同好会活動
2012年
7月 5日 木曜日
ワイン同好会
第3回ワイン同好会
3回目のワイン同好会が開催された。
参加者12名、会費7,000円でどこまで満足できるかと究極の同好会が続いている。
勿論、ワインに合う料理、会場全てを満足させる事が大きなテーマでもある。
ワイン同好会一口メモ
ワインの楽しみ方(その3)
今回初参加の方や以前出席はされたものの既に忘れられた方の為にもう一度基本的なことから入りましょう。(基本は大切です。)
ワインは鼻と舌全体で香りと味を楽しみましょう。
香りは、第一アロマ(ブドウ自体から出る香り)、第二アロマ(発酵段階で生まれる香り)、第三アロマ(木樽内、瓶内での熟成中に現れる香り)があります。各ワインの香りと味の特徴を自分なりに表現して覚えていきましょう。他の方のコメントを聞くのも参考になります。
白ワインは、白ぶどうの皮と種子を取り除いた果汁のみで作られておりますので、甘みと酸味のバランスを楽しんで下さい。
赤ワインは、黒ぶどうの皮と種子を果実と共に醸造しておりますので、果汁の甘み、酸味に加えて、皮や種子の渋みや苦みが含まれておりますので、それらのバランスを楽しんで下さい。更にグラスを回してワインを空気に触れさせる(オープンアップする)と香りも味も大きく変わってきますので、楽しみが倍増します。
また、ワイン・グラスを少し傾けて、ワインの最上部の色の透明度、色調、濃淡、粘性を観察しましょう。
今回は三回目ですのでワインは赤白共に少し高級なものを選びました。各人で自分の好きなタイプのワインを見つけて頂き、これからも楽しんで下さい。
ワインの銘柄は、白ワインはPuligny Montrachet(ピュリニー・モンラッシュ)2010 とChassagne Montrachet(シャサーニュ・モンラッシュ)2008 の2本です。共にフランス・ブルゴーニュ地方のシャルドネ種のぶどうのワインです。Puligny Montrachet(ピュリニー・モンラッシュ)2010 の元詰は Domaine Philippe Chavy で、洋梨や熟したリンゴの香りがするしっかりした酸味がありながら滑らかでバランスのよい辛口白ワインです。 Chassagne Montrachet(シャサーニュ・モンラッシュ)2008 の元詰は Domaine Jean-Marc Morey で、ミネラルに加えアーモンドやバターの香りがし、力強く豊潤な味わいのする白ワインです。ブルゴーニュのシャルドネはマロラクティック発酵を行い、リンゴ酸を乳酸に変えますので、ややバターやミルクのような香りがするのが特徴で、それゆえにクリームソースの料理(肉でも魚でも)と相性がいいです。同じ白ワインで隣村同士の白ワインですが両者は味わいが異なりますので、好みに応じてお楽しみ下さい。
赤ワインの一本目はフランス・ボルドー地方(ボルドー=いかり肩のボトルですよ!因みにブルゴーニュ=なで肩のボトル)マルゴー村の第二級格付けの Chateau Durfort Vivens (シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン)の 2007年もの。カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー24%、カベルネ・フラン6% のブレンドで渋みも酸味も充分あり、優雅さと力強さを兼ね備えた余韻が残るワインです。もう一本はカリフォルニアワインのケンゾー・エステートの rindo(紫鈴 リンドウ)の 2007年もの。ぶどうの種類はカベルネ・ソーヴィニョン約47%、メルロー約27%、カベルネ・フラン24%、プティ・ヴェルド約2% のブレンドで、口に含むとカシスの香りにスパイスやビターチョコの香りが加わった重層的な香りとタンニンが口中に広がり、豊富な酸の伸びでエレガントで長い余韻が残るワインです。どちらの赤ワインもカベルネ・ソーヴィニョンを主体にした重みがあり長く余韻が残るワインですが、香りも味わいも異なりますので、好みに応じてお楽しみ下さい。
今回は高級ワインを選んだ為予算の関係で本数を少なくしたはずなのですが、寄贈して頂いたスパークリングワインやデザートワイン等を含めると10本位を飲み干してしまいました。ワインはアルコール度数が約15%と意外に高いので一人当たりハーフボトル程度の量に抑えておきましょう!もう遅いですが。(笑)
今回飲んだワインのぶどうの種類の復習(ウィキペディアより抜粋)
シャルドネ (Chardonnay) は、世界的に最も名の知られた白ワイン用の品種の一つ。 元々は、フランスのブルゴーニュやシャンパーニュ地方に代表されるように、涼しい気候で栽培されていたが、多様な気候の下で実が熟するため、現在は世界中の広範囲な地域で栽培されている。 一般には単品種ワインが多いが、オーストラリアではセミヨンとよくブレンドされる。 樽での醗酵や熟成によりオーク香が付加されることが多い。シャンパンのように発泡ワインでの使用も多い。 シャルドネ単品種のワインとしては、フランスのシャブリ(Chablis) が最も有名。
カベルネ・ソーヴィニヨン (Cabernet Sauvignon) は、世界的に最も有名な赤ワイン用の代表ワイン用品種の1つ。単に「カベルネ」(Cabernet) とも呼ばれることが多い。フランスではメドック地区に代表されるようにボルドーの最も重要な品種の一つであり、世界各地でも栽培されているが、比較的温暖な気候を好む。ソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランの自然交配によって誕生したといわれている。 果皮のタンニン分が多く、強い渋味のある濃厚なワインとなる。雑味が多く、比較的長期の熟成を必要とする。強過ぎる渋味を緩和すべく、メルロー等の他の品種との混醸や混和も少なくない。歴史的には「ヴィドゥーレ」「ヴェデーレ」(「硬い」の意)とも呼ばれた。ソーヴィニヨン・ブラン同様メトキシピラジン(Methoxypyrazine)に由来するピーマンのようなアロマがある。
メルロー (Merlot) は、広く世界的に栽培される赤ワイン用の品種の一つで、とくにフランスのボルドーや、それを真似た「ボルドー・ブレンド」において非常に重要であり、カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされることが多い。カベルネ・ソーヴィニヨンよりも早くに熟すために、この品種の栽培はボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨンに対する保険的な意味合いもまた強いが、ワイン商はこれを「カベルネ・ソーヴィニヨンに爽やかさを与えるため」と評する。また、ボルドーのサンテミリオン(Saint-Emilion)やポムロール(Pomerol)といった地区では、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも多く配合され、とくにポムロール地区の「シャトー・ペトリュス」は、しばしばこの品種単独で造られる。日本でも長野県の塩尻市桔梗ヶ原地区などで栽培されている。土壌の塩分に弱い。
カベルネ・フラン (Cabernet Franc) は、赤ワイン用の品種で、同じく「カベルネ」の名を冠するカベルネ・ソーヴィニヨンよりも、出来上がったワインは柔らかな渋みを持ち、やや素朴な感がある。ボルドーワインにしばしば配合され、カベルネ・ソーヴィニヨンと比較してより冷涼な気候でも栽培される。 フランスではボルドー・サンテミリオン地区やロワール地方によく見られる。
プチ・ヴェルド(Petit Verdot)はフランス・ボルドーの黒葡萄の品種の1つ。実の熟するのが他の品種より遅い。色が良く、酸味とタンニンに富む。ボルドーではブレンドに少量使われるが、オーストラリアではこの品種だけでワインが作られることがよくある。
城本健司