- 本日のプログラム
- 大之木ガバナー公式訪問
- 卓話者
- RI2710地区大之木精二ガバナー
- 担当
- 会長・幹事
- ゲスト
- 随行幹事 大上 功氏(呉ロータリー)
グループ7 ガバナー補佐 永井勝康氏(廿日市ロータリー)
グループ7 ガバナー補佐幹事 梶田 滋氏(廿日市ロータリー) - 祝事等
- ・連続100%出席(1名)
・結婚記念日(5名) - 会長時間
- 皆さん,こんにちは。本日,国際ロータリー第2710地区ガバナー大之木精二様,随行幹事大上功様,グループ7ガバナー補佐永井勝康様,ガバナー補佐幹事梶田滋様には,ご多忙の中,広島中央ロータリークラブにご訪問くださり,ありがとうございます。後ほど,大之木ガバナーには卓話をいただくことになっております。また,フォーラムでは,永井ガバナー補佐の進行のもと,わたくしどもクラブの抱える課題につきまして,いろいろとご指導いただくようになっております。
よく経営の世界では物事に対して計画を立て実践することをやってまいります。その姿をアリにたとえた話がございます。ノーベル賞をもらったアメリカのハーバート・サイモンという経営学者が唱えた学説でございますが,アリの軌跡という話しでございます。アリをよく観察すると,アリは右に行ったり,左に行ったり,また大きく曲がったりしてえさにたどり着く姿を見ることができます。アリは哲学的な考えがあってこのような非効率な道筋を歩いているのではありません。目の前のごく限られた範囲しか見ることができないありは,前に小石があれば避け,水たまりがあれば大回りして,その場その場の判断を繰り返してようやくえさにたどり着くというわけなんです。人間の認知能力は極めて限られたものであり,1つのことをなすには,アリと同様の軌跡が必要なのだと,ハーバート・サイモンはおっしゃっております。
本日,私たちのロータリークラブにおける活動もこのアリのような活動かと思います。本日,ガバナーのご指導・ご助言のもと,私どもが理想とするクラブ作りに,我がクラブを成長して参りたいと思います。本日どうぞよろしくお願い申し上げます。ご来訪大変ありがとうございました。 - 幹事報告
- ●100万$食事(幹事告知)
●BOX配布物の確認
①第3回理事役員会議事録・10月例会プログラム
●次週例会について
9/17は祝日の為、休会 - 委員会報告等
- ・職業奉仕 : 禁煙例会・四つのテスト唱和
・出 席 : 出席報告
・人間尊重、社会奉仕 : 「エコ・ドリーム運動取組実績」8月分報告
・長期プロジェクト検討 : 研修セミナーの案内。今年度は,H24.10.1(月),H24.12.10(月),H25.2.18(月),H25.5.20(月)の年度4回で,場所はリーガロイヤルホテル広島33階「リーガトップ」で,時間は18:30~19:30まで研修,19:30~21:00まで反省と懇親会を行います。
・職業奉仕 : H24.10.22(月)の例会を臨時変更し,職業奉仕月間にちなみ,姜会員のご配慮により,介護つき有料老人ホーム「メリィハウス西風新都」にて職場訪問例会を行います。
卓話時間
ガバナー卓話
RI2710地区 大之木精二ガバナー
ロータリークラブ公式訪問 卓話
ガバナー 大之木 精二
2012-13年度の当地区ガバナー、呉ロータリークラブの大之木でございます。この一年微力ではありますが、皆さん共にロータリー運動の推進に全力を傾注して参りますので、ご支援ご協力の程よろしくお願い申し上げます。本日は広島中央ロータリークラブの皆様に友情溢れる温かいご歓迎を賜り、心からの感謝を申し上げます。
国際ロータリーの当地区における唯一の役員であるガバナーには、公式訪問に際しての義務の履行が科せられていて、それは田中作次国際ロータリー会長が掲げられたRIテーマ及び会長強調事項の伝達であります。ご存知のように30年振りに日本から出られた会長で、最初は東ヶ崎 潔氏(1968-69年度 東京RC)、次いで向笠 廣次氏(1982-83年度 中津RC)、そして本年3人目としての登場で、2770地区(埼玉東南部)、八潮ロータリークラブの所属でいらっしゃいます。
田中会長がしめされたRIテーマは「奉仕を通じて平和を」”Peace Through Service”でありまして、その意図するところを要約すれば次のようになります。常に自分のことではなく人や社会のニーズを優先させる思い遣りの心に徹し、それを我が喜びとするロータリーの奉仕が平和の起点になるものと考えます。平和の概念は人や文化によって異なりますから、肝心なことは自分にとって平和とは何かをまず考え、平和は奉仕を通じて達成万能な目標であることを自認する必要があります。
私達は、奉仕の実践により、違いに対して偏見ではなく寛容で接するようになり、相互理解によって対立ではなく協力に組みし、感謝の心を通じて人々の中に善なるものを見出します。この分かり合おうとする善意と感謝が、他者の長所も短所も共に尊重する純なる心を育み、誰もが他人から何かが学べるという謙虚さを身に付けてこそ、私達は平和な生活を招来することが出来るのです。
奉仕の最高のかたちを表している「超我の奉仕」は、人は支え合ってこそ生きて行けることを教え、その中で家族、地域社会、国家、人類全体における個々の役割を真摯に考えるならば、世の為人の為に生きることとは何かを教してくれます。「超我の奉仕」は単なる標語ではなく、誰の人生をも更に豊かで有意義なものにする最高の生き方を示しているとも言えます。これ迄以上の深い思い遣り、満足、寛容、慈愛、理解に至る人間愛に満ちた道程を指し示し、平和へ向けての強力な先導的先進力の役目を担います。「超我の奉仕」こそが国や民族間に友情と寛容をもたらし、平和構築の礎となることを確信して、私達は例会でも平和について話し合い、「奉仕を通じて平和を」に対するスタンスの共有を図ることが肝要であります。平和を大上段に捉えるのではなく、身近なところ、即ち家庭、近隣、職場、業界、地域社会などにその切り口を求めても良いのではないでしょうか。
次は田中会長のRI運営上の強調事項を2点に絞って簡単にご報告します。その1はRI戦略計画(昨年までは長期計画と和訳)の優先項目と目標を、組織全体のロードマップとすることです。ご存知のようにRI戦略計画は、ロータリーやロータリアンに活動の枠組みを提供するもので、各クラブはその中の得意分野に注力することで活性化に繋げるよう期待されています。3つの優先項目、5つの価値観、16の具体的目標から成り立っており、前年度からの継続となります。
その2は、ベルリン、ホノルル、広島の三都市で開催される「ロータリー世界平和フォーラム」の推進と成功です。田中会長のRIテーマの一環として実施されるこのフォーラムに対し、特に新世代中心の企画を要望されるなど、会長ご自身並々ならぬ情熱を注がれています。川妻パストガバナーを委員長とするホスト委員会で目下準備作業を進めていますが、運営資金として当地区でも浄財募金にご無理をお願いし、皆様方より格段のご理解を賜っていることに厚くお礼を申し上げます。2013年5月17日(金)、18日(土)の両日広島国際会議場において1200名規模で行われますが、外ならぬ当地区内の広島市での国際的イベントですので、何としても大成功裡に終えるよう、一層のご協力とご支援をお願いする次第です。
私が掲げましたガバナー信条について述べさせて頂きます。「もっとロータリーを!心と行動に」を私のガバナー信条としましたが、私は地区ガバナーに科せられた最重要任務は何かを自問し、それをガバナー信条に託したいと考えました。その結果「地区内全クラブのボトムアップによる強化」に尽きるとの思いに至ったのであります。当然と言えば当然で格別の斬新さはありませんけれども、いまロータリーが抱える数々の問題は、ロータリー運動と根底で支えるクラブの強化なくしては、絶対にその解決はあり得ないと考えるからです。さらに言えばクラブを構成する会員一人ひとりの強化から始めない限り、クラブの強化はあり得ないと言っても過言ではないのです。
会員の心にロータリーの種を播き、水と肥料を施して耕作し、成育した茎や幹や枝に美しい花を咲かせ、たわわに果実をみのらせるなら、私達はそこに頼もしいロータリアンの誕生を見ることが出来るのです。「ロータリーは人づくり」ですから、その使命の一端を担うのもガバナーの役目であると信じて、その実施に微力を尽くして参ります。単なる会員がロータリーの中で学び体験を積んでこそ、真のロータリアンになることと思えば、ロータリーの学習を深化し、自らを実践に駆り立てるロータリアンが増えれば増える程クラブは活性化し、必然的に活力を取り戻して質的に向上したロータリー運動は、勇躍として直面する諸問題の打解へと向かうのであります。もっとロータリーを学び、もっと実践に身を挺し、そうして一人でも多くの会員をしてロータリーに己を同化させたいとの願いと期待を込めたのが、この信条なのです。
その一助として、入会5年未満の会員を対象にしたロータリーの基本を学ぶグループ合同研修セミナーを、地区内を3ブロックに分けて開催します。詳細は省きますが、該当者は是非とも受講して頂くよう期待をしていますのでよろしくご配慮願います。又、ロータリーそのものと言って良い職業奉仕を改めて学び直し、会員の資質向上を前提にしたところの「職業奉仕を強調したロータリーの認知度向上プロジェクト」を推進いたします。世間では他の奉仕団体と同一視されるなど、ロータリーの認知度は一向に向上せず低迷したままの現状です。ロータリアンが職業を通じて社会に奉仕するという職業奉仕でもって差別化を説き、ロータリーの認知度向上に生かす手法は何かを考えるべきだと思います。その為にはまずロータリアンが自分の言葉で職業奉仕が語れるよう学習の深化に努め、その言動が世間から評価される地域に自らを人間改造し、「私がロータリーだ」と広言できるようになれば、これ以上の効果的な認知度向上の方法はないのではないでしょうか。理屈や宣伝は全く無意味でありロータリー的ではありません。認知度向上の王道は、職業奉仕に生きることで周囲から尊敬されるようなロータリアンをみせること、これを措いてないと確信します。
この一年皆さんと力を合わせて、我が2710地区におけるロータリー運動の前進に微力を尽くす所存です。ご支援ご協力を重ねてお願い申し上げます。