言われています。当時、江戸の城下町では歌謡、音曲などの芸事が盛んに行われており、福山でも歴代藩主が奨励したことによって盛んに行われてきました。そして江戸の終わりに京都で筝を学んだ琴の名手である葛原勾当が帰郷し活躍したことから福山琴の需要は高まり、発展していきました。
福山琴の特徴は最高級の桐乾燥材を使用して、精巧な細工が施されている点です。このため音色が美しく、耐久性にも優れています。また、外見的にも甲の木目の美しさ、竜に見立てられ作られた琴の部分、随所に施されている蒔絵は繊細で美しいものです。これらは熟練した琴職人の手作りだからこそ成せる技です。
また、琴の曲として有名な「春の海」は福山市の鞆の浦をイメージして作られたものと言われています。正月によくかかるこの曲を耳にした時には広島の海を思い浮かべて聴いてみたいものです。