- 本日のプログラム
- ゲスト卓話
「企業における健康管理の実際」 - 卓話者
- NTT西日本中国健康管理センタ所長 山根公典 氏
- 担当
- プログラム
- 祝事等
- ・連続出席表彰(1名)
・結婚記念日(2名) - 会長時間
- 世界理解月間にさいして
ロータリークラブの創始者であるポールハリスがこのクラブの創立を考え付いた1905年のシカゴは住みやすい街ではなく、孤独感、疎外感に満ち、ビジネスマンには過酷な自由競争が付きまとっていたそうです。ちょうど現在の世相にも類似したところがあります。そのようなときに、心の通いあえる友人と、胸襟を開いて語り合える場所を求めて始まったのがこのロータリークラブといわれています。
非常に多くの便利なコミニュケーションツールが発達した現在では、このような時にはEメールや、携帯電話、フェイスブックなどを利用すれば、定期的に集まる時間や場所が節約でき、スピーディーに物事が解決したり、癒されたりするかもしれません。事実、若者の多くはこれらを駆使することに、特に携帯メールなどは、顔を合わさなくても、そばにいなくても、常にそばにいる感じで、各々の行動を共有し悩みを訴えあっています。まさに携帯電話が友達の感すらします。
このようなコミニュケーションツールになれた人たちがこれから益々増える時代になることが予想されます。このような時代背景を考えた時にはたして現在ロータリークラブが行っている例会の役割、意味が少なくなってくるのではと危惧しています。
しかし私はいくらIT機器が発達しても感性がある限り、顔と顔、手と手を合わせることがないと本当の意味で胸襟を開いて話し合うことはできないと思います。
時間と経費の節約を目指してテレビ会議などが行われますが、誠に味気ないもので、場合によってはテレビカメラの映らない席に座れば居眠りも内職も可能です。議論には表情がつきものでやはり言葉と表情、身振り手振り、手のぬくもり、がないと本当の意味での心からの語り合いはできないのでないかと思います。
例会では顔と顔、手と手を合わせ、一言、二言の会話でも、続けることによって自然に心が通いあえるのではと思います。
そういった意味で例会は若者の時代になっても必要でなないかと思っている次第です。
米山財団の創始者の米山梅吉翁は「例会は人生道場、切磋琢磨して自己研鑽に励む貴重な修練道場である」と言っておられますが、これは結果として求めるところで、まずは気軽に例会に出席することを習慣にしたいものです。 - 幹事報告
- ●BOX配布物の確認
(1) 理事役員会議事録
(2) 3月例会プログラム
(3) 健康診断ご案内
(4) 優良従業員推薦お願い
(5) エコドリーム集計表
●回覧物
(1) 広島14RC合同懇親ゴルフ大会出欠表
●次週の例会は21日(火)に変更し、広島特別支援学校訪問例会を開催 - 理事役員会
- ・例会終了後1F「コルベーユ」にて第4回次年度理事役員会開催
- 委員会報告等
- ○SAA : 本日は指定席(誕生月別)
○職業奉仕 : 禁煙例会・四つのテスト唱和
○出 席 : 出席報告
○人間尊重・社会奉仕 : 「エコ・ドリーム運動」1月分集計結果報告
卓話時間
企業における健康管理の実際
NTT西日本中国健康管理センタ
所長 山根 公則 氏
当センターでは、厚生労働省が推進するトータル・ヘルス・プロモーション・プラン(こころとからだの健康づくり)の理念に基づき、中国地方のNTT西日本およびそのグループ会社に所属する社員約1万3千名の健康管理を担当しています。当センタのスタッフは総勢62名であり、事務系17名に次いで保健師が15名と多く、産業医9名が行う健康測定とともに保健指導をはじめ、栄養・運動指導、そしてメンタルヘルスケアを担っています。
これらの中で、今回はメンタルヘルスと禁煙対策について簡単にまとめてみました。
メンタルヘルスの中ではうつ病が注目されており、その対策としては異動期の転入者、特に昇格した管理者には注意を払い、仕事内容のみならず人間関係のストレスに注意することが重要です。すなわち、仕事のスキルと対人関係のスキルは別物であるということがポイントです。また、禁煙対策に関しては、健康増進法・ポイ捨て禁止条例・たばこ枠組み規制条約の中で職場の全面禁煙あるいは空間分煙の義務化が提唱されています。そのような中、一部の事業所では「禁煙チャレンジ」と称した職場ぐるみの取り組みを行っており、徐々に成果をあげています。さらに当センタでは禁煙を希望する社員に対し、昨年10月より禁煙外来の新設も行いました。
以上のような疾病予防・健康増進対策の結果として、NTT西日本全体の現役社員ではその死亡者数が一般人口全国平均の20%前後の低値となっており、今後も更に低下すべく様々な事業を展開していく予定でおります。