クラブ行事・委員会活動
- 奉仕プロジェクト委員会
- 奉仕プロジェクト委員会 I・M
- 2017年03月09日 (木曜日) 18:15
- 奉仕プロジェクト委員会
- 広島市立広島特別支援学校へ i Pad 一式5セットを寄贈
- 2017年02月23日 (木曜日) 18:25
- クラブ広報委員会
- 2016-17年度 地区大会報告
- 2016年10月29日 (土曜日) 09:00
- 奉仕プロジェクト委員会
- 2016-17年度 奉仕プロジェクト委員会IFM
- 2016年10月03日 (月曜日) 18:30
2013年
11月 23日 土曜日 勤労感謝の日
新世代奉仕
RYLA 研修会出席報告
2013-2014年度 下関 ロータリー青少年指導者養成プログラム
( Rotary Youth Leadership Awards )(RYLA)研修会出席報告
青少年奉仕委員長 嶋本文雄
日時:2013年11月23日(土曜日(勤労感謝祝日))~24日(日曜日)
23日 午前9時~午後23時
24日 午前7時から午前11時30分
研修、宿泊場所;下関赤間神宮 竜宮殿、海峡ビューしものせき
RYLA参加者;研修参加者(14歳から30歳までのRAC、留学生、一般参加者)約77名
RC会員 約103名
テーマ:「交流と転換の舞台 関門の流れに君は何を思うか」
参加感想とプログラムの内容:
今回のRYLAは、下関東RCの会員47名のほぼ全員の会員によって、開催までの1年間約30数回の企画会議がもたれ、そしてこのRYLAが開催されました。参加者が下関に足を踏み入れ、研修プログラムそして帰路のバスにのって出発するまで、ガバナーの最後の挨拶にもあったように「言葉では言い尽くせない」おもてなしをしていただき、笑顔で手を振って見送ってもらいました。タイトなスケジュールでしたが ほんとにきめ細やかに内容のあるプログラムを作っておられました。そのプログラムの内容を学習することによって、研修生のみならずRC会員も、関門のはげしい流れに多くのことを考えさせられ、指導者養成プログラムの目的で一つでもある「きっかけ」を掴むことが出来たのではないか思われ、充実した時間を過ごさせていただきました。
初日は、赤間神宮(竜宮殿)で、9時すぎの受付から午前中開講式がおこなわれ、下関市長、ガバナーの挨拶、オリエンテーション、「ロータリーの考える平和とは」の説明を受けた。その後30分の昼食時間で、アイスブレーキングが行われた。 午後12時05分よりグループでフィールドスタディ①がスタートした。まず竜宮殿にて、お参り、清めをうけ、水野直房宮司(第47代下関東RC会長)から、壇ノ浦の最期の合戦で平家が敗れ8歳で入水された安徳天皇を祀るために、母の建礼門院によって阿弥陀寺が建てられ, その後赤間神宮と名前が変り、戦後幼くして悲しい最後をとげた安徳帝の御霊をおなぐさするために、龍宮造りとなった講話をしていただきました。そして4班にわかれ、源平壇ノ浦の戦いの絵巻物等の資料、平家一門を祀る塚、『耳なし芳一』の舞台、安徳天皇阿弥陀寺稜(一般の人は普通中には入れないが、特別に許可)、さらに外国との交流地の朝鮮通信使上陸淹留(えんりゅう)之地という記念碑、日清戦争の講和会議のあった春帆楼を見学しました。スポットライトを浴びてきた下関・関門海峡の歴史が、日本ならびに世界の歴史を動かしていた事に気付くことができました。
その後バスで市内を移動しつつ、バス内でも下関の説明が続き、11月23日(イイプサンの日)に開催のリトル釜山フェスタがフィールドスタディ②となった。コリアンフードの屋台並び韓国伝統の音楽や舞踊が披露され、ここで現在の国際交流の実体験について学びました。ちょうど安倍総理の奥様もファーストレディーぶりを発揮してフェスタを楽しんでおられました。15時すぎ宿泊,講演、ワークショプ会場である海峡ビューしものせきにバスで移動して、16時から18時30分ごろまで基調講演2題を聞きました。
広島経済大学 中村克洋教授(元NHKアナ)「リーダーとしての会話」の話では、説得は、いろんな技法(心理学的原理)をうまく使えば、ほぼ100%可能であることがわかりました。確かに人間は、生まれていろんな経験を脳の中に蓄積し、それによって反応、行動する生き物なので、多くの一般の人間には共通の心理が存在することを考えれば、納得できる講演でした。一方梅光学院大学 倉本昭教授「近代下関の夜明け」の講演では、近代の下関が果たした役割について、幕末の開国、薩長の攘夷と激動している時に、伊藤博文、井上多聞、高杉謙作らは、四ヶ国の連合艦隊との和議に命をかけ,目まぐるしく動く関門の激流を、近代の夜明けにうまく流していきました。 その重要な点は、信頼、誠実、プライドの3点を十分双方が理解し、和を持って実現したところにあることを指摘されました。現在の日本の社会さらに国際間おいても重要な点だと思われます。多くの参加者が、感銘を受けた講演でした。
終了後19時から食べきれないほどの料理(2度も試作の料理を食べられて決めれたそうでした)、アルコール抜きの乾杯でしたが、楽しい夕食会でした。
20時からワークショップに入りましたが、担当ロータリアンが9グループにそれぞれ指導に入って、テーマ1 過去の国際交流において、下関がはたした役割(発表)、テーマ2 平和な国際社会を築くための未来像(提言) について、1.国債交流、2.平和、3.奉仕、4.リーダーショップ のキーワードを考慮して、将来のリーダーとして理想的な未来社会をもたらすためにはなにをすべきについて、23時さらにその後も討論されたようでした。
2日目は、朝の7時から関門海峡を目の前にしてのラジオ体操で始まりました。朝食後
8時半から各班(7~8名)の発表と提言が行われました。短期間のフィールドワークと基調講演で収集した資料をもとに、昨夜の数時間に及ぶ討論を約10分の持ち時間で、それぞれ個性のある独創的な発表、質問が行われました。参加した研修生は、将来の指導者としてのきっかけ掴んだように思えました。
そうして11時30分過ぎには、バスが時間どうり玄関に到着し、下関東RC会員の笑顔で、手を振ってのお別れをしていただき、参加者は帰路につきました。
本当にあっという間の連休のRYLAでしたが、今回のテーマの意義と下関東RC会員のおもてなしが、いまだに印象に残っています。