- 本日のプログラム
- 新会員卓話 「自己紹介」
- 卓話者
- 影本正之君
- 担当
- プログラム
- 黙祷
- 2011.3.11 東日本大震災で亡くなられた方へ
- 祝事等
- ・連続出席表彰(3名)
・結婚記念日(9名) - 会長時間
- みなさん、こんにちは。一昨日、2710地区グループ6・7合同のインターシティミーティングに多くの会員の方にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。ロータリーと平和をテーマに、バイオリニストで作曲家でございます川井郁子先生のご講演と素晴らしいバイオリンの演奏を聴かせて頂きました。また、ロータリー世界フォーラムについて、既に終わっておりますドイツのベルリンとひハワイのホノルルについてのご報告がございました。そして,5月17日・18日に開催されます広島フォーラムについてのご案内がございました。IM,インターシティミーティングは,近隣都市のロータリアンが一同に集まり研修と親睦を図るその意味では有意義なIMだったと思います。
そしてまた本日、新たにお二人の会員の方をお迎えいたします。大久保会員・平松会員のご推薦によりまして木下さんを、緒方会員・橋本会員のご推薦で大坂さんを、私ども広島中央ロータリークラブの会員としてお迎えすることになりました。会員一同心から歓迎申し上げたいと思います。私たちのクラブは2人をお迎えすることによりまして68名の会員になりました。本当にたくさんの方に今年度はご入会いただいております。ご入会いただきました2人大変ありがとうございます。また,ご推薦をいただきました会員の方、本当にありがとうございます。特に,緒方会員には今年度6名のご推薦をいただいております。本当にありがとうございます。ただいまから入会式ということで、お二人にロータリーバッジを贈呈して,歓迎申し上げたいと思います。
・入会式(木下三枝子君、大坂隆志君)
①会長より歓迎の言葉
②四つのテスト、バッチ、会員証贈呈
③花束贈呈
④推薦者(大久保君・緒方君)より紹介と新会員の挨拶 - 幹事報告
- ●BOX配布物
①3月定例理事役員会議事録
②4月例会プログラム
●会員合同研修セミナー出席確認
3/17(日)13:00~国際会議場(メークアップ対象)
●次週例会(3/18)は定款による休会 - 委員会報告等
- ・SAA : 本日は指定席(誕生月別)
・職業奉仕 : 禁煙例会・四つのテスト唱和
・出 席 : 出席報告
・人間尊重、社会奉仕 : 「エコ・ドリーム運動」2月分集計結果報告
・親 睦 : 新入会員歓迎会(4/15(月)18:30~グランドプリンスホテル広島)のお知らせ
卓話時間
新会員卓話「自己紹介」
影本正之君
自己紹介という題ですが、まず最初に経歴を中心にお話して、その後に、自分が医師として35年間携わってきた癌の放射線治療について概略を紹介し、最後に、私の昨年からの新たな職務である広島市の病院事業についてお話して自己紹介といたします。
まず、経歴を中心とした紹介ですが、私は広島市袋町で生まれ、現在61歳です。修道高校から広島大学医学部を卒業しましたが、学生時代はサッカー部に所属し、サッカーと飲み会にほぼ終始していました。大学を卒業し、放射線科医となりましたが、きっかけはクラブの先輩に誘われたのと写真が好きだったという、まともではない理由ですが、医師3年目で“癌の放射線治療”という日本では大変マイナーな診療を専門とすることにしました。放射線をあてると、切らずに癌が消えてしまうことに興味を持ったからですが、先進施設での勉強のため国立がんセンターに1年間出張し、昭和63年には米国コロンビア大学において臨床現場の見学という経験をしました。2施設では、当然ながら多くの知識、経験を得ることができ、その後の診療の礎となりました。広島大学病院に勤務した後は、平成元年から昨年の3月まで23年間、広島市民病院に在籍しましたが、平成19年からは副院長となり主に医療安全、医療連携を担当しました。その間、広島大学医学部臨床教授、広島市医師会理事、広島市立看護専門学校校長を兼任し、様々な貴重な経験をするとともに多くの知己を得ました。
次に放射線治療についてですが、日本と欧米では同じ癌でも治療手段の選択に大きな違いがあり、特に子宮頸癌はその代表例であり、日本では高率に手術が選択されることが多いのに対し、欧米では治療による障害が少ないとして早期の癌から放射線治療が選択されています。このように、日本と欧米では放射線治療に対する認識が大きく異なっていますが、放射線治療で癌が根治できるということを皆さんに少しでも理解してもらえばと思い、私が経験した手術せずに治った喉頭癌、食道癌、乳癌の方の画像を提示します。
昨年4月からは、広島市の病院事業管理者・病院事業局長という新たな職となりました。週1日は広島市民病院での診療を継続していますが、それ以外の日は広島市役所本庁で行政の仕事をしています。主な業務は、広島市立である広島市民病院、安佐市民病院、舟入病院、総合リハビリテーションセンター、安芸市民病院の5病院の管理、運営です。各々の病院の概要は、広島市民病院、安佐市民病院は、救急や手術を主体に診療を行う典型的な急性期病院であり、舟入病院は感染症を扱う病院として開設され、現在は肺炎などの感染症とともに、広域から全国第2位の患者数という年間4万人の小児救急患者を受け入れている病院です。総合リハビリテーションセンターは、平成20年に開設された新しい施設ですが、対象患者は脳卒中や交通事故などによる中途障害者であり、回復期リハビリテーションを主に行っています。受傷後2-3ヶ月の方が多いのですが、精神的に不安定な時期に入院された方を、自宅での生活が可能な状態にまで回復させるという重要な役割を担っています。
今後、広島市立病院は安芸市民病院を除く4病院を一群として、経営形態を現在の地方公営企業法による形態から、平成26年4月に独立行政法人へと移行します。独立法人化した際の経営効率化による不採算部門の縮小を心配される方もおられますが、救急医療、小児医療、周産期医療など市民に不可欠な政策医療はしっかりと継続し、職員の増員が容易になるなど経営の自由度が増しますので更なる医療サービスの向上を図る予定です。