- 本日のプログラム
- 新会員卓話「MICEについて」
- 卓話者
- 中野忠昭君
- 担当
- プログラム
- 祝事等
- 連続100%出席会員(4名)
10年間連毒出席表彰 : 藤村欣吾君
結婚記念日(7名) - 会長時間
- 毎年4月はロータリーの雑誌月間となっております。ロータリーの最初の機関雑誌は1911年1月25日に「the national Rorary」の名称で発刊され、これを記念して1月25日を含む1週間を雑誌月間としていました。
1912年9月に現在の「the Rotarian」に改称され、その後、1980年度から4月がロータリーの雑誌月間に指定されました。
ロータリーの雑誌には、RIの公式機関誌が「ザ・ロータリアン」と理事会が承認する31の地域雑誌があり、2002年11月理事会でそれらを総称して「Rotary world magazine press」と呼ぶことにしております。
「ロータリーの友」は1953年1月創刊であり、1980年(昭和55年)7月号からRIの承認した地域雑誌になりました。
ロータリアンの三大義務である例会出席、会費納入、そして雑誌購読で我々は地域雑誌としての「ロータリーの友」の購読義務があります。
手続要覧のロータリーのクラブ定款14条に、各会員は会員身分を保持する限り、RIの機関雑誌または国際ロータリー理事会から本クラブに対して承認ならびに指定されている雑誌の購読義務があると定めてあります。
「ロータリーの友」は一般的な娯楽雑誌ではありません。ロータリアンのための機関・情報紙として発行されているものです。ぜひ会員の皆様には一読していただきたいと思います。 - 幹事報告
- ・BOX配布物の確認
(1) 理事役員会議事録
(2) 5月例会プログラム
(3) 次年度名簿作成用個人データ確認書(必ず提出 4/25締切)
(4) 米山学友会会報(ファンさんと太田先生について掲載)
・例会変更の確認
次週は昼の例会を夜に変更して新会員歓迎夜間例会を開催
バス利用の方は時間厳守で集合。18:00出発 - 理事役員会
- ・例会終了後1F「コルベーユ」にて第6回次年度理事役員会開催
- 委員会報告等
- ◎SAA : 本日は指定席(干支別)
◎職業奉仕 : 禁煙例会・四つのテスト唱和(ロータリーソング終了後実施)
◎出 席 : 出席報告
◎人間尊重、社会奉仕 : 「エコ・ドリーム運動」3月分集計結果報告
卓話時間
新会員卓話「MICEについて」
中野忠昭君
MICEとはMeeting,Incentive,Convention,Exhibitionの4つのビジネスの頭文字をとった造語で1980年代にシンガポールで生まれた言葉だといわれています。現在ではアジアや豪州圏で使われている言葉です。
MICEについてはこれまでいくつかの重要な提言等が政府によってなされてきました。私が働いておりますプリンスホテルでも全社をあげて昨年から本格的な取り組みを始めております。その取り組み開始の告知を日本経済新聞等にも複数回掲載いたしました。
なぜ政府がこのようにMICEを推進し、当社も推進するかと申しますと、MICEを誘致することには次の2つの意義があると考えられます。1つには「国際交流の進展と地域の活性化」そして2つ目は「大きな経済効果」があげられます。
「経済効果」について、過去におこなわれた国際会議や大型展示会の経済効果の実例を検証しましてもMICEが一般的な観光旅行に比べて高い経済効果があることがわかります。また首脳級の国際会議となるとその経済効果の額もたいへん大きくなります。最近の例でみますと2008年に実施されました北海道洞爺湖サミットでは634億円、また昨年横浜でおこなわれましたAPEC首脳会議は456億円であったとの調査結果が発表されております。
APECにつきましてはここ広島で日本APECの第1回会合として高級実務者会合(SOM1)が当グランドプリンスホテル広島を中心に実施されました。昨年はおかげさまで当グランドプリンスホテル広島においてその他にもインターアクションカウンシル(OBサミット)やノーベル平和賞受賞者世界サミットなど数多くの国際会議をお手伝いさせていただくことができました。
さて、広島におけるMICEの経済効果を考えてみますと国際会議参加者の1人あたりの消費額は一般観光客の2.27倍であったというデータがございます。一般的には2.5~3倍の経済効果があるといわれておりほぼ平均的な結果が残っております。
MICEの日本での市場規模は1兆円~1兆2千億円といわれております。これがどのくらいの規模かと申しますと2010年の医薬部外品の市場規模が1兆1,111億円というデータがございますのでほぼ同等と言えると思います。日常多くの医薬部外品をわたくしたちは利用すると思いますがそれと同等の規模があるということです。
さて世界の国際会議の開催状況をみてまいりますと1位アメリカ、2位シンガポールに続いて日本は5位538件と前年の2008年から1位後退しております。
次に日本国内における国際会議の開催状況をみてまいりますと広島は年間8件で北九州、新潟と並んで12位という状況です。なぜ世界的にも知名度の高い「ヒロシマ」で開催される国際会議の開催件数が少ないのはなぜかというと、「開催できる会場が少ないから」というのが業界の通説です。実際に会場別の国際会議の開催状況を見てみましても上位43位に広島の施設は1件も入っていないことがわかります。とりわけ、多目的に利用できる「展示会場」の小ささが大きな要因と業界ではみなされています。
課題も多いのですが当社が掲げている「MICEでニッポンを元気にする」、そして広島では「MICEでヒロシマを元気にする」を目標として引続き努力してまいりたいと考えております。
ご清聴ありがとうございました。