- 本日のプログラム
- ガバナー公式訪問
「東ガバナー卓話」 - 卓話者
- 国際ロータリー第2710地区 東 良輝ガバナー
- 担当
- 会長・幹事
- ゲスト
- 【来賓】
(随行幹事)国際ロータリー第2710副代表幹事、クラブ管理運営委員長
粟屋克昭(アワヤ カツアキ)様
国際ロータリー第2710地区グループ7ガバナー補佐
中村哲朗(ナカムラ テツロウ)様
国際ロータリー第2710地区グループ7ガバナー補佐幹事
斉藤昭一(サイトウ ショウイチ)様 - 黙祷
- 広島北RC所属瀬川 正義 (せがわ まさよし)会員(瀬川工業㈱
取締役会長)が8月15日㈯午後8時49分にご逝去されました。
広島北RC所属古谷敏明(ふるたにとしあき)会員(広島トヨペット
㈱代表取締役社長が8月19日㈬午前11時30分にご逝去されました。 - 祝事等
- ◎創業月(10名)
- 会長時間
- ガバナー公式訪問前を迎え
皆様こんにちは。本日は東ガバナーの公式訪問です。
ガバナーようこそお越しくださいました。心から歓迎いたします。
また、中村ガバナー補佐、粟屋随行幹事、斉藤補佐幹事様、ご苦労様でございます。ご指導の程どうかよろしくお願いいたします。
東ガバナーは、7月に御就任後、精力的に地区内クラブを訪問されておられます。資料によりますと、我がクラブは2710 地区6,7グループで5番目、7グループのみでは3番目の公式訪問です。12月までに74クラブすべてを訪問される予定とのことです。また、その間には地区大会などの大きな行事もあり、まさに激務そのものです。どうか、健康には十分お気をつけ頂きたいと思います。
さて、ガバナーのお仕事の一つが、RI会長の方針を地区内に浸透させることであるかと思います。 本年度、RIラビンドラン会長は、“世界へのプレゼントになろう”をテーマにしておられます。一言でいえば、「私たちの人生の価値は、どれほど得たかではなく、どれほど与えたかによって判断されるのである。私たちはロータリーを通して自らの才能、知識、能力、努力、熱意などを世界にプレゼントすることで、誰かの人生の役に立とうではないか」ということです。 東ガバナーは、これはまさに「他人のことを思いやり、他人のために尽くす」という奉仕の理想の実践を説いたもので、最もロータリーらしいテーマではないかと印象を持ったと述べられておられます。
私たちのクラブは、7月にはアメリカサンタローザからの交換留学生に対する広島平和学習のサポート、8月には福島からの小学生の平和学習のサポート、そして広島市平和記念式典参加者への「おもてなしプロジェクト」を実施、さらには8/6平和ナイター野球観戦家族例会で平和を守っていくことの大切さをしみじみと感じたところでございます。
また、当クラブは、ガバナーの地区重点項目7項目の一番目に掲げられておられます「会員基盤の充実」に対しましても、会員増強を重点目標に掲げ力を入れております。今年度中には少なくとも純増3名、できれば80名の正会員を目指すべく「ハイクオリティー80」をスローガンに一致団結して頑張っていきたいと思っております。
クラブの基盤強化は、喫緊(きっきん)の最重要課題です。 対策としては、①会員増強、②有効な奉仕活動、③楽しく、かつ役立つ例会が考えられます。当クラブには、比較的入会歴の浅い会員が多くいますが、会員が一致団結してロータリーを楽しみながら奉仕活動を行っていきたいと思っています。この一年、積極的に行動してみたいと意気込んでいるところでございます。
私たちクラブの活動の一端を紹介し、ガバナー歓迎の挨拶とさせて頂きます。 - 幹事報告
- ◎BOX配布物の確認
①会報7月号
②本日の実施内容
◎地区大会登録追加・取消等は9/4(金)が締切となっていますので期日を厳守してください。
◎次週8/31(月)例会は定款による指定休会日です。例会は開催しませんのでお間違い無きよう。 - 理事役員会
- ◎本日例会終了後3階「音戸」の間にてガバナー公式訪問フォーラムを開催
- 委員会報告等
- ◎出席 : 出席報告
◎人間尊重・社会奉仕 : エコドリーム運動表彰
◎国際奉仕 : 古切手類収集
◎ロータリー財団 : 年次寄付
卓話時間
ガバナー公式訪問
国際ロータリー第2710地区 東 良輝ガバナー
ロータリークラブ公式訪問 卓話
国際ロータリー第2710地区
2015-16年度ガバナー 東 良輝
2015-16年度の第2710地区ガバナーを仰せつかりました東でございます。所属は宇部西ロータリークラブです。今年度微力ながら、皆様とともにロータリー活動の普及に全力を捧げて参りたいと思いますので、ご支援、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
また、本日は公式訪問に際しまして温かい歓迎を賜り、感激をしているところでございます。これこそが、ロータリーが創立時から大切にしてきた友愛の証であると思い、深く感謝申し上げます。
さて、今年度のRI組織でございますが、既に、「ロータリーの友」7月号に掲載され、皆様よくご存じのことと思いますが、ここで改めて紹介します。今年度のRI会長はK.R.ラビンドラン氏(コロンボRC、スリランカ)です。彼の下に、ジョンF.ジャーム会長エレクト(チャタヌーガRC、アメリカ・テネシー州)、グレッグE.ポッド副会長(エバーグリーンRC、アメリカ・コロラド州)、以下17人の理事で構成されており、日本からは杉谷卓紀氏(玉名RC、熊本)が昨年度に引き続き選任されております。また、事務総長は昨年度に引き続きジョン・ヒューコ氏(キエフRC、ウクライナ)が就かれておられます。
ロータリーの組織につきましては、RIの下に直接各ロータリークラブが所属しており、ガバナーはRIの役員として所属し、地区では会員の研修が主な役割となっております。また、ガバナーはRIからの通達を各クラブに伝えると同時に、各クラブからの意見をRIに伝えるメッセンジャーの役割も担っております。
そこで、本日の公式訪問では、今年1月にアメリカ・サンディエゴで開催されました国際協議会で提示されたRIテーマおよびラビンドランRI会長のメッセージをお伝えし、その「テーマ」に沿って、私が立てました地区運営方針についてご説明したいと思います。
この度、ラビンドランRI会長が示されたテーマは「Be a gift to the world」「世界への贈り物になろう」です。その意図するところについて、ラビンドランRI会長は講演の中で「生まれると同時に、私たちはいろいろなものを授かります。最初に授かるものは命です。そして、愛、思いやり、家族を授かり、教育、健康を授かり、学びを通じて才能と能力を授かります。人生において、親、友人、伴侶、子ども、生計手段、物質的な豊かさなどは、どれも私たちに授けられたプレゼントです。(中略)皆さんはこう思いでしょうか。この様な有り難いプレゼントに、一体いくつ恵まれてきただろうか、と。私は自分に、そして皆さんに、次のように問います。どうしたらその恩返しができるでしょうか?」と語られています。
また、私たちが今やるべき最重要課題は「ポリオの撲滅」であると強調されました。その理由として「25年以上前に私たちがポリオ撲滅の誓いを立てたとき、125か国にポリオが常在し、毎日1,000人以上の子どもがポリオによる麻痺障害を患っていました。現在、ポリオ常在国は3か国、昨年の統計ではポリオ症例数はわずか333名となりました。そのほとんどがパキスタン一国からの報告です。この国で私たちが闘う相手はポリオウイルスだけではありません。無知、残忍さ、抑圧の力です。私たちの課題はワクチンを子供たちの口に届けるだけでなく、殺戮者たちから予防接種従事者を守ることにあります。(中略)私たちは闘い続け、必ず勝利します。なぜなら私たちは、ポリオのない未来をプレゼントすると世界の子どもたちに約束したからです。私たちは必ずこのプレゼントを子供たちに贈ります」と強い口調で強調されました。
さらにロータリーの現状についても厳しく指摘されており、「ロータリーは膨大な可能性を秘めています。しかし、多くのクラブや地区の現状に目を向けるとロータリーのあるべき姿が映し出されていません。当組織を形作った基本に立ち返る方法を見つける必要があります。それは人生のあらゆる場で倫理基準、そして、各クラブに会員の多様性をもたらす職業分類です」と職業倫理の確立と職業分類の重要性を強調され、さらに「今日ロータリーを一世紀前と同じように語りながら、それと同時にロータリーの成長を期待することはできません。私たちは、今、新しい現実に生きています。プランディングの新たな取り組みは、確かに必要なことです。世界の多くの地域で薄れつつあるロータリーのイメージをあらためて明確に打ち出す必要があります」とロータリーの改革と公共イメージの向上についても述べられました。
ロータリー財団に対しても「ロータリー財団への寄付をもっと奨励し、もっと多くの善いことを行いたいと考える一方で、しつこくお願いをしたり、あまりの高額な寄付をお願いすれば会員は離れてしまいます」とその在り方にも言及され、贈り物についても、高価なものでなく、思いやりのある、心のこもった贈り物の方が貴重であるとも強調されています。
以上より、ラビンドランRI会長の演説の意味するところは ①ポリオ撲滅 ②ロータリー誕生時の基本に立ち返る(特に職業倫理、職業分類) さらに、③ロータリーが更なる発展を遂げるためには現状に合った変革も必要 ④財団への協力 ⑤公共イメージ向上等であると思われます。
私はこれらのRI会長の強調事項を踏まえて、2015-16年度の第2710地区の運営に際しまして、その基本方針として「ロータリーの基本に戻ろう」とし、ガバナー信条を「ロータリーの原点に立ち戻り、輝かしい未来の礎を築こう」と致しました。
ロータリーの原点とはどのようなものでしょうか。私が察するところでは、ロータリー創立の精神、即ちロータリーの心ともいえるもので ①友情(友愛)と親睦 ②寛容の精神と奉仕 ③職業奉仕と職業分類 と思っています。このロータリーの心を肝に命じながら、地区運営に邁進したいと思います。よろしくお願いします。
◎2015-16年度 地区運営の重点項目
① 会員基盤の充実(例会の充実、出席率の向上、退会防止、会員増強 特に女性、若い人への勧誘)
② 充実した奉仕プロジェクト(クラブ、職業、社会、国際、青少年奉仕等)
③ 公共イメージと認知度の向上
④ 財団への寄付と地区補助金の積極的な活用(ポリオプラス基金、年次基金、恒久基金への寄付、地区補助金、グローバル補助金の活用等)
⑤ 米山奨学会事業への理解と支援(米山奨学会への寄付、奨学生の受け入れ等)
⑥ 地区とクラブ、クラブ間の円滑な情報伝達(MY ROTARYへの登録、Webの活用等)
⑦ リーダーの育成(RLIへの参加等)
◎2015-16年度 地区・クラブにおいて達成して頂きたい数値目標
① 会員増強 純増1人以上/クラブ
② ロータリー財団への支援
ポリオプラス基金 35ドル/一人、 年次基金 150ドル/1人
恒久基金 ベネファクター1名以上、または1,000ドル以上/1クラブ
ロータリーカードへの理解と支援
③ 米山奨学会への支援 16,000円/1人
これはあくまでも目標です。各クラブはクラブの事情に合わせて目標を設置していただけば幸甚です。
◎ロータリーの戦略計画
・価値観を行動に
私たちは親睦を通じて生涯にわたる友情をはぐくみ、国や文化を超えた理解を促します。
私たちは高潔性をもって約束を守り抜き倫理を守ります。
多様性を誇るロータリーはさまざまな考え方をつなぎ、多角的なアプローチで問題に取り組みます。
私たちは奉仕を通じてリーダーシップと職業のスキルを生かし、地域社会の問題に取り組みます(中核的価値観 ①親睦 ②高潔性 ③多様性 ④奉仕 ⑤リーダーシップ)
・戦略的目標
①クラブのサポート強化 ②人道的奉仕の重点化と増加 ③公共イメージと認知度の向上
◎各クラブの戦略計画
①各クラブに戦略計画委員会を立ち上げる
②戦略計画の立案を立てる
③将来への数値目標を立てる
④将来にわたり持続可能なプロジェクトを立案する
◎2015-16年度ロータリー財団の優先項目と具体的目標
優先項目1:永久にポリオを撲滅する
優先項目2:ロータリー財団に対するロータリアンの知識、参加、寄付を向上させる
優先項目3:財団の補助金と6つの重点分野を通じて、ロータリーの人道的奉仕の質と影響を高める
優先項目4: ポリオプラスにおける成果と「世界で良いこと」をしてきた100年の歴史に特に注目し、財団によるこれまでの実績に対するイメージと認識を高める
◎RI会長賞への挑戦
①必須項目
・少なくとも15のクラブ目標をロータリークラブセントラルに入力する。
・7月の半期人頭分担金を、期限までに支払う
②会員の増強と維持(4項目から3項目達成)
③財団への寄付(4項目から2項目達成)
④ オンラインツールの利用(4項目から2項目達成)
⑤人道的奉仕(7項目から3項目達成)
⑤ 新世代(4項目から2項目達成)
⑥ 公共イメージ(2項目から1項目達成)
○そのほかの地区、クラブに課せられている当面の課題
①東日本大災害への支援活動
②ロータリー平和センターへの支援
・ロータリー平和センターへの寄付
・ロータリー平和フェローの育成(第2710地区での人材探し)
◎地区大会への参加のお願い
・10月24日(土)大会諸委員会 歓迎昼食会 ANAクラウンプラザホテル宇部
・10月25日(日)本会議 渡辺翁記念会館
・10月26日(月)記念ゴルフ 宇部72カントリークラブ 東コース
結語
ロータリークラブとは、ロータリーの奉仕哲学を実践する代表的な職業人の集まりです。
良質な職業人で構成されており、1業種1会員を原則としております。ロータリーの奉仕哲学とはそれぞれの職業を通じて、奉仕の理想の追求と実践を目的とするものです。そのために各ロータリアンはそれぞれで職業倫理の確立に努力しなければなりません。(ロータリーの目的、ロータリアンの行動規範)
第7代RI会長のレスリー・ビジョン氏はロータリーの第1の目標は各個人をその日々の仕事にロータリーの哲学を関連させることにある。そのため、ロータリークラブはその会員をしてそれぞれの日々の仕事に奉仕の理念を体得するよう教育しなければならないと同時に他方においては組織としての各ロータリークラブの力を強めるためにそれと違う異質の奉仕が必要だということを見逃してはならないと説かれ、キップリングの「ジャングルの法則」の中の「群れの力は狼の力である。そして、狼の力は群れの力である」を引用されて、ロータリアンならびに各ロータリークラブの力の結集を強調されています。
私は今年度、各ロータリアンがそれぞれの職業を通じて、奉仕の理念を追求、実践されるともに各クラブはそれぞれのロータリアンの力を結集させ、また、新たに素晴らしい大型のプロジェクトに挑戦され、第2710地区のすべてのロータリークラブがより力強く発展されることを願っております。これを現実のものにするには、まずは会員増強と出席率の向上です。ご健闘をお祈りいたします。