2016-2017年度 9月期

第1597例会記録

2013年09月02日 (月曜日)
【場所】 リーガロイヤルホテル広島  【ロータリーソング】 われらの生業

第1597例会のアルバム 「第1597回例会風景」【25枚】

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第1597例会のアルバム 「第1597回例会風景」【10枚】

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写真で見る例会記録第1597回例会風景 9月第2例会はゲスト卓話

本日のプログラム
クラブフォーラム(青少年奉仕)
青少年奉仕の活動報告とこれから
卓話者
嶋本文雄君(新世代奉仕委員長)
担当
奉仕プロジェクト委員会
祝事等
誕生会員( 5名)
配偶者誕生日( 6名) 
喜寿の御祝い(栗栖君)
会長時間
新会員入会式 山本昌弘君  ( 紹介者 : 土肥博雄、石田照佳君 )
 *会長より四つのテスト・バッチ・会員証
 *花束贈呈
 *推薦者(土肥会員)より紹介と新会員の挨拶
今年度の執行部が発足して早二か月が経過しました。本日はロータリーの輝かしい歴史の一つである「ポリオ・プラス」と呼ばれるプロジェクトについて考察してみました。
ポリオはPolymyeritisのことで急性灰白質炎と呼ばれる疾患であります。Polymyeritisはenterovirsの一種で腸管ウイルスのことです。脊髄の灰白質が侵される疾患で主に下肢の麻痺を呈するのが特徴です。以前は小児麻痺と呼ばれていたものです。経口感染する疾患で消化管からウイルスが侵入します。ウイルス感染者のほとんどは不顕性感染で経過し治癒してしまいます。しかし稀に発熱、倦怠感が続くこともあります。この様な症例のうち約10%に麻痺が残りますが、この麻痺の一部は終生続くのです。
ロータリーの支援活動は肢体不自由児の為の事業が行われていたましたが、これらは既に麻痺がおこっている人々への支援だったのです。この分野の重要な奉仕目標だと思われたこの事業も1923年のセントルイス決議23-34にロータリークラブには自治権があり、RIはロータリー全体で取り組むプログラムをクラブに強要出来ないとしていることでロータリーに於いて採択されようとしながら出来なかった事情もありました。
この状況下でウイルスの予防ワクチンが登場したのです。1953年にウイルスをフォルマリン不活化したワクチンがソーク博士により開発され55年に全米で接種され次いで全世界で使われ画期的な効果をもたらしたのです。その後1960年に入りセービンは毒性の低いウイルスを経口的に投与し腸管から吸収させ毒性の高いウイルスをブロックする生ワクチンが登場したのでありあます。ソ連では1960年代に2歳から20歳の全住民に生ワクチンを接種する実験を行い、大成功を収めました。これらソーク・ワクチンや生ワクチン接種を行った先進国ではポリオは瞬く間に消失しました。日本では北海道に多発し、ソーク・ワクチンが品不足で社会問題となったのです。
ペンシルバニア州ガバナーのチャールズ・ローランドと次期会長のナイルズ・ノーマンは1973年から1974年にかけて、ロータリーから調達した資金を使い、ガテマラのロータリアンと協力して同国のポリオ撲滅運動に取り組みました。ペンシルバニアのロータリアン資金を調達してワクチンを購入し、ガテマラのロータリアンは同国の厚生省と協力して、ワクチンを接種する全域で社会動員活動を行いガテマラで月に百万人の子供たちにワクチン接種を行ったのです。このイベントはポリオ・ワクチン全国予防接種日(NID)、つまりポリオ・プラスの始まりでありました。
次回はいかにしてこれが全世界に広まる運動として確立したかについて述べる事に致します。
幹事報告
●BOX配布物の確認
 ①雑誌類 : ロータリーの友誌・ガバナーズレター
 ②エコドリーム8月取組表
理事役員会
・例会終了後12F「ライラック」にて第3回理事役員会開催
委員会報告等
・出 席 : 出席報告
・広 報 : ロータリーの友紹介・ミーティングについて
・人間尊重、社会奉仕 : 「エコ・ドリーム運動」、7月分取組結果報告及び8月取組表作成

卓話時間

クラブフォーラム(青少年奉仕)

新世代奉仕委員長 嶋本文雄君

嶋本文雄君

広島中央ロータリークラブの新世代奉仕(青少年奉仕)活動と今後について
                      新世代委員長 嶋本文雄
 歴史的には、ロータリーの新世代への奉仕は、古くから行われているようですが、1979年国連の国際児童年に合わせてRIは「ロータリーは子どもを大切に」というスローガンを採択し、また、「ロータリアンは青少年の模範」の標語を採択しました。そして1996年度ルイス・ジアイRI会長は、青少年対策を最重点課題と考え、未来を担う新世代が何を望んでいるかを知るために、全世界のクラブが新世代会議を開催することを要請しました。そのようにして2010年規定審議会で、新世代奉仕は、ロータリー・クラブの活動の土台となるクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕に続く、第5の奉仕部門として承認されました。 2010年手続要覧では「年齢30歳までの若い人すべてを含む新世代の多様なニーズを認識しつつ、よりよき未来を確実なものとするために新世代の生活力を高めることによって、新世代に将来への準備をさせること」を各ロータリアンの責務とし、すべてのクラブと地区は新世代の基本的ニーズを支援するプロジェクトに着手するよう奨励しています。
現在4つのプログラムが有り、IAC(インターアクトクラブ)は12~18歳まで、RAC(ローターアクトクラブ)は18~30歳を対象に、そしてYE(青少年交換)、RYLA(ロータリー青少年指導者養成)の4つをRI(国際ロータリー)常設プログラムとして毎年地区と各クラブにおいて活動がされています。なおインターアクトは現在 広島地区9クラブ、山口地区9クラブの計18クラブ 総勢400名程度が参加しています。しかしローターアクトクラブは減少して7クラブ 65名となり問題になっています(今日の例会で配布されたガバナー月信 Vol.3「青少年の為の月間」参照)。
一方広島中央ロータリークラブの新世代奉仕(青少年奉仕)活動につては、古くから青少年の支援をしていますが、IAC, RACの支援はありません。継続されている活動が少なく、この5年前から奉仕グループの中で行われている献血とマイカー乗るまぁデー活動、そして2年間続いている特別支援学校、東北震災児童の支援があります。
献血とマイカー乗るまぁデー活動では、現在広島市内の6大学の学生さんが参加してくれて、活動前の事前勉強会、さらに活動後の例会での感謝状贈呈式、そして反省会・研修会をおこなって、学生さんと会員のそれぞれ相互の親睦交流を行っています。このような広島中央ロータリーの奉仕活動は、広島市保健医療課長阪谷氏 の卓話で、学生さんたちの「思いやりの心を持つ若者の育成」につながるとのお話をしていただきました。そして献血のような活動で若者が、もっと思いやりの心を持つので、他のRCもやってもらえば、広島はさらにいい街になっていくだろうとの感想でした。
さらに2011年度から発足した我がクラブの新世代奉仕では、出前講義を県立広島大学の公開講座の中で行っています。テーマを「食といのちと社会奉仕」について、福田会員(社会奉仕)、黒瀬会員(食・生・いのちー共生の社会をめざして)、高田会員(口は災いのもと?)、太田会員(食の安心安全について)、嶋本(食に重要な人体のしくみ)がそれぞれ講義をしました。高校生、大学生、大学院生が参加し、幅広い貴重な講義を聞け、いろいろな話合い等の体験に感謝の言葉をもらいました。
最後に今後の活動の問題点として、いろいろありますが、学生さんを主体に継続することと学生さんを集めることが、むつかしくなる可能性があります。そこで広島中央ロータリーのなかに、青少年のための青少年奉仕クラブを設立して、会員を募集し、彼らの奉仕活動を我がロータリークラブが支援することができるだろうかの提案をしました。それらふくめて青少年奉仕について各テーブルで討議し、最後に発表してもらってフォーラムを終了しました(下記に会員の意見)。短時間でしたが、今後の活動の方向性を示すいろんな良い案が提案されました。

なお各テーブルで、奉仕グループの会員(前原会員、徳見会員、吉川会員、平兮会員、神田会員)が、会員の意見をまとめて以下のごとく述べてもらいました。

1.献血、マイカー乗るまぁデー支援活動や特別支援学校への体育用具の寄贈と生徒との交流会については、今後とも「継続は力なり」で今後も支援活動を進めたら良いのでは。しかし、特別支援学校の支援は、補助金が3年で打ち切られるので、次に何の支援活動をするかを検討する必要があります。出前講義は、県立広島大学でなく、鯉城会館のような街の中の施設で、公開講演すると、多数の学生達が集うのではないかと意見がありました。また、青少年奉仕活動に於いて、ロータリーの概要について、積極的にPRするようにすべきだ。田原先生から、その手法について研究してください 等の意見がありました。
2.・ロータリーアクト導入を以前に検討したことがあるが、わがクラブでは非常に困難であり、導入できなかった。学生を集めるにしても、
・学生は毎年卒業してゆくことでメンバーが変わり、継続的な活動が難しい。ローターアクトのような仕事をしている若い社員がメンバーであれば継続するという面では比較的可能ではないだろうか。
・大学生を出していただけるような先生の顧問を増やすことが大切。顧問になっていただき、その先生をいずれわがロータリー会員になっていただけば、一石二鳥。
3.・ローターアクトを当クラブで抱えることは体力的に無理。
・8月6日原爆の日に山野井会員が行なったような奉仕活動を広島中央ロータリークラブが主体として活動し、学生ボランティアを集めたらどうか。
・大学のサークル、リーダーのいる学生の集まりなどへ声をかけ、奉仕活動に参加してもらう。サークルなどは横のつながりや上下関係もあり継続的に活動への参加が期待できる。そうした仕掛けをロータリーが行い、若者たちの奉仕への理解と成長を促す。
・参加者への感謝状贈呈も魅力的である。
4.・一部の会員への声かけでなく、会員全員に声かけ参加者をふやすべき
  ・各大学はボランティアの団体が多く活動している。考えや行動も我々よりはるかに進んでいる。そこのキーマンあるいは担当教授を通じて人脈を作り支援の体制をつくっていく。また就職に有利なポイントや単位取得に加点がつけば活動する学生も増えるのでは。
・ 学生同士の交流は、参加して楽しいはずである。
・ 奉仕活動にはいろいろある(献血,街頭募金、清掃活動、東北支援など)

ニコニコBOX

誕生月会員
栗栖昭夫 君
09月01日
原田啓吾 君
09月14日
藤原佐枝子 君
09月23日
山野井秀樹 君
09月23日
石田照佳 君
09月29日

配偶者誕生日
柚木 宏 君 朋子 夫人 05日
山野井秀樹 君 俊枝 夫人 10日
熊野 巧 君 静江 夫人 12日
嶋本文雄 君 典子 夫人 16日
山肩俊晴 君 イクコ 夫人 16日
村上恒二 君 洋子 夫人 21日
トピックス
◎山本昌弘君 : 入会おめでとうございます。推薦者の土肥、石田君と共に、記念すべき初めてのニコニコへご招待します。(土肥 石田君)
◎吉川恵君 :「 マイカー乗るまぁデー」「献血支援活動」の、学生とボランティアを体験という記事がロータリーの友へ掲載されました。
◎小佐古哲哉君:10/9(水)から1週間ギャラリーブラックにて、第11回作品展を開催しますので、ロンガルス絵画同好会の皆さま、多くの作品をご出展下さる様お願い致します。
◎田中純子君:私が監修した肝炎検査キャンペーンのきみまろCMが好評です。検査数があがる事を期待しています。(土肥 杉本 藤原君)
◎大久保雅通君:東京で医学雑誌の編集会議に向かう途中、私が乗った新幹線の通過直後に岡山で停電がありました。日頃の行いが良かったのか無事会議に間に合いました。
◎全員出宝 : ロータリーの友9月号 ROTARY AT WORK のトップに中央ロータリークラブの「学生とボランティアを体験」記事が掲載されたことを祈念して。

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