2016-2017年度 8月期

第1345例会記録

2007年08月20日 (月曜日)
【場所】 リーガロイヤルホテル広島  【ロータリーソング】 われらの生業

本日のプログラム
新会員卓話
卓話者
黒瀬真一郎君
担当
プログラム
祝事等
連続出席表彰(7名)
結婚記念日(2名)
会長時間
○サンタローザ交換学生プログラム修了の報告とサンタローザ友好協会からの礼状の披露。
○米山功労者の表彰 村本憲康君 杉本嘉朗君
○米山功労クラブ(第12回)感謝状披露
幹事報告
○BOX配布物 理事役員会議議事録と9月プログラム
○回覧物 国連薬物乱用根絶宣言支援事業「ダメ・ゼッタイ」募金協力のお願い。
○地区大会本部登録の回答締め切りは今週8月24日(金)です。

委員会報告等
職業奉仕 : 禁煙例会・四つのテスト唱和
出席 : 出席報告 

卓話時間

新会員卓話

黒瀬真一郎君

新会員黒瀬真一郎君

「愛と恕し」―戦後62年のヒロシマー

 広島の夏を象徴する夾竹桃の花が、歴史の重荷に耐えて、今年も咲きました。
 今から六十二年前の八月六日、広島は「この世の終わりを経験しました」 それ故に「他の誰にもこのような思いはさせてはならない」と平和を祈り、活動を続ける被爆者にとって、再び辛い、暑い夏が巡ってきました。
 灼熱のあの日、八時十五分、軍需工場や軍司令部、官庁へ学徒動員された生徒、雑魚場町での建物疎開作業にかりだされた高等女学校一、二年生、また、学校でのチャペル礼拝を終えた直後に、犠牲となられた三百五十名の生徒・教職員が一瞬にして尊い命を奪われました。
 一昨年亡くなられた原爆詩人・栗原貞子さんは、生涯をかけて「ヒロシマの心」を国の内外へ発信され、1952年次のようにその思いを詠いました。
 「夫をかえせ、子どもをかえせ、焼き尽くされた青春をかえせ、
  二つの国の原爆を、海の底に投げ捨てろ!」
 その後、この二つの国に加えて、イギリス、フランス、中国を巻き込む猛烈な軍拡競争が始まり、核兵器の数は、1986年には、69、000発にまで増加しました。1990年代初期に冷戦時代が終わり、核兵器の数は、急速に減少しましたが、しかし、その破壊力は、広島型原子爆弾の約20万倍といわれ、実に現在、26、000万発もあると言われています。
 しかも、核兵器の保有国は、イスラエル、インド、パキスタンへと拡がり、さらに現在では北朝鮮とイランの核兵器の開発が、世界中の人々を不安に陥れ、脅かしています。
 戦争の世紀から、21世紀こそは「和解と共生」の時代にとの、願いとは逆行するかのような世界の憂うべき情勢にあって、今こそ改めて「かけがえのない命が何よりも尊ばれ、大切にされる」社会の創造のために、学び、働くことが求められております。
秋葉広島市長は今年8月6日、平和宣言で、被爆・敗戦62年たっても、ヒロシマの訴えが充分に伝わっているとは言い難い現状を踏まえ、被爆の原点に立ち戻る必要性を強調しました。
原爆投下を「しょうがない」とした前閣僚の発言や、アメリカでの根強い原爆投下正当化論など、被爆後のこの世の地獄と化した悲惨さや、被爆者の悲痛な叫びや、平和への篤い願い・祈りが理解されていない現実を憂慮し、人類は今なお滅亡の危機に瀕していると訴えました。
ローマ・ヨハネ・パウロ二世は、1981年2月25日、平和公園を訪れた際に、
「過去を振り返ることは、将来に責任を担うことです。
 広島を考えることは、平和に対して責任をとることです。」
という言葉を残されました。
広島に起こった事実を知ること、受け継いで後世に伝えること、平和を創り出す者となる決意をし、実践することが今求められています。
 広島女学院では、若くして無念の死を遂げられた犠牲者を思い、平和教育を大切にし、とりわけ力を入れて、取り組んでまいりました。
 幼稚園では、年長の園児が平和資料館へ出かけ、中高では他校に先駆けて平和教育カリキュラムを作成しての実践、原爆被災誌「夏雲」や「Summer Cloud」の出版、「平和を祈る週」や国内外の生徒の平和公園内の碑めぐりの案内と交流など・・・、大学では、原爆講座、海外提携校とのジョイント・セミナー、キリスト教学校同盟校との交流、平和学を取り入れています。
 一昨日、八月四日に広島市と広島平和文化センター、そして朝日新聞社が主催する「国際平和シンポジュウムー再び核廃絶のうねりをーヒロシマから世界へ」が広島国際会議場において、開催されました。
 この開会行事でヒロシマ女学院大学の学生・教職員有志による朗読劇「夏雲は忘れない」が日英同時通訳で上演され、参加者に感動を与えました。
 同窓会は、一昨年、被爆六十年を記念しての証言集「平和を祈る人たちへ」を、英語版と合わせて刊行し、関東ブロックでは、今年も先月、埼玉県川口市で「夏雲の集いー被爆犠牲者を偲ぶ追悼の会」が開かれ、証言集が朗読され、私も出席者の一人として深い感銘を覚えました。
 このような学院を挙げて行なわれる、長年の平和のための実践が評価され、昨年「谷本 清平和賞」を受賞しました。これまで河本一郎さん、吉永小百合さんや新藤兼人さんなど個人が受賞されましたが、団体としては初めての栄誉を受けました。
 次代を担う子どもたちに、平和と核兵器廃絶の願いと祈りを込めて、「命を尊ぶ教育・平和教育」の意義を改めて確認し、「被爆の原点に立ち返り」ヒロシマに生きる者、広島にある学校として、ここ広島女学院から教職員と園児・生徒・学生そして同窓生が力を合わせて、国内はもとより、広く世界へ発信し、地球市民として平和・共生社会の担い手となることを、広島女学院原爆慰霊碑に誓いました。      2007.8.6

ニコニコBOX

連続100%出席
杉本嘉朗君 25年間 
深瀬 清君  25年間  
碓井静照君  14年間
出�邦彦君   9年間
土肥博雄君   3年間
平松恵一君   2年間
増原重巳君   2年間
結婚記念日
蔭山武人 君 08日 福田 浩 君 16日
トピックス
◎小佐古哲哉君 : 本日H19.8.20(月)11:00 無事事務所開きを行うことが出来ました。私は例会を優先してこちらに残りましたが今後は東京へ足を運ぶ機会が増えそうです。これからも皆様のご指導宜しくお願い致します。
◎緒方俊平君 : 仕事とバカンスを兼ねてフロリダのディズニーワールドに寄りました。ゴルフ場の池にワニがでてきてビックリです。さらにアリの穴を踏むと300匹ぐらいが体中に這ってきてショック死する人もいます。OBを探しにゆくと毒ヘビにかまれます。日本は安全ですね。
◎徳光国弘君 : 昨日の落雷により、TVの千代田区局が停波し、夕方6時頃から、夜9時40分過ぎまで、県北三次地方等で約5万戸余りの世帯のテレビが見れなくなりました。(アナログ)日曜洋画劇場の最終回だったため、RCCには多くの苦情が寄せられました。申し訳ありません。
◎古澤宰治君 : お盆休みに、家族で江田島に海水浴に行きました。久し振りに家族で楽しい時間を過ごしました。これでも少しは黒くなりました。
◎柳川寿子君 : 久し振りに14人家族大集合で、家族旅行を楽しんできました。孫たちの成長も著しくて、2人は中学生。こうして14人が全員集合も、もしかしたら今年が最後かなと思うとこの時間がとても貴重なものに思えました。静かな日常とかけ離れた賑やかな日々、少々疲れましたが心は満ちた足りました。
今日は何の日コーナー
判り次第お氏らせします。

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