2016-2017年度　1月期

今年度と次年度の会長がそろって新春の挨拶をするのは始めてのようだ。内容は新春というより、会員増強についてと、暦について。30周年も無事終わり、数年後のガバナー排出があればその準備と運営には会員の増強が必至のよう。

橋本満会長新春のご挨拶
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
　昨年は、30周年の事業も無事終わり、これも会員の皆様方のおかげと感謝しております。これから下半期に入って行きますが引き続きよろしくお願いいたします。
　新年を迎えた訳でありますが、我々を取り巻く経済環境は非常に厳しいものとなっております。これは米国の経済危機に端を発したものではありますが、この状況を見ておりますと、資源のない日本はあらゆる意味での自給率を上げていくこと考えていかなければならないと思います。
　さて、この厳しい環境はロータリークラブにも大きな影響を与えるものとなるのではないかと考えます。私の入会した平成4年当時は、在広クラブの会員数は1,000人を超えていたと思いますが、現在では800人程度となっています。今後は更に減少することが予想されます。
　当クラブは創立して30周年が過ぎ、近い将来にはガバナーの要請があることは確実です。先日のパスト会長会では要請があれば受けるというご意見が多くありました。当クラブがガバナーを輩出するということになれば、全員参加で取り組んでいくということは当然ですが、現在の会員数では非常に会員それぞれの負担は膨大なものになることは必至です。この状況を考えますと非常に厳しい経済状況ではありますが、会員増強は今後の当クラブの課題として最も大きなウエート占めるものとなります。具体的には本年度を含め3年間で会員数を最低でも65名にする必要があると考えます。しかしながら、現在の状況は会員増強には追い風という状況ではありません。今までも会員増強は必要ということで力を入れてきたとは思いますが、この状況下では今まで以上の取り組みが必要で会員各々が責任感を持って取り組んでいかなければならないと思います。今後の会員増強への取り組みについて皆様のご意見があればお聞かせいただきたい。
(以下会員よりの提案)
・5名程度のグループを作り、責任の所在を明確にして会員増強に取り組む。
・会員の生活に密着した金融機関関係、宗教関係を中心に勧誘する。
・会員それぞれの業務等に関連する身近なところに絞って会員増強に取り組む。

下半期には、在広14クラブ合同のゴルフコンペを当クラブがホストとして開催することとなっております。色々と皆様にはご負担をおかけいたしますが、引き続きご協力いただきますようお願いいたします。

迫田勝明会長エレクト

迫田勝明会長エレクトご挨拶
皆さん明けましておめでとうございます。
　ペーパーを1枚お配りいたしました。ご覧ください。これはx年x月x日が何曜日か、それを知る早見表です。推理作家の阿刀田高さんのスピーチ集を見ていて見つけました。
阿刀田さんのオリジナルだそうです。「あなたの誕生日は何曜日?」というのがキャッチ
コピーだそうです。生年月日はどなたでもご存知ですが、それが何曜日であったか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。
　私は1939年2月5日生まれです。先ず、この西暦年を取り出し、生年の1939年を28で割って、余りを得ます。実際問題として、28で割る暗算はそんなに簡単ではありません。そこで、必要なのは余りだけですから、西暦年より少し若くて28で割り切れる数を引けば、それでもいいわけです。
　早見表の下のほうにそういう割り切れる数がいくつか示してあります。私の場合は、1939から、1932を選び、1932を引いて7を得ます。そこで早見表の一番左の欄の7のところをみて、右に視線を移すと、12の曜日が書いてあります。これはその年の各月の一日の曜日です。私が必要とするのは2月。2月1日が水曜日とわかり、ならば2月5日は日曜日とわかります。
　次に、碓井先生の著書である、「ニューヨーク午後の日射し」の中にある、記事に次のようなものがあります。
　2001年(平成13年)9月11日(火)午後7時53分。ニューヨークタイムズのホー
ムページを開いた江部喜一郎は言葉を失った。画面に映し出されているのはアメリカを象徴する超近代的高層ビル、NY貿易センタービルに大型旅客機が突入、炎上するシーン。
　大切なのは、この日が火曜日であったことです。早見表を見てください。2001から1988を引いてあまり13を得ます。表の左側の13から右に目をやり、9月1日は土曜日。当然、9月8日も土曜日で、早見表の調査結果9月11日は火曜日と碓井先生の記述がめでたく一致しております。このようにちょっとした遊びに使っていただきたいと思います。
　この早見表は1901年から2099年までこのまま利用できます。なぜ今所様な制限があるかと言うと、閏年が絡んでいるからです。
　閏年は4年に1度あります。それは西暦年が4で割り切れる年です。何故閏年を設けるかと言えば、1年を365日にしておくと、時間の方が少しづつ余り、4年に1日分を作っておかないと日付と太陽の運行がぎくしゃくしてしまうからです。閏年のルールはこれで終わりではありません。ところで、昨年2008年は、閏年で、オリンピックイヤー、アメリカ大統領選挙の年でありましたが、閏年は、子と辰と申の年にしかないことや、400年に3回は閏年がないことをご存知でしょうか。また、3千年の中の1年だけは、364日であることなどと関係していることをご存知でしょうか。4年に1度ずつ閏年を設けていくと、今度は100年に1日、時間の方が足りなくなってしまいます。そこで、100年に1回、西暦年が100で割り切れる年(つまり、1900年や2100年ですが)、これは4で割り切れて本来は閏年にするところですが、例外的に閏年としません。このあたりでは8年間閏年がないことになるのです。
　これで終わりかと言うと、まだ続きがありまして、100年に1回の例外を設けても、さらに400年がたつと、今度は時間の方が余ってしまう。そこで400で割り切れる年は、4で割り切れる年は閏年なんですが、100で割り切れるから閏年にしないのだが、400で割り切れるからやっぱり閏年にする、という塩梅でまことにややこしいのです。
　つい数年前通過した2000年、これは400で割り切れるとしにあたり、すごい年だったんですね。一見したところ、4年に1度の閏年が巡ってきたように見えたけど。これはただの閏年ではなく、例外の例外、逆の逆で元に戻った閏年だったのです。が、とにかく表面的には、いつもと変わりません。
　しかし、400年に一度の閏年(いわゆる「世紀末閏年」)の2月29日の曜日は必ず火曜日になる。グレゴリオ暦は400年で曜日を繰り返すからです。
　閏年についてこのように正確な測定を行った先人たちの科学的知識にたいして、私たちは敬意を表わしたいと思いませんか。
　一方で、皆さんは、今年が2009年丑年であることはご承知のとおりでありますが、丑年は12支の2番目の年であります。12支は、12年ごとに巡って、60年で還暦となりますが、暦の中で、もう一つ良く使われるものに、大安、仏滅などの6曜があります。
　暦を見ますと、仏滅、大安など書かれていますが、どこから始まるのか分かりません。しかしこれはきちんと決まっているのです。
　もともと6曜というのは、中国の名将だった諸葛孔明が、軍隊で使っていた日時の時間表のことで、これを「諸葛孔明6壬時課」といいました。これを後年日々の吉凶を占うのに転用するようになったのであります。その順序は、1.先勝(せんしょう)2.友引　3.先負　4.仏滅　5.大安　6.　赤口(しゃっく)と運行します。
　各月に対しては、
旧暦1月1日と7月1日は、先勝の日
旧暦2月1日と8月1日は、友引の日
旧暦3月1日と9月1日は、先負の日
旧暦4月1日と10月1日は、仏滅の日
旧暦5月1日と11月1日は、大安の日
旧暦6月1日と12月1日は、赤口の日
と決めてあるのです。そして、1ヶ月の中では、1から6が順繰りに回ってゆくのです。
　ところで6曜の意味ですが、
先勝とは、釈迦が菩提樹の下で悟りを開いた(成道した)日(12月8日の明け方)である。
友引とは、釈迦のお葬式の日(2月19日)である。
先負とは、釈迦がお城から家出をした日(12月10日)である。
仏滅とは、釈迦がなくなった日(2月15日)である。
大安とは、釈迦の誕生日(4月8日)である。
赤口とは、釈迦を火葬にした日(2月17日)である。ということで、

6曜が仏教と如何に縁が深いか分かります。しかし、現在の6曜は、釈迦の誕生とか成道あるいはその他の日付と暦の日付とは関係ないようです。
今年が皆様にとりまして良い年でありますようにお祈りしたいと思います。