- 本日のプログラム
- ゲスト卓話
「山一証券の教訓とゆめカード経営」 - 卓話者
- イズミグループ(株)ゆめカード
代表取締役社長 滝本 繁氏 - 担当
- プログラム委員会
- 会長時間
- ・入会式:波若清暉君
- 幹事報告
- ・回覧(先週に引き続き)
米山学友会賛助会員新規入会及び既会員 継続のお願い
ロータリー創立100周年記念式典及び懇親会出欠確認(仮調査)
・地区大会登録変更(追加・取消)〆切は明日31日まで
・100周年記念事業石碑碑銘分〆切は明日31日まで - 委員会報告等
- ・国際奉仕委員会:使用済み未使用テレカ及び書き損じハガキ古切手収集
・ゴルフ同好会:日本ロータリー親睦ゴルフ大会開催案内
・出席委員会:出席報告 - その他
- バイキング例会
卓話時間
山一証券の教訓とゆめカード経営
イズミグループ(株)ゆめカード 代表取締役社長 滝本 繁氏
山一は実は二度破綻しているのです。1964年に経営危機に陥りましたが、この時は「日銀特融」で危機を免れました。そのときの教訓が生かされていれば、1997年の自主廃業は回避できたのではないかと思います。
教訓は「原価意識をもって、数量よりも利潤を追求すること」。しかし、四大証券の一角を死守することに一生懸命になり、法人の山一の名を汚さぬよう、主幹事になることに血道をあげ、そしてなにより、そのうち、そのうちと損失を隠し、安易に問題を先送りしてきた、その結果が破綻に繋がりました。
2度の破綻の教訓は思い込みは会社を誤らせる、そうならないため組織的、合理的経営に務める。短期ではなく、中長期で利益を生み続ける地力をつけること。そして、言い放し、やり放しにならぬよう結果が出るまでフォローする、施策のフォロー、この三点ではないかと思います。
経済の高度成長期は「経営不在」で上手くいった。マイナス成長の時代は「経営改革」で経営資源の選択と集中、企業統治の時代であったが、これからは「経営競争」、経営者自身が厳しく問われる時代になる。