- 本日のプログラム
- クラブフォーラム「 新世代奉仕 」
- 卓話者
- 新世代奉仕委員長 古澤宰治君
RYLA参加 吉川 惠君 - 担当
- 新世代奉仕
- 祝事等
- ・会員誕生日(4名)
・配偶者誕生日(6名)
・還暦の御祝い(藤原佐枝子君) - 会長時間
- 皆さん,こんにちは。
先般,1週間前になりますが,8/26に地区指導者育成セミナーが開催されました。本来先週にご報告する予定でしたが時間がございませんでしたので,今週にずらさせていただきました。
会員増強部門とロータリー財団部門に分かれまして,会員増強部門には黒瀬副会長と私,ロータリー財団部門には吉川修平会員が参加しました。基調講演については,RI第2680地区パストガバナーの安平和彦氏(姫路ロータリークラブ所属。弁護士)が「ロータリーの初心を訪ねて」という演題でお話しされました。1905年に4人で誕生したことからスタートいたしまして現在までのロータリーの100年の歴史について,あるいは,ロータリーの原点,心についてお話しされました。私が会長を拝命した後,パスト会長であった出崎先生からこの本は読んでおきなさいということで頂いた本がございます。「奉仕の1世紀」という本でした。結構ごつい本です。ロータリーの誕生から現在までの変遷が書かれております。ロータリーが1つから始まって,今の会員122万人になっていくことが書かれておりましたけれども,まさにそのことについて安平パストガバナーがお話しになりました。そして現在,会員が減少しロータリーの危機に直面していることを特に強調されておられます。
あと,会員増強部門につきましては,RI第2660地区パストガバナーの井上暎夫氏が,会員増強の現状とその対応についてお話しされました。入会より退会が多いことがずっと続いているわけなんですが,これに対する処方箋は,やはりロータリーの原点を忘れないことではないか,私たちがロータリアンになってよかったといえるクラブを作りましょう,というお話がございました。
そして,ロータリーも変わっていかなければいけない,多様性を認めましょうというお話でございました。多様性というのは,Eクラブを認める,あるいは新しい形のクラブを作っていくということを提案されております。どの地域にも同じような金太郎飴のようなクラブが存在している,そうではなくして変化に対応したクラブ作りも必要ではないかというお話でございました。そしてEクラブにつきまして,今,2710地区で,ロータリーEクラブ広島・山口2710ジャパン設立準備が進められているそうでございます。具体的には福山ロータリークラブの天野肇パストガバナーがお話しされましたが,福山ロータリークラブの中にEクラブ設立準備委員会が出来上がっていまして,今の大之木ガバナーの年度の中で設立することを目標に進んでいるということのようでございます。来年度7月1日からEクラブが2710地区にスタートしていくという準備をされているということがございました。また,このEクラブについてはそのうち具体的な情報が入ってこようかと思います。そのときにお話をさせていただきます。
ロータリー財団につきましては,また時間がございましたら,フォーラム等で吉川修平会員からご報告いただければと思います。
日曜日の1日でしたが,大変勉強になりました。そのことをクラブの運営に生かしたいと思います。
以上で終わります。
昨日,RLIの研修を無事卒業されました土肥会長エレクトからご報告がございます。
(土肥会長エレクト)
それでは,3分お時間をいただきましたので,第4期RLI2710分科会の研修会報告をさせていただきます。
RLI(Rotary Leadership Institute)は,ロータリーの正式研修プログラム以外での研修方式であります。新しくできたということであります。1992年にニュージャージー州の7510地区パストガバナーであるデヴィッド・リネット氏によって設立されておりまして,2001年の国際協議会で紹介され,現在世界に広がっております。日本では2008年に2750地区で始まり,当2710地区では2009年9月より開始されています。これは座学よりも質問に自分自身で答えるという形式によってより多くのものが得られる,学習効果が出るという原理によっております。
研修は今回は80名参加でありまして,しかしディスカッションリーダー及びパストガバナーによるアドバイザーが40名ということであります。それぞれが6つの分科会に分かれておりまして,それを順に回っていくという形式なんですが,パストガバナー1名とディスカッションリーダーが3名1組でやっています。今年の2月,6月,9月と3回にわたってやりまして,昨日で終了でございます。だんだん中身が濃くなっていって,基礎編から応用編,そしてみなさんの考えを問うという形できておりまして,当クラブでは,古澤さん,藤村前会長,河野会長に次いで4人目の修了証をいただきまして,見事このバッジを頂戴いたしましたので,ご報告いたします。次はおそらくまた会長エレクト,幹事予定者が参加されるものだと思っております。
大変自尊心を傷つけられるような研修でありましたけれども(会場笑),その分十分たたき込まれましたので,筋金入りになって帰って参りました。以上でございます。 - 幹事報告
- ●BOX配布物の確認
①雑誌類=ロータリーの友誌・ガバナーズレター
②エコドリーム8月取組表
●次週はガバナー公式訪問です、万障お繰り合わせの上ご出席下さい。 - 理事役員会
- ・例会終了後12F「フリージア」にて第3回理事役員会開催
- 委員会報告等
- ・出 席 : 出席報告
・人間尊重、社会奉仕 : 「エコ・ドリーム運動」8月分取組表作成
・広 報 : 今月のロータリーの友紹介
卓話時間
クラブフォーラム「新世代奉仕」
古澤宰治君
吉川 惠君
新世代奉仕 古澤宰治委員長
毎年10月,11月くらいにRYLAの研修会が1泊2日で行われておりまして,今年度は9月末に私が行かせていただきます。今年度はまだですので,過去3回,3年前から参加していただいておりました吉川惠会員から報告という形でRYLAを紹介させていただいて,私が少し新世代奉仕をからめてお時間をとらせていただければと思います。
吉川 惠君
RYLAとは,Rotary Youth Leadership Awardsの略です。日本語ではロータリー青少年指導者養成プログラムという言い方になります。若者たちの研修プログラムということであり,対象は14歳から30歳までの青少年です。30歳までの社員を1人伴いまして参加しました。
RYLAは,リーダーシップ,良き市民,人間としての成長を目指しています。目標は,①ロータリーの青少年への尊重や配慮を身をもって示すこと,②選ばれた青少年や潜在性を有する将来の指導者に対して効果的な研修を与えること,③青少年による青少年への指導を奨励すること,④地域社会に尽くしている青少年を公に表彰すること,です。
3年前は福山であり,180名参加しました。主催者のロータリークラブが献身的に奉仕をしておられました。「人をつなぐ」ということで三宅准教授の話がありました。その後,パワーアップセミナーがあり,自分の位置・役割・意義を自覚してよりよい人間関係を作ろうというものでした。実体験を含むセミナーでした。2日目は福山駅周辺の掃除をしました。最後に天野パストガバナーの講演がありました。
2年前は徳山であり,126名が参加しました。基調講演は,回天記念館館長による「当時若者たちは何を思いどう行動したか」という話でした。その後,「家族で食事ができないのはなぜなのか」という議題でグループ討議がありました。2日は大津島に移動しまして,桜を守っておられる佐野さんから「大島の桜の現状と将来性」について話を聞きまして,桜と椿の植樹をしました。私の男性社員と一緒に行ったのですが,会社ではいつも分析ばかりしているので,異業種の同世代と泊まりがけで話しをする機会がなかったので良かったとのことでした。
昨年は,岩国であり,146名参加しました。基調講演は林芳正参議院議員が来られました。その後,岩国短大の山縣明人教授のもと「日本を経営してみませんか」というテーマで,グループを4つに分けて,総理大臣と閣僚を決めて,その中で,今の日本のあるべき姿の討議をしました。各グループから質問事項を決めて,林芳正参議院議員に質問してその場で答えてもらうという形式だったのですが。印象に残っているのは,「今年最も良かったことは何ですか」と質問したところ,林議員が「印象的だったことがあります。東日本大震災で,震災のまっただなかで思うのは,戦後復興に向けて立ち上がった先祖たちのことです。先祖たちの努力で今の日本がある,という中学生の言葉だった。」と答えられたことでした。
新世代奉仕 古澤宰治委員長
RYLAは今年は宮島で行われます。これは私が参加してまた報告いたします。
国際ロータリーのホームページにあります「新世代奉仕入門」というスライドを見ながら説明いたします。昨年から,奉仕部門に「新世代奉仕」が組み込まれました。最初の理解が浅かったのですが,「新世代」とは,インターアクト,ローターアクトをメインでやるんだろうという認識から入りました。当クラブはインターアクト,ローターアクトを実施していませんが,現在は設立を目指してどうしたらいいかという段階と思います。
なぜ,インターアクト,ローターアクトに力を入れないといけないのでしょうか? 青少年にロータリーの活動・精神を理解してもらって,将来の社会を担うというプログラムがメインですが,他の分野(職業奉仕等)にも絡めてやるといいですよ,という紹介になっています。今年は,こういったつながりをいかに皆様にご紹介しながら,知識を深めていければ,と思います。
意外になるほどと思ったのは,「新世代と会員増強」のところです。私の体験談を話させていただきますと,まずロータリーに入らないかと言われたときに,「ロータリーって何なの?」というのが率直なイメージでした。まだまだかなりの方がロータリークラブへの認識が少ないという思いがあるのも事実です。次世代のリーダーの方にロータリーを知っていただいて,その方々が年齢・環境が整った時点でロータリー活動をしたいと思ってもらえるようなつながりになるのだろうと思います。
具体的な活動ですが,当クラブでは献血活動を4年していますが,若い人々に社会奉仕プロジェクトに参加してもらうことも,新世代奉仕に参加する方法です。また,スライドに「小学校で非行防止の指導」というのがありますが,おやじの会に継続的に支援をしているのも,新世代と奉仕プロジェクトのコラボであると知った次第です。是非新世代奉仕の応援をしていただきたいと思います。田原会員をはじめ数名の方が,学校に行かれて自らの職業について講演をなされています。これも新世代奉仕の一環と思います。
インターアクトは,女学院などにあり,学校が支援するクラブ活動の一環として組織されているようです。聞いているところでは,ホストクラブの支援態勢が整っているかもありますが,学校側の態勢が整っているか(熱心なクラブ顧問の先生が継続的に活動しているか)が,長続きするポイントのようです。
今後皆様のご協力をよろしくお願いします。