2016-2017年度　4月期

福田　浩君

「ゴルフについて」　　　福田　浩君
　4月29日には合同懇親ゴルフ大会が開かれますが、このたび、初めて参加させていただくことになりました。参加するに際し、ゴルフとの関わりにつきまして、一考察させていただこうと思います。
　ゴルフを始めて20年、ラウンド数も200は超えていますが、重大な問題に直面しています。それは、運動神経については、それなりに自信があるのですが、どうしてもスコアが縮まらないことです。
　スコアが縮まらない原因として考えられるのは、まず、空振りが多いから、つまりゴルフクラブという道具が悪いのではないかということです。
　ゴルフクラブの技術革新は目覚ましく、15年くらい前からは「これでボールに当たらなければ、ゴルフをやめた方が良い」と思えるくらいヘッドの大きなクラブが主流になってきました。
　最初のうちは、こんなにヘッドが大きく、見た目がカッコ悪いゴルフクラブなど使うものかなどと思っていました。しかし、友人たちがヘッドの大きいクラブを使って飛ばすのを見て、ついに、「これでボールに当たらなければ、ゴルフをやめた方が良い」と思えるくらいヘッドの大きなクラブを手にすることとなったのです。
　それ以降、空振りをすることはなくなりました。しかし、空振りをしない代わりに、ボールは、右や左に曲がり、OBはもとより、林の中、あるいは隣のコースに飛ぶようになりました。空振りをした方がまだ傷は浅いのであって、スコアはますます悪くなってしまいました。
　次に考えられるのは、コースが悪いのではないかということです。
　これは大変不思議なことですが、どこのコースへ行っても、私がたまにナイスショットをすると、そのボールが着地するところに、必ず、バンカーや池があるのです。私がナイスショットをしたときには、ピンそばや花道に着地するようなコースに出会ったことがありません。
　友人たちの中には、「福田は、バンカーや池を狙って打った方がいい」などとアドバイスをする者もいます。しかし、バンカーや池を狙って打てば、狙いどおり、バンカーや池に着地するのです。友人たちからのアドバイスは、悪意に満ちたものという外ありません。
　最後に考えられるのは、私はゴルフが「へたくそ」なのではないかということです。
　ゴルフを終えて帰宅した後、家内に、スコアを申告すると、「恥ずかしいから、ゴルフやめて」などと、心ない感想を言われます。
　なるほど、以上の考察によると、私はゴルフが「へたくそ」なのかも知れませんが、家内に何と言われようとも、ゴルフをやめる気は毛頭ありません。それは、日々の喧噪から強制的に離れ、一日中、緑の中で、ときには林の中で駆けずり回り、ボールを18回ホールに入れるという単純行動に没頭することは、優れたストレス解消法だからです。確かに、スコアが縮まらないことは残念ですが、こんな私でも、1回か2回はナイスショットをして、秘かな満足感にひたることができるのです。
　最後になりましたが、ゴルフの神様にお願いがあります。スコア100を切れるようになりたいなどという過分な期待はしませんから、ナイスショットの回数をもう少し増やしてください。
以上

熊野　巧君

「私の健康法」　　　熊野　巧君
　私は十五才で原爆にあい、黒い雨を全身に浴び、市の中心地をはって帰宅致しまして、原爆特別手帳をいただいております。
　そして四十二才でくも膜下出欠で生死をさまよいましたが、奇跡的に助かりました。そして今から二十八年前に脊髄腫瘍になりました。それは脊髄の中に人差し指の腫瘍ができまして脊髄を二十粍位割って中から神経を全部取りだし、八時間の手術で又、元に神経を入れてふたをしていただいております。判りやすく云えば髪の毛を二、三十本抜いてチューインガムを二三回ねばねばに噛んでその髪の毛を入れて団子にしたモノを髪の毛を切らずに取り除くと云う大変な手術だったそうです。その時の輸血でC型肝炎になり半年苦しみましたが、お陰さまで全快して今日があります。
　私はロータリークラブに入会させていただいたお蔭で柚木先生、田原先生を初め多くの先生のおかげと感謝いたしております。
　さて、私の健康法についてお話しさせて頂きます。先ず私は好きなゴルフもやめまして、趣味といたしまして歌を唄うことを唯一の楽しみにし、健康法だと思っております。そして毎日十曲から十五曲唄っております。歌は唄うことも聞くことも体のために非常に良く、特に歌の好きな人が集まり、共に唄い共に聞くことが良いと思います。半年前よりわが広島中央ロータリークラブに音楽同好会が発足し大変喜んでいます。
　音楽を聞くこと歌を唄うことが体のために良いと云われますことについて、私がお聞きしたことをお話しさせて頂きます。
　先ずバックグラントミュージックが流れると明るい雰囲気になり、又モーツアルトを聞くと自律神経が穏やかになるそうです。歌を唄うことも聞くことも体のために非常に良いそうで、歌が好きな人、音楽の好きな人々が集まって共に唄い共に揃って聞くことは特に体のために良いそうです。
　又、歌は免疫を高め、カラオケ(演歌)は認知症の予防にもなるそうです。ビブラートを使って唄うと脳の血液が良くなるそうです。特に高音を長く出すこと、又伸ばすことが非常に体のために良いそうです(千の風にのって等)。
　そして週に二回以上、歌を唄うことは中性脂肪が減るそうです。どうか歌を唄って大いに楽しみましょう。又、何事にもくよくよせず何時もにこにこ笑顔笑いを絶やさない、笑う門には福来ると申しましてこれも健康を保つ一番の特効薬だと思います。
　しかめづらをしていては、健康体は保てません。最後に私は基本的にはお酒もタバコもやりません。そして午後八時以降は何も食べないよう口にしないよう努力致しております。又、食前に水を500ccづつ朝昼夕飲んでいます(1時間に)
　私は先月で満八十才を迎え、来る七月で広島中央ロータリークラブへ連続出席二十七年が達成出来る予定で皆さまに心から感謝いたしております。
　又、私は運動は殆ど致しておりませんが、毎日行っている体操がありますのでこれをご披露致しして、私のお話しを終わらせていただきます。ありがとうございました。

徳見泰司君

「寄付と税金」　　　　徳見泰司君
今年の確定申告の手続きをしていて良い制度だと思った事を話してみたいと思います。確定申告の手続きで所得から差し引かれる金額に所得控除の規定があります。この所得控除に寄付金控除があります。

平成20年の法律改正により、個人住民税の寄付金控除が大幅に拡充されました。この寄付金控除が平成20年から県税市民税については所得控除から税額控除に変更になったことです。この寄付を地方自治体の税収に充てたのがふるさと納税です。ふるさと納税という名称ですが　かたちは寄付と税額控除の組合せから成り立っています。
このふるさと納税は任意の都道府県、市町村、特別区に寄付することで寄付した額のほぼ全額が税額控除されます。地方自治体に対する寄付金の内5000円(22年から2000円)を超える部分については、個人住人税所得割の概ね1割を上限として、所得税と合わせて控除されます。(別紙参照)そして21年分から控除対象となる寄付先を拡大しています。
県民の福祉に貢献する法人、団体に対する寄付金として条例で指定されたものです。
　私立の大学、高等学校などを運営する学校法人
　高齢者、障害者福祉施設や保育園などを運営する社会福祉法人　
などがあります
計算例として
県または市　に寄付した場合の税額の軽減額
夫婦のみの給与所得者の場合(別紙参照)
たとえ1割であっても自分が納付するお金の使い道を指定できることは大変によいことで生活により身近な学校や施設などへ寄付をしましょう。
ロ-タリ-財団の寄付について
米山記念奨学会は特定公益増進法人に認定されているため、所得税　法人税の税制優遇がありますが　NPOロ-タリ-日本財団は公益認定を受けていませんので今のところ税制上の優遇措置はありません　ロータリ-も早く公益認定を受けるべきでしょう

個人県民税の控除対象となる寄付金を拡大
平成21年度分の個人県民税から新しく税額控除の対象となったのは、所得税で控除の対象となっている寄付金の内、県民の福祉の増進に貢献する法人または団体に対する寄付金として、広島県の条例で指定されたもの。これにより、生活に より身近な学校や施設などへ寄付をすると、個人県民税の軽減が受けられます。

新しく対象となった寄付金
所得税の寄付金控除の適用対象となる寄付金のうち、
◎広島県内に事務所を設けている法人または団体に対する寄付金
◎私立の大学や高等学校などを運営する学校法人
◎高齢者・障害者福祉施設や保育園などを運営する社会福祉法人
◎財団・社団等更生保護法人など

都道府県、市区町村、広島県共同募金会及び日本赤十字社広島県支部に対する寄付金も、従来通り対象

広島県内の市町の条例指定について
広島市　　平成20年12月
呉　市　　平成21年  3月
府中町　　平成21年  6月