- 本日のプログラム
- ゲスト卓話
「シターの歴史、演奏」 - 卓話者
- バイオリン・シター奏者 白井朝香 氏
- 担当
- プログラム
- ゲスト
- 米山奨学生 : 盧尚逸君
元ロータリー財団国際奨学生 : 幸元貴志様
入会予定者 : 松村公市様 - 祝事等
- ・入会月(2名)
・創業月(3名) - 会長時間
- みなさん,こんにちは。2週間ぶりの例会になりました。
先々週,ガバナーの公式訪問がございまして,皆様のご協力を賜り,大変ありがとうございました。おかげをもちまして,大之木ガバナーより我がクラブに対して非常に高い評価をいただきました。特に会員増強活動,エコドリーム等の奉仕活動,研修セミナー等,当地区を代表するクラブである,卓越したクラブであるというお褒めの言葉をいただいております。また,永井ガバナー補佐からも,フォーラムについて内容のある協議ができたと御礼のお手紙を頂いております。これも歴代会長ならびに皆様の奉仕活動の成果であろうと思います。
ところで,先般,9月17日は敬老の日でございました。総務省の調査によりますと,65歳以上の高齢者は3000万人を超えたという発表がございました。総人口に占める割合が24.1%,まさに4人に1人が65歳ということになります。企業においても,65歳の継続雇用制度,希望者全員雇用するという法の改正もございます。高度成長期においては新卒は金の卵だともてはやされましたが,今や高齢者は銀の卵ではないかと思います。
私たちロータリークラブの平均年齢も7月1日現在63.52歳,半分近くは65歳以上の高齢者ということになります。以前,村上先生が高齢になって必要なことは「きょうよう」と「きょういく」だというお話しをされたと思います。「きょうよう」とは「今日用事があること」,「きょういく」とは「今日行くところがあること」,まさに「きょうよう」と「きょういく」の場がこのロータリークラブであるのかもしれません。高齢といえども,人生二毛作,是非頑張っていつまでも元気でやっていきたいと思います。
先般,ある本を読んでおりましたら,元花園大学学長の山田無文先生の短歌を拝見しました。「大いなる者に抱かれあることを,今朝吹く風の涼しさに知る」。敬老の日や秋分の日を迎え,とりとめのない会長時間でした。以上で終わります。 - 幹事報告
- ●BOX配布物の確認
①会報8月号
●回覧
①職場訪問例会出欠表
②第1回クラブ研修セミナー出欠表
③地区大会後の打上会出欠表
●10月のロータリーレートは今月同様1ドル80円 - 委員会報告等
- ・出 席 : 出席報告
・人間尊重、社会奉仕 : 愛のコイン箱
・国際奉仕 : 古切手類収集
・職業奉仕 : 職場訪問例会について
・新世代奉仕 : RYLA参加報告
・ロータリー財団 : 寄付について
・元ロータリー財団奨学生 : 幸元貴志さん帰国報告
・クラブ管理運営=新入会員歓迎会開催のお知らせ。11/5(月)18:30~半べえで開催します。例会とは別個です。
卓話時間
ゲスト卓話
「シターの歴史、演奏」
バイオリン・シター奏者 白井朝香 氏
シター(cithare)はフランスの宗教楽器です。日本ではまだその名をあまり知られていませんが,歴史は古く紀元前に書かれた旧約聖書の詩篇の中にもその名を見ることができます。南フランスの修道院を中心に,神を賛美する歌や感謝の祈りの伴奏楽器として伝えられました。120本余りの弦を張り,右手で旋律,左手で和音を弾いて演奏する素朴な楽器ですが,天から降り注ぐような優しい響きをもつ癒しの音色は,聴く人の心に深く響きわたります。
紀元前からの長い歴史を持ちながら,限られた修道院の祈りの場で引き継がれ,現地フランスの方にも殆ど知られていない幻の楽器シターの音色には,まさに祈りの楽器と呼ぶにふさわしい内省的な癒しの力が宿っているように思います。シターの演奏を聴いた方の非常に穏やかな反応は,20数年ヴァイオリン奏者として舞台に立ち続けてきた私にも驚かされるものがあります。
2009年パリのマドレーヌ寺院において,広島から平和の祈りを込めて,日本人としては初めてフォーレのレクイエムを演奏する機会に恵まれ,広島の音楽家の1人として平和を希求する思いを音楽で発信してゆくことの大切さを感じました。聴く人の心に平安をもたらすシターの音色は,きっとこの広島の地から平和のメッセージを発信してゆく一助を担うものと確信し,これを広めてゆきたいと思っています。
演奏曲目
・「平和の鐘」
・「アメイジング グレイス」
・「鳥の歌」
・「ジュピター」
なお,youtubeの,「フランスシター 演奏:白井朝香 2」でも,シター演奏を見ることができますので,ご参照ください。http://www.youtube.com/watch?v=9uF_PO8tZRg