- 本日のプログラム
- 会員リレー卓話
・「教育環境の変化と私学・広島女学院の女子教育」
・クラブ定款・細則改正箇所の説明(幹事) - 卓話者
- 黒瀬真一郎君
徳見泰司君 - 担当
- プログラム
- 黙祷
- 西ロータリークラブ : チャーターメンバー名誉会員 日吉冨美夫氏 6月11日ご逝去(86才)
- 祝事等
- 入会月会員(4名)
結婚記念日(2名) - 会長時間
- 6月8日(水)、台中西区RCからいただきました義援金の贈呈式を日赤にて行い、その時の写真を送りました。
今月6月は、ロータリーの指定する親睦活動月間になっております。
2002年1月1日以後に指定されました。
現在80の親睦グループがあり、趣味や職業活動を通じて国際親善と奉仕活動に貢献しています。より多くのロータリアンが親睦活動に参加することを奨励するために、この月間が設けられました。
親睦活動に就きましては、ガバナー月信12号、ロータリーの友6月号に詳しく載っておりますので一度読んで頂ければと思っております。 - 幹事報告
- ●BOX配布物の確認
(1)理事役員会議事録
(2)クラブ定款・細則改正比較表
(3)次年度会員証
●回覧
次年度名簿校正
●ご協力下さい!!
次年度会員証の裏面にサイン(日本語・アルファベットどちらでも可)をして封筒に戻し例会終了後提出
●次週例会プログラムについて
理事役員・委員長退任挨拶を実施(当日までに挨拶原稿をメール又はFAXにて送付のこと) - 理事役員会
- ・本日18:00~半べえにて第8回次年度理事役員会
・18:30~同会場にて新旧理事役員引継会 - 委員会報告等
- 社会奉仕 : エコドリーム集計報告(1.279屯)
出 席 : 出席報告
職業奉仕 : 四つのテスト唱和・禁煙例会
SAA : 指定席(星座)
卓話時間
会員卓話「教育環境の変化と私学・広島女学院の女子教育」
黒瀬真一郎君
1. 教育・社会を取り巻く諸状況
戦後66年を経て、家庭は「家」社会から欧米型社会(核家族・個性重視)となり、学校も教育制度の目まぐるしい変遷と進学率は上昇してきたが、社会は少子高齢化(未婚、晩婚、非婚化)、高度情報化、グローバル化、規制緩和と市場原理(プロセスより結果の重視)、雇用環境の悪化などのより青少年にとって将来の夢を語り合うことの難しい時代となった。
2. 生徒数と進学率の推移
18歳人口は’92年(205万人)をピークに現在(121万人)が2031年には
89万人と予測されている。進学率も現在、高校で98.5%、大学は56%と大衆化した。
3. 私立学校が果たしてきた役割
私学が公立に占める割合でみると、現在、幼稚園85.8%、高校30%、大学76.8%が示すように教育界において私学の果たしてきた役割は重大である。
4. 広島女学院(創立125周年)が果たしてきた役割と決意
女子のための教育が顧みえられなかった時代に種が蒔かれたことは特筆すべきことである。公教育の一翼を担ってきた私立学校にとって、創立者の熱い祈りと願いによって打ち立てられた建学の精神は、各私学のバックボーンとして大切に守り受け継がれてきた。特に、キリスト教精神を礎とした広島女学院は、その草創期から新築直後の放火による校舎の全焼、戦時下の軍部による厳しい弾圧等に耐え、幾多の試練を克服して‘人格教育(人間教育ではない)と生涯に亘って通用する真の学力と生きる力’を追求してきたのである。
明治維新以後、西欧に‘追いつき追い越せ’をスローガンにひた走り、戦後
目覚ましい発展を遂げた日本社会は、特に、東日本大震災を契機として「物質的豊かさと引き換えに大切な何かを置き忘れて来た」ことに気付いたのではないだろうか。「本当に大切なものは目に見えない」ことを再確認し、ヒロシマにある学校、ヒロシマに生きる者として「かけがえのない命を大切にする教育」を心して、「知識や技術だけを身につけた狭い視野の人材を育成するのではなく、判断力、決断力、困難を克服できる人間力を備え、どのような状況に置かれても、責任ある行動を毅然として取り得る人物を育てる」女子教育に努めたいと思う。